
悪の組織「スペクター」とは?
ボンドの過去と宿敵の正体が明らかになる人気シリーズ第24弾。
基本情報
| 原題名 | Spectre |
| 制作国 | イギリス/アメリカ |
| 制作年度 | 2015年 |
| 上映時間 | 2時間28分 |
| 監督 | サム・メンデス |
あらすじ
ジェームズ・ボンドは、前任のMから託された極秘メッセージを手掛かりに、謎の組織「スペクター」の存在を追う。
やがてボンドは「スペクター」の首領と対峙。
命を狙われながらも、組織の核心へと近づいていく。
登場人物とキャスト
| ジェームズ・ボンド [MI6エージェント] 演:ダニエル・クレイグ 生年月日 1968年3月2日 |
| フランツ・オーベルハウザー [「スペクター」の首領] 演:クリストフ・ヴァルツ 生年月日 1956年10月4日 |
| マドレーヌ・スワン [ミスター・ホワイトの娘/医師] 演:レア・セドゥ 生年月日 1985年7月1日 |
| Q [MI6の武器開発係] 演:ベン・ウィショー 生年月日 1980年10月14日 |
| イヴ・マネーペニー [Mの秘書] 演:ナオミ・ハリス 生年月日 1976年9月6日 |
| ミスター・ヒンクス [オーベルハウザーの手下] 演:デイヴ・バウティスタ 生年月日 1969年1月18日 |
| C/マックス・デンビー [MI5(国家安全保障局)のトップ] 演:アンドリュー・スコット 生年月日 1976年10月21日 |
| ミスター・ホワイト [スペクターの幹部] 演:イェスパー・クリステンセン 生年月日 1948年5月16日 |
| ルチア・スキアラ [未亡人] 演:モニカ・ベルッチ 生年月日 1964年9月30日 |
| M [MI6局長] 演:レイフ・ファインズ 生年月日 1962年12月22日 |
感想(ネタバレあり)
ジェームズ・ボンド
あれ?ボンドって性格変わりました?
以前はもっとシリアスだったのに、軽口をたたいたり、女たらしらしい振る舞いが。
やっぱりボンドはこうでなくっちゃね。
シリアス一辺倒だと息が詰まりますから。
けれど、ボンドに振り回されるQとマネーペニーが気の毒でした。
ボンドガール
● ルチア・スキアラ
名高い犯罪者の未亡人ルチアを演じるモニカ・ベルッチは、撮影時50代。
シリーズ史上最高齢のボンドガールです。
今までのボンドガールは、20~30代。
けれど、「イタリアの至宝」と称されるモニカ・ベルッチなので、50代でも美しい。
コルセットとガーター姿が似合う50代は、そう滅多にいません。
とてもいやらしい。
熟女の魅力がだだ漏れでした。
その後のルチアがどうなったのかは不明ですが、フェリックス・レイター(ボンドのアメリカ人の友人)が保護してくれたと信じたい。
● マドレーヌ・スワン
かわいい。
顔だけでなく、名前もかわいい。
だってマドレーヌ・スワンって・・・。
演じるのはフランス出身のレア・セドゥ。
ボンドガールって、フランス人率が高くないですか?
「007/カジノ・ロワイヤル」のエヴァ・グリーン。
「007/スカイフォール」のベレニス・マルロー。
英米人から見ると、フランス人は魅力的に感じるのでしょうか?
さて、マドレーヌもルチアに負けじとキャミソール姿を披露してくれます。
そういう映画じゃないんですけどね。
最初はボンドに嫌悪感を抱いていたマドレーヌも、次第に心を開いていく姿は、ヴェスパーと通じるものがあります。
ヴェスパーといい、マドレーヌといい、ボンドの女性の好みが分かりやすい。
悪役
● ミスター・ホワイト
久しぶりに登場したミスター・ホワイトは、オーベルハウザーに逆らったせいでタリウムを盛られ、余命わずかでした。
逆らった理由が「諜報機関が相手ならいいが、女や子供まで・・・」だなんて、うそくさい。
娘のマドレーヌをボンドに託し、自ら銃で命を絶ちます。
ボンドなら娘を救い、スペクターをつぶせると判断したのでしょう。
● ミスター・ヒンクス
ミスター・ヒンクスは、腕っぷしだけで何とかしようとするタイプの殺し屋です。(演じるデイヴ・バウティスタが元プロレスラーだからなのか?)
見どころは、ボンドと列車内で壮絶なバトルを繰り広げるシーン。
ミスター・ヒンクスが列車から落下する瞬間、「ク〇」とつぶやいたのには笑った!
死ぬ間際の言葉が「ク〇」って・・・ねぇ。
単細胞の男らしい最期!
● C/マックス・デンビー
MI5(国家安全保障局)のトップのCは、各国の監視網を統合する「ナイン・アイズ」という計画を推進します。
もうね、初登場から怪しい。
だって演じるのがアンドリュー・スコット!
人気ドラマ「シャーロック」で、シャーロック・ホームズの宿敵ジム・モリアーティを演じていた彼ですよ。
いい人であるはずがない。
やっぱり「スペクター」と共謀していたことが分かります。
Mとの激しい格闘の末、ビルから転落したC。
実にマヌケな死に方でした。
● フランツ・オーベルハウザー
「スペクター」の首領オーベルハウザーを誰に演じさせるのか、キャスティングが非常に難しい。
ル・シッフル、グリーン、シルヴァを背後で操ってきたラスボスなのですから、そんじょそこらの俳優が演じるわけにはいきません。
かといって、スターのダニエル・クレイグを食ってしまう存在感ありすぎの俳優でも困る。
知名度と演技力がありながら、決して前に出るタイプではない俳優・・・クリストフ・ヴァルツしかいないではありませんか。
彼を起用すると決めたキャスティング・ディレクター、グッジョブです。
さて、オーベルハウザーは何とボンドと義兄弟であることが判明します。
両親が亡くなり孤児となったボンドを、オーベルハウザーの父親が養子に迎えたのです。
しかし、父親がボンドに愛情を注ぐことに嫉妬したオーベルハウザーは、雪崩事故を装って父親を殺害!
嫉妬って・・・意外と器が小さい。
しかし、オーベルハウザーは割とあっけなく逮捕されます。
もっと暴れ回ってほしかっただけに残念。
脇役
● M
Cが仕掛けたMI6とMI5の統合の陰謀に立ち向かうM。
Cとの小学生レベルの言い争いが面白かった!
「Mはmoron(まぬけ)だ」と皮肉るCに対し、「Cはcareless(不注意)だ」と言い返すM。
おじさん同士の低レベルな言い争い・・・いいですねぇ~。
ちなみに今回は、Mが悪役になる可能性もあったらしい。
Mを演じるレイフ・ファインズが反対したため、却下されました。
反対してくれてよかった!
● Q
我らがボンドボーイQとボンドの軽妙なやり取りが、あいかわらず面白い。
ボンドに腕時計を渡すQ。
「何の機能が?」と尋ねるボンドに、「時間が分かる。遅刻を防げる」とドヤ顔。
ボンドが車をローマの川底に沈めてしまった時は、「たかが5億5千万円の車です」とチクリ。
イギリス国民の税金を一瞬でおしゃかにしたボンドに対する嫌味が素敵。
そうそう、今回はQのプライベートが判明。
「家のローンがあり、猫が2匹」ですってよ。
ぜひ自宅に行ってみたい。
● イヴ・マネーペニー
Q同様、マネーペニーのプライベートが垣間見れるシーンがありました。
夜中にボンドの緊急の電話に出るマネーペニー。
ベッドにいた男性は誰?
顔が見えないので分からず。
ボンドから「誰だ?」と聞かれて、「友達よ」と返答するマネーペニー。
「夜中だぞ」と突っ込むボンド。
あれ?もしかして気にしてます?
総評
設定に多少強引さがあったものの、面白かったので終わり良ければ全て良し。
ラストでマドレーヌと共に去るボンド。
あれ?引退したの?
どうせ戻るでしょ。
