ドラマ「ダウン・セメタリー・ロード」感想 ネタバレなし&あり

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おばさんコンビが政府の陰謀を暴くドラマが面白い!
おばさんをなめたら痛い目に遭います。

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原題名Down Cemetery Road
制作国イギリス/アメリカ
制作年度2025年
エピソード数8エピソード

オックスフォード郊外の町で爆発事件が発生し、5歳の少女が行方不明になる。

隣人のサラ・トラフォードは、私立探偵ゾーイ・ボームと共に少女を探しているうちに、イギリス政府の陰謀に巻き込まれる。

ゾーイ・ボム [私立探偵]

演:エマ・トンプソン
生年月日 1956年4月15日
サラ・トラフォード [美術修復士]

演:ルース・ウィルソン
生年月日 1982年1月13日

「ダウン・セメタリー・ロード」は、性格が正反対の2人のおばさんが活躍するミステリードラマです。

おばさん2人が主人公?

見るのをやめておこう・・・なーんて思ったそこのあなた!

言っておきますが、普通のおばさんじゃありません。

実力派俳優のエマ・トンプソンとルース・ウィルソンが出演しているので、見る価値は十分にあります。

イギリス政府の陰謀を暴こうと奮闘するおばさん2人の活躍を、一緒に楽しもうではありませんか。

おばさん2人のバディ・ドラマが胸アツ!

私立探偵ゾーイと美術修復士サラは、性格が正反対です。

ゾーイはクールで、毒舌で、理論的に物事を考えるタイプ。

数々の毒舌を放ちますが、一番気に入ったセリフがこれ。

「医者の7割は人間嫌いのクソ野郎」

よくぞ言ってくれた!

本当のことを言ってくれて、ありがとうございます。

一方のサラは、情緒不安定で、お人好しで、直感で動くタイプ。

美術修復士という設定が全く生かされていないのが面白い。

それに、あのダサいファッション。

安物のレオパード柄のジャケットにピンクのジャージのズボンって・・・。

あんなダサい服を着こなせるなんて、ある意味素晴らしい。

最初は反発しあっていた2人ですが、ダイナを奪還するために手を組むという、バディドラマあるあるの展開。

この2人を見ているだけで楽しいドラマでした。

愛すべきコミカルキャラ

イギリスのドラマは、コミカルなキャラを登場させるのがうまいです。

● 1人目 ハムザ・マリク

国防省に入れたのが不思議なくらいおマヌケです。

しかも、情報・脅威担当って・・・。

上司の「C」と並ぶと、巨人と小人。

あのキャラで暗殺命令を下すなんて、ギャップがありすぎです。

最終話でサラを撃とうとしたら、銃が暴発して自分の手が吹っ飛んじゃった!

退場するのは惜しいキャラなので、これくらいのバチで十分。

● 2人目 ウェイン

ゾーイにこき使われるウェイン。

ゾーイとの掛け合いが、オカンと息子みたいで面白い。

ハッカーとしての腕はすごいので、シーズン2にも登場してほしい。

● 3人目 ジェラルド

典型的な嫌味な金持ち男。

もっとストーリーに絡んでくるのかと思ったら、何の関係もなかった。

奥さんはいい人。(サラに高級車を貸してくれたし)

● 4人目 サム

ホテルのフロント係のサムが、とぼけたキャラで面白い。

エイモスに殺されなくてよかったよ。

チョイ役なのに印象に残るってすごい。

● 5人目 ドニー

船長のドニーはスコットランド出身で、とにかくイギリス人が大嫌い。

イギリス人のゾーイとサラを毛嫌いします。

しかし、島でイギリス政府が悪事を働いていると知ると、急に2人に協力するのが面白い。

(スコットランドは1707年にイギリスに合併されたという歴史が。そのためイギリス人にあまり好意的でないスコットランド人もいるようです)

欧米ギャグが分からない

● 第4話のサラとダウニーの会話

ダウニー「暗証番号は?」

サラ「8008」

ダウニー「BOOB」

サラ「私、ユーモアのセンスがあるの」

「8008」は英語圏では、いたずらやジョークで使用されるようです。

「8008」が「BOOB」(おっぱいという意味)に見えるので。

確かに・・・。

サラってば、お下品よ。

● 第5話の「C」とロス国防大臣の会話

ロス「あなたはケイト・モス」

C「というと?」

ロス「謝罪も説明もなし」

C「今のはウェリントン公爵の言葉だ」

ロス「実はベンジャミン・ディズレーリだけどね」

ケイト・モス(1974年~)は、イギリスのファッションモデル。

ベンジャミン・ディズレーリ(1804~1881年)は、イギリスの政治家。

このギャグって、ケイト・モスをいじっているの?

欧米人のギャグって分からない・・・。

事件の真相

サラの近所の民家で、爆発事故が発生。

5歳の少女ダイナが、行方不明になります。

当局は爆発事故として処理しましたが、不審に思ったサラはゾーイと共に調査を開始します。

真相はこうです。

アフガン戦争で自国の化学兵器を浴びてしまったダウニーとダイナの父親トミー。

目覚めると、国防省の極秘施設で監禁、実験台となっていました。

生きて帰れないと悟ったダウニーとトミーは脱走。

国防省はダウニーがトミーの家を訪れた際、ガス爆発を装って2人を殺害しようとするも失敗。

トミーとトミーの妻は死亡しますが、ダウニーとダイナだけが生き残ります。

ダウニーを始末するために、ダイナをおとりにする国防省。

首を突っ込んだサラとゾーイも命を狙われます。

命を顧みずに行動する2人のおばさんが、最高にかっこいい。

サラVSおマヌケマリクと、ゾーイVS殺し屋エイモスの対決はしびれた!

おばさんをなめてもらっちゃ困ります。

おマヌケマリクの手は吹っ飛び、エイモスはマヌケな死に方をします。

ゾーイ(というよりは、ハッカーのウェインが手伝った)は化学兵器の実態を映した映像を世界中に配信。

こういう普通のおばさんが政府の陰謀を暴くという、実に小気味よいストーリーでした。

事件は無事解決。

シーズン2では再びタッグを組んだ2人の活躍を見れるのかと思うと楽しみ。

けれど、腹が立ったのは「C」が逃げ切ってしまったこと。

2人でこの巨人を逮捕してほしい。