映画「レイダース/失われたアーク」感想 ネタバレなし&あり

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血湧き肉躍る冒険譚!
インディ・ジョーンズが失われたアークを巡ってナチスと戦う人気シリーズ第1弾。

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原題名Raiders of the Lost Ark
制作国アメリカ
制作年度1981年
上映時間1時間55分
監督スティーヴン・スピルバーグ

第二次世界大戦前夜の1936年。

考古学者で冒険家のインディ・ジョーンズは、陸軍情報局からアーク(聖櫃せいひつ)がナチスの手に渡る前に探してほしいという依頼を受ける。

インディはかつての恋人マリオンと再会し、アークの手がかりを追ってエジプトへ。

そこでナチスと激しい争奪戦を繰り広げるのだった。

インディアナ・ジョーンズ [考古学者/冒険家]

演:ハリソン・フォード
生年月日 1942年7月13日
マリオン・レイヴンウッド [インディの元恋人]

演:カレン・アレン
生年月日 1951年10月5日

子供から大人まで楽しめる王道アドベンチャーは何か?と聞かれて真っ先に思い浮かぶのが「インディ・ジョーンズ」シリーズでしょう。

考古学者で冒険家の主人公インディ・ジョーンズが、秘宝を求めて世界を駆け巡る、ワクワクとスリル満点の作品です。

監督スティーヴン・スピルバーグ×製作総指揮ジョージ・ルーカス×主演ハリソン・フォード。

映画界を代表する3人が組んだ、80年代の冒険映画の金字塔を見ない選択肢はありません。

さぁ、我らがヒーロー、インディ・ジョーンズと共に冒険の旅に出かけようではありませんか。

あの人が出演!

物語の冒頭でインディは、黄金の像を探します。

インディと行動を共にする現地ガイドのサティポを演じていたのが、後に名バイプレイヤーとなるアルフレッド・モリナだったとは!

あまりにも若すぎて、今とは別人。

予備知識なしで見たら、きっと誰も気づきませんよ。

古い作品を見ると、後に有名になるスターがチョイ役で出演していたりするので面白いです。

コミカルなインディ

インディは世界を股にかけて悪と戦うヒーローであることは間違いないのですが、実はコミカルなキャラだというのが面白いです。

インディのコミカルな面を堪能できるシーンがこちら。

● まさかの目分量

インディが黄金像の重さを推定し、砂袋と入れ替えるシーン。

まさかの目分量。

事前に調べなかったんだ。(調べようがないけど)

同じ重さであるはずがなく、巨大な岩が転がってくるわなが作動してしまうことに。

それにしても、数々のわなを仕掛けた遺跡を守る人たちの技術がすごい。

● ヘビが大嫌い

遺跡を脱出した後、インディは水上飛行機に乗り込みます。

しかし、座席には操縦士のペットであるヘビが!

「ヘビは苦手だ。嫌いなんだ」本気で怖がるインディがかわいい。

ちなみに機体にはOB-CPOの文字が。

これは「スター・ウォーズ」のキャラクターであるオビ=ワン・ケノービ(Obi-Wan Kenobi)とC-3POを組み合わせたもの。

「スター・ウォーズ」の生みの親であるジョージ・ルーカスが製作総指揮を担当しているので、遊び心満載です。

そして、ヘビが登場するシーンがもう1つ。

魂の井戸の床一面に、大量のヘビが!

「ヘビだ。よりによってヘビがいる」

ヘビの二段オチ!

いやぁ~、最高です。

しかも、このシーンにまた「スター・ウォーズ」のキャラクターが登場します。

どうやら壁画にC-3POとR2-D2が描かれているとのこと。

目を凝らして必死に探しましたよ。

けれど、なかなか見つけられない。

あきらめかけたその時・・・あった!

インディがアークを発見するシーンで、観客から見て左側の支柱にC-3POとR2D2が!

まだ見つからないって?

直後にマリオンとベロックが酔っ払うシーンに切り替わります。

これで大抵の人が見つけられると思います。

見つけた時の感動たるや・・・ぜひ発見してもらいたい。

● インディVS剣士

カイロの市場で、派手に剣を振り回して威嚇する大男。

インディはうんざりした顔で、銃を抜いて相手を倒します。

実はハリソン・フォードが体調を崩し、激しいアクションが不可能だったため、むちではなく銃を使うことに。

このアドリブが名シーンを生みました。

けれど、剣士役のスタントマンがかわいそう。

せっかく練習したのに・・・。

● インディ、大絶叫

船内でマリオンが回転式の両面ミラーを回した時、インディのあごに当たってしまいます。

「ギャー!!」と船内に響き渡るほどの大絶叫。

まるでギャグ映画のようなベタな展開。

かわいすぎるぞ、インディ。

● 痛まない所はないの?

けがを負ったインディの手当てをしようとするマリオン。

痛がるインディに「痛まない所はないの?」と尋ねると、肘を指差します。

そして、おでこ、目、最後に唇。

あごをぶつけて雄たけびを上げていた人とは思えない色男っぷり。

何度も書くけれど、何てかわいいんだ、インディ。

「契約の箱」とは?

「契約の箱」には、モーセの十戒が刻まれた2枚の石板が収められていました。

そもそも、この「契約の箱」は実在するのか?

映画のための作り話なのか?

答えは「あるかもしれないが、物的証拠がない」です。

十戒は神がシナイ山でモーセに与えたという十か条の掟です。

モーセはエジプト圧政下のヘブライ人(イスラエル人)を率いて脱出に成功した指導者。

モーセの十戒について詳しく知りたければ、チャールトン・ヘストン、ユル・ブリンナー主演の映画「十戒」(1956年)がおすすめ。

そのモーセの十戒が「契約の箱」の中に収められているのです。

物的証拠がないからといって、作り話だと決めつけてはいけません。

というのも、トロイ戦争もホメロスの詩に登場する神話だと長年信じられてきました。

しかし、1870年、ドイツの考古学者シュリーマン(1822~1890年)が、トロイの遺跡を発見!

神話だと思われていたものが、現実に存在したのです。

(たたし「トロイの木馬」は伝説。トロイの木馬=トロイ戦争でギリシア軍がトロイ軍をあざむくために、兵を中に潜ませたとされる巨大な木馬。木馬が発見されたら完璧だったのに)

だから「契約の箱」も、もしかしたら存在するかもしれない。

いつか見つかる日が来るのか?

想像するとワクワクするではありませんか。

それはそうと、映画の中でナチスが「契約の箱」を開けると、光や霊のようなものが現れ、彼らを焼き尽くします。

インディとマリオンは目を閉じていたため助かりました。

なぜインディは目を閉じると助かると知っていたのか?

言及されるシーンがなかったので分かりません。

直感的に見てはいけないと判断したのかも。

冒頭のシーンでも分かるように「目分量」のインディですから。

「契約の箱」はアメリカ政府によって、無数のお宝が眠る巨大倉庫に収納されます。

秘めた力を持つお宝が、倉庫の一角で忘れ去られる存在で終わるという、何とも皮肉なラストでした。