エイリアニスト 暗闇の天使 シーズン2 感想 ネタバレあり

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サラとジョンの恋の行方が気になる!
犯人の動機が切ない人気シリーズの第二弾。

原題名The Alienist
制作国アメリカ
製作年度2020年
エピソード数8エピソード

1897年、ニューヨーク。

探偵事務所を立ち上げたサラは、スペイン領事の娘の誘拐事件を捜査する。

2人の恋の行方は?

前作では友人関係のまま終わったジョンとサラ。

どうなるのかと思ったら、ジョンにバイオレットという婚約者が・・・。

ニューヨーク・ジャーナルの社長ウィリアム・ランドルフ・ハーストの愛人の子で割と美人。

しかし、私、この人は好きになれません。

愛人の子なんて日陰の存在であるべきなのに、堂々と表舞台に出て、高級なドレスに身を包んで、我が物顔ではありませんか。

サラびいきとしては承服できませんよ。

ジョンにしてみれば、サラに振られたので彼女を選んだんでしょうけど、趣味が悪いです。

サラとは似ても似つかない。

これはもう2人がカップルになることはないのか・・・と落胆していたらおやおや、まさかのまさかです。

2人がお互いの気持ちを確かめ合うというスーパーミラクル大逆転劇が!

この展開には小躍りしまくりです。

しかし、喜んだのもつかの間、まさかの奈落に突き落とす真実が・・・。

バイオレットが妊娠!

何て計算高い女なの。

サラのように大人の対応ができない私はもうチクショー!ですよ。

これはもう完全に終わりということなんでしょうか?

実はジョンの子じゃなかったとか、認知はするけれど結婚しないとか、そういう展開にはならないのでしょうか。

ただ、家族が欲しいジョンの性格からすると難しいですよね。

今回、出番の少なかったラズロは、カレン・ストラットンという大学の心理学の教授と何やらいい雰囲気でしたね。

対等に話すことのできる人と出会えて良かったじゃないですか。

けれど、サラだけが取り残された感じ。

サラなら、男なしでも自立して生きていけますけど、それはあまりにも寂しすぎます。

バイオレットが憎い・・・。

事件の真相は?

今シーズンは、ニューヨーク市警を退職して探偵事務所を立ち上げたサラを中心に、ストーリーが展開します。

スペイン領事の乳児が姿を消した事件を捜査するサラ。

乳児が消えたのは今回が初めてではなく、ライイング・イン病院でも同様の失踪があったことが分かります。

真犯人はかなり早い段階で判明したのでびっくり。

同病院で働いていたリビー・ハッチでした。

父親が自殺し、不安定になったリビーを母親が精神科病院へ入院させます。

しかし、あろうことか子連れで退院。

母親はリビーの娘を取り上げ、児童養護施設に入れます。

それ以来リビーは、他人の子で我が子を再生するようになったというわけです。

諸悪の根源は母親。

母娘を引き離さなければ、事件は起こらなかったんですから。

リビーの常軌を逸した行動は、もちろん納得がいくものではありません。

けれど、彼女もある意味、犠牲者の1人なんだなと思うと何だかかわいそうでした。

シーズン1では、セオドア・ルーズベルトとJ.P.モルガンが登場しましたが、今シーズンも実在した人物が出てきます。

まず1人目は、新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハースト(1863~1951年)

映画「市民ケーン」のモデルとしても有名です。

ドラマでは、バイオレットの父親として描かれていました。

実際は隠し子はいなかったようなので、バイオレットは架空の人物です。

そして2人目が、コーネリアス・バンダービルト(1794~1877年)

アメリカの船舶、鉄道資本家です。

ドラマでは、孫が誘拐されてしまう大富豪として描かれていました。

シーズン2は1897年という設定なので、1877年に死去したバンダービルトとは時代が合いません。

けれど、同姓同名の大富豪が他にいるわけがないので、あえて登場させたのでしょう。

このドラマ、桁外れのお金持ちがやたら出てきます。

犯人が誰かなんてもうどうでもいいくらい、ジョンとサラについてはショックでした。

大荒れのレビューとなってしまいましたが、私はまだ2人のことをあきらめていませんよ。

続編のニュースが入ってこないので、まさかこれで打ち切りなんでしょうか?

シーズン1はラズロ。

シーズン2はサラを中心にストーリーが展開したので、シーズン3があるとすればジョンが主役になるんでしょうか?

頼む、ジョン・・・別れてくれ!

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