フランク・キャッスルが大暴れするクライムドラマ。
フランクの家族の死の真相は?
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基本情報
原題名 | The Punisher |
制作国 | アメリカ |
製作年度 | 2017年 |
エピソード数 | 13エピソード |
あらすじ
フランク・キャッスルは、家族を殺した犯罪者たちへの復讐を果たし、別人として静かに暮らしていた。
しかし、元NSAの男マイクロの出現により、フランクは再び大きな陰謀に巻き込まれる。
ザ・ディフェンダーズ・サーガ 時系列
● デアデビル シーズン1(2015年)
● ジェシカ・ジョーンズ シーズン1(2015年)
● デアデビル シーズン2 (2016年)
● ルーク・ケイジ シーズン1(2016年)
● アイアン・フィスト シーズン1(2017年)
● ザ・ディフェンダーズ(2017年)
● パニッシャー シーズン1(2017年)
● ジェシカ・ジョーンズ シーズン2(2018年)
● ルーク・ケイジ シーズン2(2018年)
● アイアン・フィスト シーズン2(2018年)
● デアデビル シーズン3(2018年)
● パニッシャー シーズン2(2019年)
● ジェシカ・ジョーンズ シーズン3(2019年)
登場人物とキャスト
フランク・キャッスル/パニッシャー
演:ジョン・バーンサル(1976年9月20日生まれ)
元海兵隊員。
「デアデビル」シーズン2にも登場したフランクが、主役としてカムバック。
あいかわらずの暴れっぷりです。
マイクロ/デヴィッド・リーバーマン
演:エボン・モス=バクラック(1977年3月19日生まれ)
元NSAの分析官。
3枚目キャラだけれど、実は正義感が強くて家族思い。
フランクといいコンビ。
ビリー・ルッソ
演:ベン・バーンズ(1981年8月20日生まれ)
フランクの戦友/民間軍事会社アンヴィルの経営者。
イケメン・小顔・高身長・金持ちと一見、非の打ちどころのない男。
そういう男ほど要注意です。
ダイナ・マダニ
演:アンバー・ローズ・レヴァ(1986年6月24日生まれ)
国土安全保障省の捜査官。
オツムが弱い疑惑のマダニ。
なぜか露出が多い。
カーティス・ホール
演:ジェイソン・R・ムーア
フランクの戦友。
戦争で片足を失う。
優秀な保険のセールスマンなのは、本人曰く、片足がないので説得力があるからだとか。
確かにそうね。
ルイス・ウィルソン
演:ダニエル・ウェーバー(1988年6月28日生まれ)
退役軍人/タクシー運転手。
アメリカの「闇」を体現したキャラクター。
サラ・リーバーマン
演:ジェイミー・レイ・ニューマン(1978年4月2日生まれ)
マイクロの妻。
失礼ながらマイクロの妻にしては美人。
顔ではなく、人柄に惚れたに違いない。
感想(ネタバレなし)
マーベルドラマ「デアデビル」シーズン2で大暴れしたフランク・キャッスルが主人公のドラマです。
フランクの妻子の死の真相が今作で明らかになるので、見なきゃだめでしょう。
フランクが処刑人として、悪党相手に血の雨を降らせるのですっきりする・・・と言いたいところですが、あまりにも痛々しいです。
けれど、フランクの復讐を最後まで見届けなくてはいけません。
覚悟して見なければ!
感想(ネタバレあり)
処刑人フランク・キャッスル
フランクって毎回半殺しの目に遭っているのに、翌日にはピンピンしていますよね。
不死身すぎるだろ。
完全に入院レベルなんだけど。
まぁ、いいですよ。
ドラマなので、そこらへんはスルーします。
こわもてのフランクですが、女子供には優しいというのがギャップがあっていいですね~。
あんな風に優しくされたら、マイクロの妻が誤解するのも当然です。
マイクロの子供たちにも懐かれていたし。
カレンに対しては過剰なくらい熱くなるフランク。
といっても異性としての感情はなく、別の意味での「戦友」なのかなと。
愛しているのは妻のマリアだけですものね。
でも、あのカレンのために命がけで戦うなんて素敵じゃありませんか。
悪党に向ける目つきと、女子供に向けるまなざしのギャップがすごすぎて・・・これには参った!
相棒マイクロ
アフガニスタンの警官ズバイルが殺される映像を、マダニ捜査官に送ったことで命を狙われることになった元NSA分析官マイクロ。
命からがら逃げだしたマイクロは、地下に潜りフランクに接触します。
この2人の出会いが最初は最悪なんですよね。
信用していいのか疑わしいマイクロを、なぜか裸!にして拷問するフランク。
けれど、反目しながらも徐々に熱い友情で結ばれていきます。
肉体派のフランクと、頭脳派のマイクロの2人がコンビを組んで、真相を暴いていく過程が最高です。
この凸凹コンビは、今シーズンで終わりでしょうね。
フランクは、今後マイクロには連絡を取ろうとしないんじゃないかと思います。
大切な友人だからこそ、もう自分とは関わらないほうがいいと考えそうじゃないですか。
そうそう、マイクロは家族を心配するあまり、自宅のリビングルームを盗撮していました。
フランクには「絶対家族には言うなよ」とくぎを刺されていましたが、私もそう思う。
せっかく家族と涙の再会を果たしたのですから、言ったら嫁に殺されるでしょうよ。
美しいヴィラン、ビリー・ルッソ
今まで登場したヴィランの中で、一番美しい顔立ちをしているのが、ビリー・ルッソでしょう。
モデルにしか見えない。
マダニ捜査官をだませるくらいの色男です。
その色男のビリーが、戦友のフランクを裏切っていたことが判明するわけです。
メリーゴーランドでのフランクとのガチンコ対決は、手に汗握る展開でした。
最終的には、フランクによって美しいお顔をズタズタにされるビリー。
ぐふふ・・・。
ぐふふ・・・。
いやね、ちょっと笑いがこみ上げてきてしまって。
悪党のイケメンがひどい目に遭うのって何だか小気味良い。
意外だったのは、殺人マシーンのフランクがビリーを殺さなかったこと。
イケメンにとって、顔は命よりも大事だってことをよく分かっていらっしゃったようです。
ビリーは逮捕され寝たきりの状態に。
今後どれだけ回復するかは不明。
これは・・・絶対に復活しますよね?
やはり殺しておいたほうが良かったんじゃないですか?
意外と鈍感?なマダニ捜査官
国土安全保障省の捜査官ダイナ・マダニは、美人で仕事ができる・・・はずだったんですよ。
ビリー・ルッソに近付いたのも情報を得るため。
それなのに、ビリーの美しいお顔にだまされて、すっかりミイラ取りがミイラに。
ビリーの怪しさに気づかないなんて鈍感すぎる。
(ちなみに私は、怪しいと思っていましたよ)
フランクが生きていることをペラペラしゃべるなんてありえない・・・。
極め付きは、相棒のサムがビリーに殺されて瀕死の状態の時よ。
サムはビリーの仕業だと言い残せる余力があったのに、アンタが泣きわめいたせいで結局言えず。
サムの死に打ちのめされたマダニは、こともあろうかビリーに慰めてもらうというお口あんぐりな展開に。
なぜこの人が出世できたのか謎です。
そして、フランクVSビリーの一騎打ちにのこのこと現れて、あっけなく頭を撃たれてしまうというお粗末な結末に。
ただ、頭を撃たれても死なない強運の持ち主だったようです。
次シーズンに登場するのかどうかは分かりませんが、今回のことを教訓にもう少し大人になりましょう。
帰還兵ルイス・ウィルソン
本筋とは一見関係なさそうな帰還兵ルイス・ウィルソンのストーリーが非常に興味深かったです。
ルイスとフランクって交わることがあるんだろうか・・・と思っていたら、まさかのカレン絡みで相対することに。
トラウマを抱えた帰還兵の心の闇を理解することは難しいけれど、やることなすこと全て裏目に出てしまうつらさは分からなくもない。
最後はテロリストとして自爆するルイス。
一番かわいそうなのは、ルイスのお父さんだよね。
息子を愛する優しいお父さんだったので、その後の人生を思うと切なくなってしまいました。
テロリストの父親として、十字架を背負って生きていかなければならない。
ルイスも戦地に行かなければ、普通の青年として普通の人生を歩んだはず。
フランクの戦友カーティスのように立ち直る人もいるけれど、ルイスのような青年がアメリカには少なからずいるんじゃないかと思ってしまいました。
事件の真相
事の発端は、アフガニスタンの警官ズバイルが殺される映像を、元NSA分析官マイクロが、国土安全保障省の捜査官マダニに送ったことから始まります。
黒幕は、CIAの秘密作戦の指揮官エージェント・オレンジことウィリアム・ローリンズ。
「デアデビル」シーズン2で、フランクが処刑したレイ・スクーノヴァ。
そしてベネット大佐でした。
この3人が戦死した兵士の遺体にヘロインを詰めて、カンダハルからアメリカへ。
ヘロインに気づいたズバイルが、テロリストの汚名を着せられて殺されたのでした。
彼らは、映像を渡したのがフランクだと勘違いして殺そうとしましたが失敗。
代わりに妻子が巻き添えになり死んでしまったのです。
「デアデビル」シーズン2では、単なるギャング同士の撃ち合いで妻子が死んだことになっていましたよね。
実は裏にこんな陰謀があったなんて・・・。
しかも、戦友だと思っていたビリー・ルッソが、ローリンズと組んでいたことも判明しました。
フランクにとって相当きつい展開です。
陰謀、裏切り、復讐と、実に内容が濃く、どっと疲れる展開でした。
総評
フランクは名前を捨て、ピートとして生きることを決意しました。
あれだけ派手にやらかしたのだから当然と言えば当然です。
問題はビリー・ルッソですよ。
絶対にフランクに復讐しようとするでしょう。
美しくなくなったお顔で復讐・・・怖っ!
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