シャーリーズ姐さんのかっこよさにほれぼれするアクション大作。
無敵の姐さんを怒らせてはいけません。
基本情報
原題名 | The Old Guard |
制作国 | アメリカ |
製作年度 | 2020年 |
上映時間 | 2時間5分 |
監督 | ジーナ・プリンス=バイスウッド |
あらすじ
不死身の身体を持つ4人の戦士たちが、秘密の部隊「オールド・ガード」として何世紀にもわたり人類を守り続けてきた。
しかし、彼らの特殊能力が暴かれ、謎の組織に狙われることになる。
登場人物とキャスト
アンディ
演:シャーリズ・セロン(1975年8月7日生まれ)
兵士。
何なんでしょう。
このひれ伏したくなるくらいのかっこよさは。
ものすごく年上のお姉さんの魅力さく裂です。
アンディを演じるシャーリズ・セロンは、40代でキレッキレのアクションを披露してくれます。
ここまでやるスターは珍しいと制作陣も舌を巻くほど。
シャーリーズのプロ意識には脱帽です。
ナイル
演:キキ・レイン(1991年12月10日生まれ)
元海兵隊員。
優秀な海兵隊員も、アンディの前では完全にお子ちゃま。
年上に逆らっちゃいけません。
ブッカー
演:マティアス・スーナールツ(1977年12月8日生まれ)
兵士。
アンディの同僚。
怪しい雰囲気がだだ漏れです。
ブッカーを演じるマティアス・スーナールツは、退廃的な美しさが魅力のベルギー出身の俳優です。
ベルギー出身といえば、今までずっとオードリー・ヘプバーンしかいませんでしたが、やっとマティアスが現れてくれました。
なぬ?今のところ独身貴族を満喫中ですって?
それはそれは素晴らしい。
コプリー
演:キウェテル・イジョフォー(1979年7月10日生まれ)
元CIAで現在はフリー。
アンディの敵か?
それとも味方なのか?
コプリー役をキウェテル・イジョフォーが演じている時点で、絶対悪い人ではないでしょう。
それくらい「いい人」オーラを発している俳優です。
ネタバレが早すぎる。
ジョー
演:マーワン・ケンザリ(1983年1月16日生まれ)
兵士。
アンディの同僚で、ニッキーとは恋人同士。
ニッキー
演:ルカ・マリネッリ(1984年10月22日生まれ)
兵士。
アンディの同僚で、ジョーとは恋人同士。
感想(ネタバレなし)
主人公たちが不死身なのは冒頭で明らかになるし、うたい文句が「不死身の戦士」なのでここはネタバレしてもいいかなと。
主人公たちの正体がばれて狙われる羽目になり、そこからストーリーが展開します。
殺しても死なないんだから楽勝でしょう?と思いきや、あっと驚く展開が待ち受けていて楽しめます。
特にラストシーンは大丈夫?と思わずハラハラドキドキ。
キレッキレのアクションを見たい人必見です。
それに、俳優陣も国際色豊か。
アンディ役のシャーリズ・セロンは南アフリカ出身。
ナイル役のキキ・レインはアメリカ出身。
ブッカー役のマティアス・スーナールツはベルギー出身。
コプリー役のキウェテル・イジョフォーはイギリス出身。
ジョー役のマーワン・ケンザリはオランダ出身。
ニッキー役のルカ・マリネッリはイタリア出身。
全員アメリカ人じゃリアリティに欠けますものね。
ワールドワイドなキャストで楽しめます。
感想(ネタバレあり)
何はともあれシャーリズ姐さんです
この映画の最大の見どころは、何といってもシャーリズ姐さんでしょう。
思わず姐さん!と言ってしまうくらい貫禄がすごいです。
あの長い手足で、悪党をぶっ飛ばす姿がかっこいい!!
突然、不死身になった海兵隊員のナイルに対しては、生き様を背中で語るかっこよさ。
もう一生ついていきます。
姐さんたちを狙っていた製薬会社のCEOの存在感が薄いったらありゃしない。
オタクっぽい小悪党といった雰囲気で、全然相手になりませんでした。
コプリーも結局は「いい人」で、強敵がいなかったのが残念。
姐さんの最大の敵は、不死身でなくなった自分自身でした。
次回はもっとすごい悪党を用意して下さいよ。
不死身ってどうなの?
アンディ、ブッカー、ジョー、ニッキー、そして新入りのナイルは不死身です。
一体どのくらい生きているの?
アンディについては劇中では明らかになりませんし、女性に年齢を聞くのは失礼なので分かりません。
(後で調べてみたところ、紀元前5000年前から生きているとのことでした)
ブッカーは1812年、ナポレオンと戦って戦死したと語っていたので200年以上。
ジョーとニッキーは十字軍に参加したと語っていたので、1000年近くかなと思います。
しかし、不死身でないことが明らかに!
突然けがが治らなくなるんです。
アンディが不死身でなくなってからは、ハラハラドキドキの連続でした。
次に致命傷を負ったら死んでしまいますからね。
なぜ不死身なのか?
なぜ突然不死身じゃなくなるのか?
なぜこの5人なのか?
選ばれる基準は?
謎は全く解明されません。
続編があるらしいので、そこで明らかにしてほしいですね。
あいかわらず怪しげなマティアス
ブッカー役のマティアス・スーナールツが、あいかわらず怪しげでした。
クセのある役を演じることが多いマティアスが「いい人」であるはずがない。
これは何かあるぞと思っていたら、やはりアンディたちを裏切りましたね。
けれど、その目的が「不死の仕組みを知れば終わらせることができる」だなんて泣かせます。
そりゃそうよね。
何百年、下手したら何千年も生き続けるのってかなりつらい。
家族も持てず、友人も作れないってどうよ。
それに、死にたいのに死ねないなんてあんまりです。
裏切った代償として、100年間「仲間と接近禁止」を言い渡されてしまいます。
100年間も独りぼっち?
かわいそう・・・。
総評
ラストシーンで、酔っぱらっているブッカーの前にある人物が現れます。
大昔、アンディと行動を共にしていたクインという名の女性でした。
魔女として追われ、ひつぎの中に入ったまま海に沈められたクイン。
なんと500年以上も海の中に!
アンディは何年も探したけれど結局見つからず、あきらめてしまったという経緯が。
これはもう波乱の予感しかしません。
どうやって脱出したのか?
なぜアンディではなくブッカーの前に現れたのか?
見つけ出してくれなかったアンディを恨んでいるのか?
色々と謎が多すぎます。
早く続編が見たい!
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