壮大なスケールで描くアクション大作。
無双するゲラルトのかっこよさにしびれる!
基本情報
原題名 | The Witcher |
制作国 | アメリカ |
製作年度 | 2019年 |
エピソード数 | 8エピソード |
あらすじ
怪物退治を生業とするウィッチャーのゲラルトは、北方諸国を旅しながら、様々な依頼や危険な事件に巻き込まれていく。
登場人物とキャスト
ゲラルト
演:ヘンリー・カヴィル(1983年5月5日生まれ)
怪物退治人。
ゲラルトを演じるヘンリー・カヴィルは、スーパーマンを演じて人気俳優の仲間入りを果たしました。
肉体派でもあるので、ゲラルト役はぴったり。
アクション姿が映えます。
イェネファー
演:アーニャ・シャロトラ(1995年7月21日生まれ)
魔法使い。
イェネファーを演じるアーニャ・シャロトラは、無名の女優でしたが、今作で準主役に大抜擢されました。
エキゾチックな風貌が魅力的で、今後の活躍が期待されます。
シリラ王女(通称シリ)
演:フレイヤ・アーラン(2001年9月6日生まれ)
シントラ王国の王女。
シリを演じるフレイヤ・アーランは、実年齢より若いシリ(14歳)を演じていますが違和感が全くない!
新人ながら存在感は抜群です。
感想(ネタバレなし)
「ウィッチャー」は小説やゲームとしても人気の作品です。
満を持してのドラマ化!なのですが、多くの人がご指摘の通り問題点が・・・。
それはメインキャラクターのゲラルト、イェネファー、シリの3人の時系列がバラバラであるということです。
視聴中は、何度も置いてけぼりを食らいそうになりましたよ。
けれど最終話まで見ると、ようやく全体を把握することができて面白い!
アクションシーンは迫力があるし、登場人物も魅力的。
途中でリタイアするのはもったいないです。
第ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の世界観が好きな人にはおすすめのドラマです。
感想(ネタバレあり)
リヴィアのゲラルト
まずウィッチャーについて。
ウィッチャーはミュータント(変異体)なので超人。
しかも長寿。(ゲラルトは第1話では71歳。最終話では103歳に)
怪物を狩り賞金を得ることを生業としています。
ゲラルトは白髪の一匹狼で、一見冷酷そうに見えるのですが、実はいいやつだということが回を重ねるごとに明らかになります。
シントラ王国でパヴェッタ姫の求婚式に同席した時、パヴェッタとダニー(シリの両親)を救ったことで「驚きの法」が発動。
シリと運命によって結びついてしまうのですが、その時は拒否して立ち去るんですよね。
けれど、気になって気になって仕方がない。
結局、命がけでシリを助けに行くのですから根はいい人なんです。
ハンサムで強靭な肉体を持っていて、ギャップがある・・・。
いいですねぇ~。
見栄えだけでなく、戦えば無双状態。
シーズン1のラストで、ようやくシリを見つけたところで終了。
こんないいところで終わるなんてっ!
そうそう、ゲラルトは旅の途中で、吟遊詩人のヤスキエルや魔法使いのイェネファーに出会います。
3枚目でお調子者のヤスキエルは、ゲラルトに付きまとうんですよね。
シリアスなドラマなので、ヤスキエルのようなキャラクターがいると、一服の清涼剤になっていていい!
けれどゲラルトは、ヤスキエル、イェネファーとけんか別れしてしまいます。
イェネファーはともかく、ヤスキエルとはシリよりも運命によって結びついている疑惑が浮上しているので、何とか仲直りしていただきたい。
シーズン2も2人の凸凹コンビぶりを見たいものです。
ヴェンガーバーグのイェネファー
生まれつき背骨が曲がっていて、あごにも異常がある奇形のイェネファーは、周りから忌み嫌われます。
けれど、魔法の力があることが分かり、魔法学校に入学することに。
そこで、子宮と引き換えに美しい容姿を手に入れます。
この落差がもう・・・すごい。
目を背けたくなるような醜女から、絶世の美女に変身するのですから怖すぎます。
これで満足するのかと思いきや、不妊の治療法を探し始めるのですからびっくり。
いやいや、美女に大変身する代償として、子供を持つ権利を放棄したんでしょう?
それなのに「奪われた選択肢を取り戻すだけ」となぜか逆切れ。
それにゲラルトが言うように、母性があるようには見えません。
子供を持てたとしても無理なんじゃないですか。
そうそう、ゲラルトとは一時期親密な関係でしたが、けんか別れしてしまいました。
そういえばゲラルトは、イェネファーの元の姿を知らないんですよね。
完全に詐欺。
今後、元の醜い姿に戻るなんていう展開があれば面白いんですけどね。
その時のゲラルトの反応を見てみたい!
優しいので多分、大人の対応をするとは思いますが・・・。
シントラの仔獅子シリ
シントラ王国の14歳の王女シリ。
父ダニーと母パヴェッタ姫は海で遭難死したため、祖母のキャランセ女王に育てられました。
(遭難というのが怪しい・・・本当?)
シリは強情で世間知らず。
どこにでもいるローティーンの女の子って感じ。
美少女じゃないところがいいじゃありませんか。
ニルフガードの侵攻でシントラは陥落。
キャランセ女王も亡くなります。
運命によって結びついているのがゲラルトでよかったですよね。
イケメンマッチョのゲラルトに守ってもらえるなんてうらやましい限り。
今後、疑似父娘が見られそうです。
ゲラルトがパパ役だなんて想像がつかないですけどね。
総評
今シーズンは登場人物たちの紹介に重点が置かれたので、ストーリー自体は大きく進展しませんでした。
ようやく運命の出会いを果たしたゲラルトとシリ。
けれど、2人には困難が待ち受けるであろうことは必至。
炎の魔法を使い、姿を消したイェネファーの行方も気になります。
今後は時系列がバラバラになるということは多分ないと思うので、とまどうことはない・・・ですよね?
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