映画「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」感想 ネタバレあり

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インディがキリストの聖杯を巡って、再びナチスと対決する大ヒットシリーズ第3弾。

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原題名Indiana Jones and the Last Crusade
制作国アメリカ
制作年度1989年
上映時間2時間7分
監督スティーヴン・スピルバーグ

1938年、インディ・ジョーンズは父ヘンリーが聖杯の研究中に失踪したことを知る。

ヘンリーを救うため、インディは父の残した手がかりを頼りに聖杯を探すことに。

しかし、聖杯の力を狙うナチスも動き出しており、インディは彼らとの争いに巻き込まれるのだった。

インディアナ・ジョーンズ [考古学者/冒険家]

演:ハリソン・フォード
生年月日 1942年7月13日
ヘンリー・ジョーンズ [考古学者/インディの父親]

演:ショーン・コネリー
生年月日 1930年8月25日
エルザ・シュナイダー [考古学者]

演:アリソン・ドゥーディ
生年月日 1966年11月11日
若き日のインディアナ・ジョーンズ

演:リヴァー・フェニックス
生年月日 1970年8月23日

リヴァー・フェニックスはミスキャスト?

若き日のインディ・ジョーンズを演じているのがリヴァー・フェニックスなのですが・・・何か違う。

撮影時は18歳だったリヴァーが、12歳のインディを演じるのは無理があります。(ボーイスカウト姿も似合っていなかった)

それに、繊細な少年のイメージが強いリヴァー。

冒険好きの少年には見えず、違和感しかない。

しかし、映画「モスキート・コースト」(1986年)でリヴァーと共演したハリソン・フォードの推薦だったそう。

スーパースターの推薦を断るわけにもいかなかった?

お約束ネタ

● ヘビ

インディがヘビ嫌いになった理由が明らかに。

少年時代、盗賊から十字架を奪い、サーカス列車に逃げ込みます。

しかし、無数のヘビがいる箱に落ちてしまったことでトラウマに。

ヘビだけでなく、むちを使用するようになったきっかけ、帽子の由来、あごの傷の理由まで明らかになるのですから、ファンサービス満点。

● スター・ウォーズ

1作目、2作目と「スター・ウォーズ」ネタが登場しましたが、今回は?

インディとアメリカ人の富豪ウォルター・ドノバンが会話をしているシーンに注目。

ドノバンの妻が部屋に入ってきた時、背後から「スター・ウォーズ」のダースベイダーのテーマが聞こえてきます。

ダースベイダーのテーマを流すということは、ドノバンが悪役であることを暗示していた?

ヘンリー・ジョーンズ!

いやぁ~、インディの父親ヘンリー・ジョーンズが最高です。

演じているのが、大スターのショーン・コネリー!

映画「007」の初代ジェームズ・ボンドであり、映画「アンタッチャブル」(1987年)でアカデミー賞助演男優賞を獲得した名優です。

まさかショーン・コネリーがコミカルな演技をするなんて!

頑固でちょっと抜けているヘンリーを喜々と演じていて、とても面白いです。

撮影時は50代後半!だったショーン・コネリー。

えっ・・・50代?

老けていますね・・・。

さて、ヘンリー・ジョーンズのコメディとシリアスのバランスを堪能できるシーンがこちら。

● 寝言

ヘンリーがインディに、エルサがナチスのスパイだと告げるシーン。

インディ「なぜ彼女がナチだと?」

ヘンリー「寝言でそう言った」

ヘンリーを二度見するインディ。

ニンマリ顔のヘンリー。

どういう顔?

● 息の合わない2人

インディとヘンリーは背中合わせで縛られます。

ヘンリーがライターでロープを焼こうとするも失敗。

カーペットに火が移り、部屋が火の海になってしまいます。

椅子に縛られた状態で、暖炉に逃げ込む2人。

しかし、暖炉のレバーで回転扉が作動し、隣の作戦室へ。

その時のナチスの女性将校の顔!

笑顔でやり過ごす2人が最高に面白い。

2人共、全く息が合っていない。

● 逃亡する2人

複葉機に乗り込んだ2人。

インディが操縦し、ヘンリーが後部座席の機関銃で敵機に応戦します。

しかし、尾翼を誤射して不時着。

それを敵機の仕業にしてしまうヘンリー。

だって本当のことを言ったら、息子に叱られるじゃない。

● 傘

敵機に狙われて絶体絶命の2人。

そんな時、ヘンリーが傘を開閉しながら鳥を飛び立たせ、敵機を墜落させます。

なぜいつも傘を持ち歩いていたのか不思議だったのですが、なるほど、ここにつながるわけですね。

● インディアナ

インディが聖杯を取ろうとした時、ヘンリーは初めて息子を「ジュニア」ではなく「インディアナ」と呼びます。

この一言でインディは父の手を握り、崩壊する寺院から脱出します。

そして、ヘンリーがかました決めぜりふ。

「何か得たものが?」とインディが尋ねると「”光”を得た」と答えるのです。

”光”とは親子の絆。

聖杯はただの宝物。

親子の絆こそが宝物だなんて・・・。

今までのおっちょこちょいぶりが帳消しになったではありませんんか。

聖杯は存在するのか?

聖杯はイエスが最後の晩さんに用いた杯であり、十字架上のイエスが流した血を受けた杯でもあります。

さて、聖杯は存在するのか?

複数の聖杯を自称する遺物が存在しますが、いずれも証明はされていません。

今さら本物かどうかを見極めるのは不可能でしょう。

映画の中では聖杯で飲む者には永遠の命が与えられるという設定で、富豪のウォルター・ドノバンやナチスがそれを狙います。

ここでおや?と思ったことが。

聖杯で水を飲んだインディとヘンリーは、永遠の命を手に入れたのか?ということです。

(2人共、私利私欲のために飲んだのではありません。ドノバンに撃たれたヘンリーを助けるため、インディは本物の聖杯を見極める必要があった)

実は聖杯を外に持ち出すと、永遠の命を得られないという決まりが。

インディとヘンリーは、聖杯を持ち出さず寺院を出たため、永遠の命を得ることはできなかったのです。

それ故、たとえナチスが聖杯を手にしたとしても、結局は無駄骨だったというわけです。

インディと父ヘンリーのコミカルな掛け合いは、シリーズ屈指の面白さでした。

コミカルなだけでなく、アクションあり、親子愛ありと三拍子そろった映画でした。