ドラマ「ラッキー」感想 ネタバレなし&あり

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運(ラッキー)だけじゃ生き残れない。
アニャ・テイラー=ジョイが逃げる!追う!反撃する!

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原題名Lucky
制作国アメリカ
制作年度2026年
エピソード数7エピソード

詐欺師のラッキーは、夫のケリーと共に1000万ドルを手に入れることに成功する。

ところが翌朝、目を覚ますと、ケリーも現金も跡形もなく消えていた。

一夜にして全てを失ったラッキーは、FBIと裏社会の両方から追われる身となり、命懸けの逃亡生活を送ることになる。

ルシアナ・”ラッキー”・アームストロング [詐欺師]

演:アニャ・テイラー=ジョイ
生年月日 1996年4月16日
プリシラ・マスターソン [裏社会の幹部/ラッキーの義母]

演:アネット・ベニング
生年月日 1958年5月29日
ジョン・アームストロング [ラッキーの父]

演:ティモシー・オリファント
生年月日 1968年5月20日
ビリー・ランド [FBI捜査官]

演:アーンジャニュー・エリス=テイラー
生年月日 1969年2月21日
ハリス・ダッチ [プリシラの右腕]

演:クリフトン・コリンズ・Jr
生年月日 1970年6月16日

ストーリーは単純明快。

詐欺師のラッキーが、FBIと裏社会の両方から追われることになるという物語です。

ラッキーを演じるのは、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのアニャ・テイラー=ジョイ。

彼女が主役でなければ、途中で視聴するのをやめていたかもしれません。

それほど、スターの存在感で押し切った作品になっています。

決して美人とは言えない。

爬虫類系の顔立ちで、目は少し離れている。

だからこそ、抜群の存在感を放っています。

元モデルだけあってスタイルが良く、何を着てもさまになる。(ピンクのへそ出しTシャツがすごかった!他の人が着ると失笑もの。アニャだから許せる。本編でぜひ確認してほしい)

アニャの、アニャによる、アニャのためのドラマ。

はっきり言って、アニャを見るだけの作品です。

けれど、それでもいいじゃないですか。

アニャを堪能しましょうよ。

自分の人生を決めるのは自分自身

ラッキーとプリシラは、男に人生の主導権を握られているという点で同じです。

ラッキーは幼少期から、父ジョンに詐欺師としてのテクニックをたたきこまれてきました。

それ以外の選択肢を与えられなかったため、大人になった今でも父親に言われるがままに行動します。

事の発端は、ジョンが裏社会のボスであるウェインのお金1000万ドルを盗んだことから始まります。

刑務所にいるジョンの代わりに、ラッキーと夫のケリーが、ラスベガスの倉庫に隠してあった1000万ドルを手に入れることに。

しかし、翌朝目覚めると、ケリーはお金を奪って逃亡していました。

後にそれがラッキーを守るためだったと判明しますが、カーチェイスの末、ケリーは命を落とします。

ジョンがお金を盗んだせいで、ラッキーはFBIからも裏社会からも追われる羽目に。

普通なら父親を恨んでもいいはずなのに、決して見限ったりしない。

父親を愛していたから、恨むことができなかったのです。

けれど、ジョンはラッキーを裏切ります。

娘を愛してはいたけれど、それ以上に利益を優先したのです。

ラッキーはお金と父親を捨て、自由な人生を選ぶことに。

今まで父親が握っていた人生の主導権を取り戻すのです。

アニャ・テイラー=ジョイの好演もあり、すがすがしいラストでした。

一方のプリシラも、ボスのウェインに対しては従順で、完全な主従関係にありました。

昔は恋人関係で、息子のケリーはウェインとの間にできた子供。

しかし、ケリーの死に無関心なウェインに、いら立ちを募らせます。

そして、ウェインが自分を単なる駒だと思っていたことが分かり、ラッキーでなく彼を射殺するのです。

なぜラッキーを助けたのか?

ラッキーを自分に重ね合わせていたに違いありません。

男に支配されているという点では同じですから。(なぜケリーがラッキーと結婚したのか?息子は母親に似た人を好きになると言います。だからラッキーのことを好きになったのかも)

プリシラはラッキー同様、支配から自分で決断して抜け出します。

プリシラを演じたのは、40年以上のキャリアがあり、アカデミー賞に5度ノミネートされた実力派俳優のアネット・ベニング。

アネットのかっこよさが光った作品でもありました。

気になったこと

● シードフレーズ

ケリーは1000万ドルを暗号通貨に換えます。

アクセスするにはシードフレーズが必要。

12個の英単語で構成されたシードフレーズがこれ。

① Apple(リンゴ)

② Hamster(ハムスター)

③ Karma(カルマ)

④ Snow(雪)

⑤ Holiday(休暇)

⑥ Sunset(夕焼け)

⑦ Pledge(誓約)

⑧ Turkey(トルコ)

⑨ Identity(自己認識)

⑩ Purpose(目的)

⑪ Fossil(化石)

⑫ Mushroom(マッシュルーム)

おや?

おやおや?

皆さん、気づきました?

一番目の英単語がAppleではありませんか。

Apple TVだからApple・・・。

これにはちょっと笑ってしまいました。

● 絶対好きだよね?

プリシラの右腕のダッチって、絶対彼女のことが好きですよね?

プリシラへの服従以上の感情がチラホラ。

彼女のことを常に気にかけているではありませんか。

最終話では、プリシラに家に残るよう指示されていたにもかかわらず、こっそり駆け付けます。

そして、ウェインの手下たちがプリシラに銃を向けた瞬間、彼らを殺してプリシラを守ります。

「家にいてって言ったのに」というプリシラに対し「本気だと思わなかった」ときざなセリフをかますダッチ。

これはプリシラでなくても思わずにやけてしまいます。

ただ、プリシラはダッチのことを最も信頼できる右腕としか見ていないようですけどね。

アニャ・テイラー=ジョイの存在感が光った作品でした。

しかし、前半は人物関係や事件の背景が分かりにくかったという点も。

全7話のドラマではなく、映画にした方がもっと面白くなったかもしれません。