
暗殺者VS暗殺者。
ライアン・ゴズリングとクリス・エヴァンスの二大スター共演で楽しめる!
「グレイマン」はNETFLIXで視聴できます。
配信が終了する場合もございますので、最新の情報はNETFLIXにてご確認下さい。
基本情報
原題名 | The Gray Man |
制作国 | アメリカ |
製作年度 | 2022年 |
上映時間 | 2時間2分 |
監督 | アンソニー・ルッソ ジョー・ルッソ |
あらすじ
服役中のコート・ジェントリーは、CIAのフィッツロイにスカウトされ、秘密暗殺組織「シエラ」のエージェント、シックスとして働き始める。
18年後、シックスはバンコクでの任務中、ターゲットからCIA本部長デニー・カーマイケルの裏切りを示すデータチップを託される。
これをきっかけにシックスは、CIAから命を狙われることになるのだった。
登場人物とキャスト
コート・ジェントリー/シックス [シエラの暗殺者]
演:ライアン・ゴズリング(1980年11月12日生まれ)
ライアン・ゴズリングはハリウッドを代表する演技派人気俳優の1人です。
子役としてキャリアをスタート。
おすすめの作品は「きみに読む物語」(2004年)「ラ・ラ・ランド」(2016年)「ブレードランナー2049」(2017年)など。
今作では体を張ったアクションを披露しており、アクション俳優としてもイケることを証明してくれました。
プライベートでは俳優のエヴァ・メンデスとの間に2女あり。
ロイド・ハンセン [暗殺者]
演:クリス・エヴァンス(1981年6月13日生まれ)
クリス・エヴァンスといえば、アメコミヒーローの「キャプテン・アメリカ」で有名です。
しかし、今作では悪役のサイコパス!
まさかこれほど悪役が似合うとは・・・。
「キャプテン・アメリカ」のイメージを完全に払拭しました。
ダニ・ミランダ [CIAエージェント]
演:アナ・デ・アルマス(1988年4月30日生まれ)
アナ・デ・アルマスは「ブレードランナー2049」では、ライアン・ゴズリングと共演。
「ナイブズ・アウト/名探偵の刃の館の秘密」(2019年)では、クリス・エヴァンスと共演しています。
「007/ノー・タイム・トゥー・ダイ」(2021年)では、ボンドガールとしてアクションを披露するも出番はわずかでした。
今作ではがっつりアクションシーンを見ることができます。
ドナルド・フィッツロイ [シックスの元上司]
演:ビリー・ボブ・ソーントン(1955年8月4日生まれ)
ビリー・ボブ・ソーントンは俳優、映画監督、脚本家とマルチに活躍しています。
「スリング・ブレイド」(1996年)で、アカデミー賞脚色賞を受賞。
何とあのアンジェリーナ・ジョリーと結婚していた過去あり。(2000年~2003年)
離婚歴が5回って・・・多すぎ。
デニー・カーマイケル [CIA本部長]
演:レゲ・ジャン・ペイジ(1988年4月27日生まれ)
スザンヌ・ブリューワー [CIAエージェント]
演:ジェシカ・ヘンウィック(1992年8月30日生まれ)
感想(ネタバレなし)
CIAのエージェントのシックスは、ある秘密を知ってしまったせいで、命を狙われることになります。
バンコク、ウィーン、プラハなど世界を股にかけて敵と戦うシックス。
銃撃戦あり、爆破あり、肉弾戦ありと息つく暇も与えません。
2億ドル(1ドル=150円で換算すると300億円!)の制作費を投入した本作が面白くないはずがない。
シックスを演じるライアン・ゴズリングと、適役のクリス・エヴァンスの二大スター共演で楽しめるストレス発散にはもってこいの映画です。
感想(ネタバレあり)
暗殺者VS暗殺者
CIAの精鋭部隊の一員シエラ・シックスと、CIAを5ヶ月半でクビになったフリーの殺し屋ロイドがとにかく最高です。
まずシエラ・シックス。
寡黙でクールだけれど、ちょっとお茶目で情に厚い男。
シックスは映画の序盤からラストまで、ずっと体を張っています。
特にプラハでの市街戦は必見でしょう。
あんなに派手にドンパチを繰り返して、国際的な問題にならなかったのかしら?
アメリカ大統領からお叱りを受けるレベルのドンパチです。
さすがは製作費2億ドル。
お金を湯水のごとく使っています。
そして、ロイド。
拷問好きのサイコパス男だけれど、ちょっと3枚目キャラの悪党という設定が面白い。
だって白ズボンにマヌケなチョビひげよ。
途中で黒ズボンに履き替えたのに気づいた人います?(ダニにお尻を撃たれましたからね)
お尻を撃たれたせいで、変な歩き方をするロイドがかわいかった!
派手なシーンが多かったけれど、ラストはシンプルにシックスVSロイドの殴り合いでした。
しかし、スザンヌがロイドを撃ち殺すというあっけない幕切れに。
ロイドは面白キャラだったので、生きていてほしかったのに・・・。
もう1人気になったのが、タミール人のおじさん暗殺者ローンウルフ。
メッチャ強くないですか?
シックスとダニの2人を相手にしているのに強い!
ラストのローンウルフVSダニの戦いは、どう見てもおじさんの勝ちでしょう。
それなのに、データをダニに渡し「連中は下劣。お金はもういい」と言って、さっそうと立ち去るローンウルフ。
だったらなぜ戦った?
謎の行動です。
小物のデニー・カーマイケル
イケイケのキャラクターが多い中、どう見ても小物感丸出しだったのが、CIA本部長のデニー・カーマイケルです。
一応イケメンだけれど、粘着質っぽくて何か嫌。
自分の手は汚さず、クロアチアにあるズブルカ城に作戦本部を置いて、偉そうに指示するだけ。
なぜお城に作戦本部を?
細かいことを気にしてはいけません。
カーマイケルはシエラ・フォーに暗殺、拷問、爆破など未許可の汚れ仕事をさせていました。
シエラ・フォーはカーマイケルの悪事の証拠を握り、高値で売ろうとします。
しかし、その情報をつかんだカーマイケルが、フォーを殺すべくシックスを送り込みます。
けれど、シックスがデータを持って逃亡。
カーマイケルはハーバード大の同窓生であるスザンヌとロイドを巻き込んで、シックスを追いかけることになったというのが事の顛末です。
スザンヌがロイドを殺し、彼に全ての罪をなすりつけて、データの奪還に成功。
シックスが勝つと思っていたので、意外な結末でした。
「御大」とは?
今作で最も気になった存在といえば「御大」と呼ばれる男(女?)でしょう。
一切登場しないので、何者なのかは分かりません。
「御大」はカーマイケルをハーバード大卒業後わずか8年でCIA本部長に昇進させ、彼の悪事を隠蔽できる人物です。
人事権があり、組織を動かせる力のある人物は、普通に考えればCIA長官です。
しかし、長官は任期があるので、いつまでも権力を振るうことはできない。
となると、CIAを動かせる別の組織があるということになります。
続編が作られる予定なので、その時に「御大」の正体が明らかになるでしょうね。
今作の監督、ルッソ兄弟は「アベンジャーズ」シリーズを手掛けているので「御大」役にサミュエル・L・ジャクソンなんてどうでしょう。
(S・L・ジャクソンは「アベンジャーズ」シリーズで、ニック・フューリー役を演じていました)
スター性があって、ライアン・ゴズリングとの相性も良さげで、悪役が似合う・・・もう彼しかいないでしょう。(勝手にキャスティング)
少女を守る2人の男
フィッツロイの姪のクレアが・・・ごめんなさい・・・好きになれません。
なぜかって?
まだ子供なのに化粧が濃い。(こういう細かいところが気になってしまう)
両親が亡くなり、心臓に疾患を抱えているかわいそうな少女・・・には見えない。
フィッツロイも、シックスも、人質になったクレアのために命を懸けます。
だからこそ、純朴な少女にしてほしかったです。
総評
重傷を負ったシックスは、最重備の地下に監禁され、クレアは監視の対象になります。
しかし、こつ然と姿を消し、クレアを奪還するシックス。
フィッツロイは非業の死を遂げたので、これからはシックスがクレアを守らなければならず足手まとい・・・いや、大変です。
続編の予定はありますが、まだまだ先になりそう。
早く見たい!