ドラマ「ジ・オファー/ゴッドファーザーに賭けた男」感想 ネタバレなし&あり

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映画「ゴッドファーザー」の誕生秘話を楽しめるドラマです。
事実は映画よりも奇なり?

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原題名The Offer
制作国アメリカ
制作年度2022年
エピソード数10エピソード

1970年代初頭のハリウッド。

映画プロデューサーのアルバート・ラディは、ベストセラー小説「ゴッドファーザー」の映画化を任される。

しかし、一筋縄ではいかない多くの障壁が待ち受けているのだった。

アルバート・ラディ [ゴッドファーザーのプロデューサー]

演:マイルズ・テラー
生年月日 1987年2月20日
ロバート・エヴァンス [パラマウント・ピクチャーズの制作トップ]

演:マシュー・グード
生年月日 1978年4月3日
フランシス・フォード・コッポラ [ゴッドファーザーの監督]

演:ダン・フォグラー
生年月日 1976年10月20日
チャールズ・ブルードーン [パラマウント・ピクチャーズの親会社「ガルフ&ウエスタン」のCEO

演:バーン・コーマン
生年月日 1974年9月1日
バリー・ラピダス [ガルフ&ウエスタンの幹部]

演:コリン・ハンクス
生年月日 1977年9月24日
ジョー・コロンボ [マフィアのボス]

演:ジョヴァンニ・リビシ
生年月日 1974年12月17日
ベティ・マッカート [アルバートの秘書]

演:ジュノー・テンプル
生年月日 1989年7月21日

このドラマは、映画「ゴッドファーザー」がどのようにして制作されたのか、その舞台裏を描いた実話ベースの作品です。

マフィアの圧力、スタジオの反対、キャスティング問題など、撮影現場はトラブルだらけ。

名作映画が完成するまでの紆余曲折が描かれており、見ごたえは十分です。

ここで気になるのは、ドラマと映画のどちらを先に見るべきかということ。

ドラマから見ても十分楽しめますが、個人的には映画から見るのがおすすめです。

なぜなら、映画の名ーンが随所に散りばめられているので、より深く楽しむことができます。

事実は映画よりも奇なり?を地で行くドラマを楽しもうではありませんか。

アルバート・ラディ

アルバート・ラディ(1930年~)は、映画「ゴッドファーザー」を世に送り出したプロデューサーです。

マフィアとの交渉、予算の制約、キャスティングの難航、スタジオとの摩擦など、完成するまでの道のりは前途多難。

プロデューサーの仕事がよく分からないアルのガールフレンドが、撮影現場を見学した後に放った「あなたはサーカスの団長ね」という一言が的を得ていて面白い。

マフィア、スタジオ、監督といった猛獣を操るサーカス団長のアル。

プロデューサーは大変です。

見事にアカデミー賞作品賞を獲得したアルは、自分の映画を作りたいという理由で、続編の制作を断ります。

しかし、失礼ながら、その後のアルの作品はパッとしないものばかり。

晩年になってようやく「ミリオンダラー・ベイビー」(2004年)で2度目のオスカーを獲得しました。

「ミリオンダラー・ベイビー」
監督 クリント・イーストウッド
出演 クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン
あらすじ 年老いたボクシングトレーナーが、ボクサーを目指す女性と出会い、彼女を育てていく物語。ラストに絶句。

ロバート・エヴァンス

ロバート・エヴァンス(1930~2019年)は、パラマウント・ピクチャーズの制作トップです。

数々の名作映画の製作に携わった切れ者なのですが、私生活は波乱万丈!

7回の結婚と離婚。

作中にも登場した俳優のアリ・マッグローとは1969年に結婚し、1973年に離婚しています。(ドラマには登場しませんでしたが、2人の間には1子あり)

アリ・マッグローは離婚後、大スターのスティーブ・マックイーンと結婚。(しかし、結婚生活は5年しか続かず)

業界の大物エヴァンスや大スターのマックイーンと結婚だなんて・・・ハハ~ン。(この「ハハ~ン」の意味、察して下さい)

その後もエヴァンスは、コカインの違法取引で有罪判決を受けるなど、何かと世間の注目を浴びました。

フランシス・フォード・コッポラ

フランシス・フォード・コッポラ(1939年~)は「ゴッドファーザー」の映画監督です。

配役、シチリアロケ、上映時間を巡って、ことあるごとにスタジオと対立するコッポラ。

しかし、最終的には全ての意見が通るというミラクルが起こります。(全部アルのおかげ)

主役がアル・パチーノでよかった。(もはやアル・パチーノ以外は考えられない)

シチリアロケを敢行できてよかった。(シチリアの壮大な景色は欠かせない)

上映時間が短くならなくてよかった。(当初はシチリアのシーンがカットされるところだった。冗談じゃない。アポロニアの爆死は名シーンなのに)

コッポラは監督賞を受賞することができませんでした。

しかし「2」で念願の監督賞を受賞。

ハリウッドを代表する巨匠の一人となりました。

ジョー・コロンボ

ジョー・コロンボ(1923~1978年)は、実在したマフィアです。

マフィアなのに(なのにというのも変な話ですが)「ゴッドファーザー」の制作に協力的。

”マフィア”という言葉を脚本から削除させただけで、金銭を要求するようなことはしませんでした。

アルとも次第に友好的な関係を築きます。

しかし、銃撃を受けて意識不明に。

コロンボは映画の完成を見届けることなく、意識が回復しないまま、1978年にこの世を去りました。

「ゴッドファーザー」・・・見せてあげたかったな。

ベティ・マッカート

アルの秘書ベティ・マッカート(1932~2013年)が最高!

マフィアのボスのコロンボや「ガルフ&ウエスタン」のCEOチャールズ・ブルードーンといった権力者相手に物言うベティがかっこいい。

アルとは上司と部下という関係を超えた友情が胸アツです。

一番好きなシーンは、やはりチャーリーとの絡みでしょう。

ベティを前にすると、ご機嫌なチャーリー。

チャーリーは度々ベティを飲みに誘いますが、下心がないのがいい。

ベティが酔っ払ってバリー(チャーリーの部下)にくだを巻くシーン。

バリーの後ろでその様子を見ていたチャーリーの、ニッコニコの笑顔!

やんちゃな娘に目尻が下がりっぱなしのお父さんといった感じでした。

ベティはアルの秘書を辞め、エージェントになる第一歩を踏み出します。

史実では、エージェントとして成功を収めたベティ。

ジョージ・クルーニー、アンソニー・クイン、トム・セレックなど、数々の俳優の代理人を務めました。

そして、2013年、81歳でこの世を去ります。

1970年代のハリウッドは男社会。

そんな中で成功を収めたベティの生涯に拍手!

アル・パチーノは身長が低い?

面白かったのは、ほとんどの人がアル・パチーノの身長の低さに文句を言っていたこと。

そこまで言わなくてもいいんじゃないかって思うくらいのボロクソ。

調べてみたら、アル・パチーノの身長は168cm。

ち・・・ちっちゃ!

そりゃ「チビで無名の俳優」呼ばわりしますよ。

存在が大きいと、身長が低く感じないものなんですね。

ハリウッドでは、身長が低くても活躍している俳優はいます。

170cm以下の有名俳優は?

ジョー・ペシ(163cm)「グッド・フェローズ」でアカデミー賞助演男優賞を受賞。
「ホーム・アローン」のおマヌケ泥棒役でもおなじみ。
マイケル・J・フォックス(165cm)「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズで一躍人気スターに。
ダニエル・ラドクリフ(165cm)「ハリー・ポッター」シリーズの主人公ハリー役でおなじみ。
ダスティン・ホフマン(167cm)「レインマン」でアカデミー賞主演男優賞を受賞した名優。
イライジャ・ウッド(168cm)「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの主人公フロド役でおなじみ。
ジャック・ブラック(168cm)個性強すぎなコメディアン俳優。
代表作「スクール・オブ・ロック」
トム・クルーズ(170cm)「ミッション:インポッシブル」シリーズなど代表作は多々あり。
本当は170cmもないという噂も。
ジェームズ・マカヴォイ(170cm)「XーMEN」シリーズのプロフェッサーX役でおなじみ。
ロビン・ウィリアムズ(170cm)「グッド・ウィル・ハンティング」でアカデミー賞助演男優賞を受賞。
マーティン・フリーマン(170cm)「ホビット」シリーズの主人公ビルボ役でおなじみ。
「シャーロック」ではシャーロック・ホームズの相棒ジョン・ワトソン役でブレイク。

「ゴッドファーザー」公開50周年を意識した記念すべき作品。

ファンの人は大いに楽しめ、未見の人は絶対に「ゴッドファーザー」を見たくなること間違いなしのドラマでした。