映画「グレイマン」感想 ネタバレなし&あり

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暗殺者VS暗殺者。
ライアン・ゴズリングとクリス・エヴァンスの二大スター共演で楽しめる!

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原題名The Gray Man
制作国アメリカ
製作年度2022年
上映時間2時間2分
監督アンソニー・ルッソ
ジョー・ルッソ

服役中のコート・ジェントリーは、CIAのフィッツロイにスカウトされ、秘密暗殺組織「シエラ」のエージェント、シックスとして働き始める。

18年後、シックスはバンコクでの任務中、ターゲットからCIA本部長デニー・カーマイケルの裏切りを示すデータチップを託される。

これをきっかけにシックスは、CIAから命を狙われることになるのだった。

コート・ジェントリー/シックス [シエラの暗殺者]

演:ライアン・ゴズリング(1980年11月12日生まれ)


ライアン・ゴズリングはハリウッドを代表する演技派人気俳優の1人です。

子役としてキャリアをスタート。

おすすめの作品は「きみに読む物語」(2004年)「ラ・ラ・ランド」(2016年)「ブレードランナー2049」(2017年)など。

今作では体を張ったアクションを披露しており、アクション俳優としてもイケることを証明してくれました。

プライベートでは俳優のエヴァ・メンデスとの間に2女あり。

ロイド・ハンセン [暗殺者]

演:クリス・エヴァンス(1981年6月13日生まれ)


クリス・エヴァンスといえば、アメコミヒーローの「キャプテン・アメリカ」で有名です。

しかし、今作では悪役のサイコパス!

まさかこれほど悪役が似合うとは・・・。

「キャプテン・アメリカ」のイメージを完全に払拭しました。

ダニ・ミランダ [CIAエージェント]

演:アナ・デ・アルマス(1988年4月30日生まれ)


アナ・デ・アルマスは「ブレードランナー2049」では、ライアン・ゴズリングと共演。

「ナイブズ・アウト/名探偵の刃の館の秘密」(2019年)では、クリス・エヴァンスと共演しています。

「007/ノー・タイム・トゥー・ダイ」(2021年)では、ボンドガールとしてアクションを披露するも出番はわずかでした。

今作ではがっつりアクションシーンを見ることができます。

ドナルド・フィッツロイ [シックスの元上司]

演:ビリー・ボブ・ソーントン(1955年8月4日生まれ)


ビリー・ボブ・ソーントンは俳優、映画監督、脚本家とマルチに活躍しています。

「スリング・ブレイド」(1996年)で、アカデミー賞脚色賞を受賞。

何とあのアンジェリーナ・ジョリーと結婚していた過去あり。(2000年~2003年)

離婚歴が5回って・・・多すぎ。

デニー・カーマイケル [CIA本部長]

演:レゲ・ジャン・ペイジ(1988年4月27日生まれ)

スザンヌ・ブリューワー [CIAエージェント]

演:ジェシカ・ヘンウィック(1992年8月30日生まれ)

CIAのエージェントのシックスは、ある秘密を知ってしまったせいで、命を狙われることになります。

バンコク、ウィーン、プラハなど世界を股にかけて敵と戦うシックス。

銃撃戦あり、爆破あり、肉弾戦ありと息つく暇も与えません。

2億ドル(1ドル=150円で換算すると300億円!)の制作費を投入した本作が面白くないはずがない。

シックスを演じるライアン・ゴズリングと、適役のクリス・エヴァンスの二大スター共演で楽しめるストレス発散にはもってこいの映画です。

暗殺者VS暗殺者

CIAの精鋭部隊の一員シエラ・シックスと、CIAを5ヶ月半でクビになったフリーの殺し屋ロイドがとにかく最高です。

まずシエラ・シックス。

寡黙でクールだけれど、ちょっとお茶目で情に厚い男。

シックスは映画の序盤からラストまで、ずっと体を張っています。

特にプラハでの市街戦は必見でしょう。

あんなに派手にドンパチを繰り返して、国際的な問題にならなかったのかしら?

アメリカ大統領からお叱りを受けるレベルのドンパチです。

さすがは製作費2億ドル。

お金を湯水のごとく使っています。

そして、ロイド。

拷問好きのサイコパス男だけれど、ちょっと3枚目キャラの悪党という設定が面白い。

だって白ズボンにマヌケなチョビひげよ。

途中で黒ズボンに履き替えたのに気づいた人います?(ダニにお尻を撃たれましたからね)

お尻を撃たれたせいで、変な歩き方をするロイドがかわいかった!

派手なシーンが多かったけれど、ラストはシンプルにシックスVSロイドの殴り合いでした。

しかし、スザンヌがロイドを撃ち殺すというあっけない幕切れに。

ロイドは面白キャラだったので、生きていてほしかったのに・・・。

もう1人気になったのが、タミール人のおじさん暗殺者ローンウルフ。

メッチャ強くないですか?

シックスとダニの2人を相手にしているのに強い!

ラストのローンウルフVSダニの戦いは、どう見てもおじさんの勝ちでしょう。

それなのに、データをダニに渡し「連中は下劣。お金はもういい」と言って、さっそうと立ち去るローンウルフ。

だったらなぜ戦った?

謎の行動です。

小物のデニー・カーマイケル

イケイケのキャラクターが多い中、どう見ても小物感丸出しだったのが、CIA本部長のデニー・カーマイケルです。

一応イケメンだけれど、粘着質っぽくて何か嫌。

自分の手は汚さず、クロアチアにあるズブルカ城に作戦本部を置いて、偉そうに指示するだけ。

なぜお城に作戦本部を?

細かいことを気にしてはいけません。

カーマイケルはシエラ・フォーに暗殺、拷問、爆破など未許可の汚れ仕事をさせていました。

シエラ・フォーはカーマイケルの悪事の証拠を握り、高値で売ろうとします。

しかし、その情報をつかんだカーマイケルが、フォーを殺すべくシックスを送り込みます。

けれど、シックスがデータを持って逃亡。

カーマイケルはハーバード大の同窓生であるスザンヌとロイドを巻き込んで、シックスを追いかけることになったというのが事の顛末です。

スザンヌがロイドを殺し、彼に全ての罪をなすりつけて、データの奪還に成功。

シックスが勝つと思っていたので、意外な結末でした。

「御大」とは?

今作で最も気になった存在といえば「御大」と呼ばれる男(女?)でしょう。

一切登場しないので、何者なのかは分かりません。

「御大」はカーマイケルをハーバード大卒業後わずか8年でCIA本部長に昇進させ、彼の悪事を隠蔽できる人物です。

人事権があり、組織を動かせる力のある人物は、普通に考えればCIA長官です。

しかし、長官は任期があるので、いつまでも権力を振るうことはできない。

となると、CIAを動かせる別の組織があるということになります。

続編が作られる予定なので、その時に「御大」の正体が明らかになるでしょうね。

今作の監督、ルッソ兄弟は「アベンジャーズ」シリーズを手掛けているので「御大」役にサミュエル・L・ジャクソンなんてどうでしょう。

(S・L・ジャクソンは「アベンジャーズ」シリーズで、ニック・フューリー役を演じていました)

スター性があって、ライアン・ゴズリングとの相性も良さげで、悪役が似合う・・・もう彼しかいないでしょう。(勝手にキャスティング)

少女を守る2人の男

フィッツロイの姪のクレアが・・・ごめんなさい・・・好きになれません。

なぜかって?

まだ子供なのに化粧が濃い。(こういう細かいところが気になってしまう)

両親が亡くなり、心臓に疾患を抱えているかわいそうな少女・・・には見えない。

フィッツロイも、シックスも、人質になったクレアのために命を懸けます。

だからこそ、純朴な少女にしてほしかったです。

重傷を負ったシックスは、最重備の地下に監禁され、クレアは監視の対象になります。

しかし、こつ然と姿を消し、クレアを奪還するシックス。

フィッツロイは非業の死を遂げたので、これからはシックスがクレアを守らなければならず足手まとい・・・いや、大変です。

続編の予定はありますが、まだまだ先になりそう。

早く見たい!

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