ドラマ「ザ・ペンギン」感想 ネタバレなし&あり

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ペンギンVSソフィアの仁義なき戦いに目が離せない。
それにしても、コリン・ファレルの面影が・・・ない!

スポンサーリンク
スポンサーリンク
原題名The Penguin
制作国アメリカ
製作年度2024年
エピソード数8エピソード

リドラーのテロによる洪水から1週間後。

ゴッサム・シティを支配していたカーマイン・ファルコーネの死後、オズワルド・コブは新たな相棒と共にゴッサム・シティを手中に収めようとする。

オズワルド・コブ/ペンギン [ゴッサム・シティの悪党]

演:コリン・ファレル
生年月日 1976年5月31日
ソフィア・ファルコーネ [ファルコーネ家の長女]

演:クリスティン・ミリオティ
生年月日 1985年8月16日
ビクター・アギラー [オズワルドの子分]

演:レンジー・フェリズ
生年月日 1997年10月26日
フランシス・コブ [オズワルドの母]

演:ディードル・オコンネル
生年月日 1953年6月29日

このドラマは映画「ザ・バットマン」(2022年)の1年後を描いています。

主人公はバットマン・・・ではなく、ゴッサム・シティの裏社会のボス、カーマイン・ファルコーネの子分だったオズワルド・コブ、通称ペンギン。

映画では登場シーンが少なかったオズワルドですが、ドラマでは裏社会でのし上がろうと大暴れしてくれます。

そして、オズワルドに扮した人気スターのコリン・ファレル。

特殊メイク(3時間!)とファットスーツによって別人に変身しています。

C・ファレルの怪演も楽しめるおすすめのドラマです。

オズワルドとフランシス

身体を左右に揺らしてペンギンのようにヨタヨタ歩く姿から「ペンギン」と名付けられたオズワルド・コブ。

醜い見た目とは裏腹に、ママのフランシスに対するマザコンぶりがかわいらしい。

オズワルドのお気に入りの歌手が、若い頃のフランシスそっくりなのも笑ってしまいます。

しかし、フランシスとの絆に亀裂が入る出来事が!

フランシスがソフィアに拉致されてしまいます。

そこで明かされた驚愕の真実。

オズワルドは幼少期、フランシスの愛情を独占したいがために、兄弟をトンネルに閉じ込めて見殺しにした過去が明らかになります。

そして、フランシスは真相を知りながら知らぬふりをします。

とういのも、オズワルドが将来大物になることに賭けたという、権力欲の塊だったことが判明するんですよね。

オズワルドも兄弟殺しを秘密にしていたわけですから、長年にわたってお互い嘘をつき続けていたわけです。

マザコンぶりがかわいいだなんて、微笑ましい関係ではなかったわけですよ。

しかし、フランシスは発作を起こして植物状態になってしまいます。

フランシスを失った代わりに、ゴッサム・シティの裏社会のボスになったオズワルド。

ペントハウスの最上階に住み、若かりし頃のフランシスの幻影と踊るオズワルドの何といびつなことよ。

これがオズワルドの望んでいたことだったのか?

母親を失い、家族のように接してきたビクターを失って、それでも手に入れたかったものなのか?

人間味あふれたヴィランだったオズワルドが、無機質なヴィランへと変貌を遂げたラストでした。

ソフィアはヴィランなのか?

ソフィアがヴィランなのかどうかについては、意見が分かれるのではないでしょうか。

というのも、昔のソフィアは単なる生意気な小娘でした。

父親のカーマインが母親を殺したのではないかと疑ったソフィアは、真相を知る記者に会います。

しかし、記者に会ったことをオズワルドが嗅ぎつけて、カーマインに密告。

カーマインは記者を殺して、その罪をソフィアに被せます。

そして、ソフィアを精神科病院送りするのです。

ソフィアが精神科病院にいた期間は10年間!

10年間も閉じ込められたら、誰でもおかしくなってしまいますよ。

ちなみに、カーマインとソフィアの関係を参考にした実在の人物がいます。

それはジョン・F・ケネディ(アメリカ合衆国大統領)の父、ジョセフと彼の娘であるローズマリー。

ジョセフは精神的に不安定だったローズマリーに、ロボトミー手術を受けさせます。

しかし、手術は失敗し、症状は悪化。

ローズマリーは精神科病院に送られます。

ジョセフがローズマリーの見舞いに行くことは生涯なかったという実にひどい話です。

さて、ソフィアは退院後、家族を皆殺しに。

そして、女ボスとしてオズワルドと仁義なき戦いを繰り広げます。

ここらへんからソフィアはヴィランとして変貌を遂げるわけですが、父親からひどい仕打ちを受けなければ、ヴィランになる必要もなかったわけです。

しかし、オズワルドの方が一枚上手で、またまた精神科病院送りへ。

何だか気の毒な女性に思えてきました。

衝撃のラスト

オズワルドは車の部品を盗もうとしたビクターを、自分の子分にします。

足の不自由なオズワルドは、吃音のあるビクターにシンパシーを感じたに違いありません。

2人は徐々に家族のような絆で結ばれていきます。

だからこそ最終回で、オズワルドがビクターを殺した時は驚きました。

家族は弱みになる。

ママの二の舞はごめんだ。

だから、排除する。

でも、殺さなくても・・・。

ビクターを遠ざけるなり方法はいくらでもあったでしょうに・・・。

オズワルドが悪の権化と化した瞬間をまざまざと見せつけられたシーンでした。

気になるのはシーズン2があるのかどうかということ。

精神科病院にいるソフィアに、キャットウーマンことセリーナ・カイルから手紙が届きます。

そういえば、2人は異母姉妹でしたっけ。

手紙を読んで、不敵な笑みを浮かべるソフィア。

一方、権力を手中に収めたオズワルド。

バットマンのマークが夜空に浮かぶシーンで、シーズン1は終了しました。

どう見てもシーズン2がありそうなフィナーレでしたよ。

しかし、オズワルドを演じるコリン・ファレルの腰は重いようです。

というのも、あの特殊メイク!

毎日3時間、メイクをしなければならないので結構つらいらしい。

お気持ち、お察しします。

シーズン2があるか否かは、コリン・ファレル次第といったところでしょうか。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
U-NEXT