ドラマ「リプリー」感想 ネタバレなし&あり

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犯罪者のリプリーに感情移入してしまう?
ラストにあ然となるサスペンスドラマが面白い。

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原題名Ripley
制作国アメリカ
製作年度2024年
エピソード数8エピソード

1961年、ニューヨーク。

詐欺や文書偽造で生計を立てる男トム・リプリーは、資産家グリーンリーフから、イタリアにいる道楽息子ディッキーを連れ戻してほしいと依頼される。

イタリアに渡ったリプリーは、ディッキーと出会い、次第に彼に対して複雑な感情を抱くようになる。

トム・リプリー [詐欺師]

演:アンドリュー・スコット(1976年10月21日生まれ)


アンドリュー・スコットを一躍有名にした作品といえば、大人気英国ドラマ「シャーロック」のジム・モリアーティ役でしょう。

シャーロックの最大のライバルとして登場し、強烈な印象を残しました。

今作では堂々の主役。

主役ですよ。

主役なんて意外だと思っていましたが(失礼ですよ)作品を見ると、なるほど納得です。

「シャーロック」で共演したベネディクト・カンバーバッチも、アンドリューの演技を絶賛したほどです。

マージ・シャーウッド [ディッキーの恋人]

演:ダコタ・ファニング(1994年2月23日生まれ)


ダコタ・ファニングは、名子役として世界的に注目されました。

美しい大人の女性として成長した現在も、実力若手俳優として高い評価を得ています。

妹のエル・ファニングも人気の俳優。

2人共、人気があってブロンド美人って・・・ずるいぞ。

ディッキー・グリーンリーフ [道楽息子]

演:ジョニー・フリン(1983年3月14日生まれ)


ジョニー・フリンは、俳優、ミュージシャンとしても活躍。

子供の頃に、犬にかまれて顔に傷が残ってしまったというエピソードが。

モノクロだったからなのか、全然気づきませんでした。

フレディ・マイルズ [ディッキーの友人]

演:エリオット・サムナー(1990年7月30日生まれ)


エリオット・サムナーは、今作では男性の役を演じていましたが、実際の性別は女性です。

あの有名ミュージシャンであるスティングの娘で、自身もミュージシャンとして活動しています。

「リプリー」は、パトリシア・ハイスミスの小説を原作とした作品です。

過去には「太陽がいっぱい」(1960年。アラン・ドロン主演)

「リプリー」(1999年。マット・デイモン主演)が映像化されました。

今作の「リプリー」は、全編モノクロ映像で描かれています。

最初はモノクロってどうなんだろうと危惧しましたが、これが素晴らしかった!

モノクロにすることによって、緊張感と不気味さを演出することに成功しています。

ケチな詐欺師のリプリーは、資産家グリーンリーフから息子のディッキーを連れ戻すよう依頼されます。

イタリアに渡ったリプリーはディッキーと出会い、そこで嘘と罪を重ねていくことに。

しかし、犯罪者でありながら感情移入してしまうキャラクターで、彼の犯罪が暴かれないかハラハラしてしまいます。

ラストはあっと驚く展開が待ち受けるサスペンスドラマです。

そして幸運の女神がリプリーに微笑んだ

主人公とはいえ犯罪者。

けれど、気がつけばリプリーに肩入れしてしまっているという不思議な作品です。

ディッキーをボートの上で殺害後、彼に成り済ますリプリー。

しかし、3人の人物がリプリーをピンチに追い込みます。

まず1人目は、ディッキーの恋人のマージ。

マージは最初からリプリーに対して不信感を抱いていました。

(そりゃそうよね。どう見ても怪しい中年男ですもの。受け入れたディッキーが、世間知らずのお坊ちゃますぎる)

行方不明になったディッキーの居場所を聞き出そうと、リプリーを質問攻めにします。

それを口八丁でかわすリプリー。

しかし、マージがベネチアにいるリプリーの元にやって来て、ディッキーの指輪を見つけた時は、さすがにハラハラしました。

マージだけは殺さないでほしい。

だってダコタ・ファニングだから。(どんな理由よ)

結局「ディッキーは戻る気がなかったのね」というマージの勝手な解釈のおかげで、殺されずに済みました。

マージの頭がカチ割られなくてよかった・・・。

そして2人目は、ディッキーの友人フレディ。

彼もマージ同様、リプリーを訝しんでいました。

しかし、マージとは違って、リプリーの正体を見破ります。

そのせいで撲殺されるフレディ。

ここからのリプリーの行動が無計画で、肝を冷やしました。

夜中にフレディの遺体をエレベーターで運ぶというのが無謀ではありませんか。

フレディに帽子をかぶせて、酔っ払いのふりをさせる作戦・・・無理があります。

しかし、途中でエレベーターが止まってしまうというハプニングが。

仕方なく階段を使って、遺体を引きずるリプリー。

ちょっと、ちょっと、これって住人に遭遇してしまったら完全にアウトです。

なぜバラバラ遺体にして運ばない?

その方が安全でしょうが。

けれど、まんまとフレディの遺体を遺棄することに成功するのですから、いやはや、かなりの強運の持ち主です。

そして最後はラビーニ警部補。

ディッキーに成り済ましたリプリーとラビーニの駆け引きが、実にスリリングでした。

フレディの殺害に関与しているのではないかと疑うラビーニ。

ラビーニの質問をしれっとかわすリプリー。

(私だったら心臓バクバク。ついさっき、バラバラ遺体にすれば?と書いた人間がよく言うよ)

結局証拠がなく、軍配はリプリーに。

そしてベネチアに逃亡したリプリーは、ディッキーとしてではなく「トム・リプリー」としてラビーニと対峙します。

ラビーニにバレないようにカーテンを閉めて、部屋を暗くして、カツラを被って・・・。

こんな子供だましに、ラビーニがだまされるわけが・・・あれ?全然気づいていない!

確かに見事な変装ですよ。

しかし、部屋が暗い時点で怪しいと思いませんか?

しかも、最後は握手までしているのに気づかない。

もしかしてラビーニって・・・マヌケなんですか?

今回も軍配はリプリーに。

リプリーが逮捕されてしまうのではないかという心配は杞憂でした。

まさか逃げ切るだなんて・・・。

トリビア

最終話に、名優ジョン・マルコヴィッチが「リーブス」というキャラクターでゲスト出演しています。(リプリーに偽造パスポートを渡す男の役)

ジョン・マルコヴィッチは、2002年の映画「リプリーズ・ゲーム」でトム・リプリーを演じていました。

かつてのトム・リプリーが、トム・リプリーに手を貸す・・・。

何とも心憎い演出です。

① 原作「太陽がいっぱい」(1955年)

映画「太陽がいっぱい」(1960年)アラン・ドロン主演
映画「リプリー」(1999年)マット・デイモン主演
ドラマ「リプリー」(2024年)アンドリュー・スコット主演

② 原作「贋作」(1970年)

映画「リプリー暴かれた贋作」(2005年)バリー・ペッパー主演

③ 原作「アメリカの友人」(1974年)

映画「アメリカの友人」(1977年)デニス・ホッパー主演
映画「リプリーズ・ゲーム」(2002年)ジョン・マルコヴィッチ主演

④ 原作「リプリーをまねた少年」(1980年)

⑤ 原作「死者と踊るリプリー」(1991年)

ディッキーがフレディを殺害し、その後自殺するという筋書きを作り上げたリプリー。

その嘘にコロリとだまされるマージ、ラビーニ、ディッキーの両親。

もうお見事としか言いようがありません。

リプリーは「ティモシー・ファンショー」になり、偽造パスポートを使ってイギリスへ。

その後、ラビーニの元にマージの本が届きます。

ページを開くと、そこには本物のディッキーの写真が・・・。

写真を凝視するラビーニの顔といったら!

しかし、時すでに遅し。

ストーリーはここで幕切れとなります。

イギリスに渡ったリプリーは、また嘘と罪を重ねて生きていくんでしょうね。

続きが気になるのですが、続編の予定は全くありません。

頼むっ、作ってくれ!

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