映画「ピーキー・ブラインダーズ:不滅の男」感想 ネタバレなし&あり

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トミー・シェルビー最後の戦い。
トミーは永久に不滅です!

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原題名Peaky Blinders:The Immortal Man
制作国イギリス
制作年度2026年
上映時間1時間52分
監督トム・ハーパー

1940年、第二次世界大戦中のイギリス。

ピーキー・ブラインダーズを率いていたトミー・シェルビーは、裏社会から足を洗い、隠居生活を送っていた。

しかし、疎遠になっていた息子デュークがナチスの陰謀に関わっていることを知る。

トミーは再び組織を率い、最後の戦いに挑むのだった。

トミー・シェルビー[「ピーキー・ブラインダーズ」の元リーダー]

演:キリアン・マーフィ
生年月日 1976年5月25日
カウロ・チリクロ [デュークの伯母]

演:レベッカ・ファーガソン
生年月日 1983年10月19日
ジョン・ベケット [ナチスの工作員]

演:ティム・ロス
生年月日 1961年5月14日
エイダ・シェルビー [トミーの妹]

演:ソフィー・ランドル
生年月日 1988年4月21日
デューク・シェルビー [「ピーキー・ブラインダーズ」のリーダー]

演:バリー・コーガン
生年月日 1992年10月18日

「ピーキー・ブラインダーズ」は、2013年から2022年までイギリスで放送された人気ドラマです。(6シーズン、36エピソード)

ハンチング帽に両サイドと後頭部を剃り上げたヘアスタイルを真似するイギリス人男子が続出するほど、ドラマは大ヒット。

今回の映画は、ドラマの完結編になります。

さぁ、主人公トミー・シェルビーの最後の戦いを見届けようではありませんか。

あの登場人物たちは?

● アーサー・シェルビー(シェルビー家の長男)

どうやらトミーが酒に酔って、怒りに任せて殺したらしい。

どうも信じがたい。

何があってもアーサーを守ってきたトミーが、自ら手をかけるなんて・・・。

曖昧な説明だったので、モヤモヤだけが残りました。

アーサーの墓石には、1895年3月14日~1938年12月12日と刻まれていました。

ということは、享年43歳。

意外と若かったんですね。

● エイダ・シェルビー(シェルビー家の長女)

何と議員になっていた!

シェルビー家の女はやはり強い。

けれど、ベケットに殺されてしまいます。

まさかエイダが退場するなんて・・・。

● リビー(トミーの元妻)

その後は描かれず。

風の便りでもいいから、何をしているのか教えてほしかった。

● フィン・シェルビー(シェルビー家の四男)

その後は描かれず。

トミーの弟なのだから、和解してほしかった。

● チャールズ・シェルビー(トミーの息子)

あの幼かったトミーとグレースの息子が、北アフリカの最前線に・・・。

どうか生きていてほしい。

● アルフィー・ソロモンズ(ユダヤ人ギャング)

その後は描かれず。

もう生きてなさそう。


リビー、フィン、アルフィーのその後が描かれなかったのは残念。

アーサーに関しては、自殺という設定にしてほしかったです。

トミー・シェルビー

あいかわらずモテモテのトミーを想像していたら大間違い。

ピーキー・ブラインダーズから身を引き、隠居生活を送っていました。

トミーの周りに、珍しく女子がいない。

これはチャンス。(ほとんどの女子がそう思ったはず)

引きこもっているトミーも、また素敵ではありませんか。

ぜひ身の回りの世話をさせていただきたい。

いや、待てよ。

ライバルが1人。

ジョニーがトミーのお世話をしているではありませんか。

振り返ると、いつもトミーのそばにいたジョニー。

まさか美女ではなく、ジョニーがライバルになるなんてね・・・。

さて、トミーは息子のデュークを救うために、再び立ち上がります。

ガリソン・パブでのシーンがとにかく最高!

若者の男が何とトミーに罵詈雑言を浴びせるんですよ。

「戦争に行ってない腰抜け」(ちょっと、ちょっと、やめときなってば)

「さっさとレコードをかけろ」(トミーを怒らせないで~)

「トミー・シェルビーって誰だよ」(あわわ・・・)

パブの従業員はカウンターの下に隠れちゃっています。

手りゅう弾のピンを抜いて、若者の胸元に入れるトミー。

外へ飛び出した若者はドカン。

ほら、言わんこっちゃない。

けれど、あいかわらずトミーらしくて素敵でした。

しかし、トミーにもとうとう最期の日が・・・。

トミーの死は予想してはいたものの、実際に目の当たりにしてしまうとやはり悲しい。

ベケットに撃たれ、瀕死のトミーはデュークにこう言います。

「俺は馬だ。おまえがやれ。馬のためにやれ」

馬を心から愛していたトミー。

苦しんでいる馬に対し、安楽死させるよう促したのです。

そして、トミーの最期の言葉が「凍てつく真冬に」

悲しいけれど、トミーはようやく安らぎを得られたと思いたい。

「凍てつく真冬に」In the Bleak Midwinter
イギリスの女流詩人クリスティーナ・ロセッティ(1830~1894年)が、1872年に発表。
この詩はクリスマス・キャロルとして知られており、イエス・キリストの誕生を描写している。

デューク・シェルビー

1940年、ナチス政府は3億5千万ポンドの紙幣を偽造し、イギリス経済に流通させようとたくらみます。

大量の偽札でイギリス経済を崩壊させ、ドイツに勝利を導くことが目的でした。

そして、その計画に手を貸すのがピーキー・ブラインダーズ!

デュークはナチスの工作員ベケットと手を組みます。

攻撃的で冷酷な面はトミーそっくり。

しかし、トミーほどの知性と冷静さは持っていません。

次第にベケットの操り人形になってしまいます。

そこで助け舟を出すのがトミー・シェルビー。

常に数手先を読んで行動するトミー。

やはり親父の背中は大きい。

トミー亡き後、ピーキー・ブラインダーズはどうなってしまうのか?

組織を率いるには、ビジネスの才能も必要ですから。

トミーの古参の部下がデュークを支えてくれたらいいけれど、皆さん、もう年寄りですからね。

頼みの綱は伯母のカウロ?

トミーいわく「ポリーみたいな女」だそうで。

カウロがポリーのような役割を果たしてくれたら大丈夫かも。

中途半端だった新キャラクター

新キャラクターとして、デュークの伯母であるカウロ・チリクロと、ナチスの工作員ジョン・ベケットが登場します。

カウロ役にレベッカ・ファーガソン、ベケット役にティム・ロスという豪華キャストをそろえていながら、その魅力があまり生かされていませんでした。

これは駆け足になってしまったのが原因でしょう。

カウロにはもっとトミーを翻弄してほしかった。

ベケットは悪党としての見せ場があまりなかった。

映画版の評価がそれほど高くなかったのもうなづけます。

終わってしまいましたね・・・とうとう終わってしまいました。

え?まだ終わってないって?

新シリーズの制作が決定。

舞台は1950年代で、デューク・シェルビーが主役の物語になります。

しかし、気になったのがデュークの配役。

バリー・コーガンではなく、ジェイミー・ベルがデュークを演じることになっているではありませんか。

何で?

まぁ、いいです。

トミー・シェルビーのいないピーキー・ブラインダーズは、カミソリの刃を仕込んでいないハンチング帽と同じですから。

正直に言うと、トミーガールにはなっても、デュークガールにはならないのは確か。

一応、新シリーズが放送されたら見てみますけど。(なぜか上から目線)

そうだ、フィンが復讐を果たしにやって来るなんて展開になったら面白いかも。