シャーロック シーズン3 感想 ネタバレあり

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シャーロックの死のからくりは?
ワトソンの妻メアリーの登場で、ブロマンスに危機が!

原題名Sherlock
制作国イギリス
製作年度2014年
エピソード数3エピソード

シーズン3の登場人物

メアリー・モースタン

演:アマンダ・アビントン (1974年2月28日生まれ)

ジョン・ワトソンの妻

ワトソンの妻という単なる「添え物」であるはずがないと思っていましたが、まさか○○とは・・・。

メアリーを演じるアマンダ・アビントンと、ワトソンを演じるマーティン・フリーマンは、2016年まで16年間パートナーでした。

お似合いのカップルだと思っていたので残念。

チャールズ・アウグストゥス・マグヌセン

演:ラース・ミケルセン (1964年5月6日生まれ)

メディア王

くせのある人物で、モリアーティと並ぶシャーロックの敵となりますが、1話のみの出演だったのが残念。

もっとシャーロックをいたぶってほしかった・・・。

シャーロックの死の真相

まずシャーロックの死が偽装であることを知っていたのは、マイクロフトとモリー、シャーロックの両親、ホームレス25人くらい。

結構多い。

からくりはというと、用意されたエアバッグめがけて飛び降りた後、偽の遺体を窓から放り投げます。

偽の遺体を見たワトソンに、自転車が体当たりして転倒。

その間にシャーロックが偽の遺体と入れ替わり、スカッシュのボールを脇に挟んで一時的に脈を止めます。

血のりを塗って死んだふりのできあがり。

大々的な仕掛けを、短時間で実行したわけです。

ホームレス達の連携プレイがすごい。

あまりにもうまくいきすぎではありませんか?

メアリー登場

シャーロックが留守の間、ワトソンにメアリーとうい恋人が!

シャーロックとワトソンの間に割り込んできた、ある意味最大のライバルの登場です。

個人的には、2人で仲良くずっとベーカー街で暮らしてほしかった。

けれど、変わらないものなんてないんですよね。

この寂しい気持ち、シャーロックも感じていたみたい。

感じの悪い女性なら良かったんですけど、そうじゃないので複雑な気分。

かわいそうなワトソン

「実は生きていました」サプライズを決行しようとウキウキのシャーロック。

もはや小学生男子。

レストランにいるワトソンの前に得意気に現れます。

きっと喜んでくれるだろう・・・ってそんなわけない。

てっきりシャーロックが死んだものと思っていたワトソン。

2年間も悲嘆に暮れていいたのだから喜ぶわけないでしょうがっ!

ブチ切れるのも当然。

空気が読めないのはシャーロックらしいけれど、ワトソンがかわいそう。

シャーロックが帰還したとたん、ワトソンに災難がふりかかります。

誘拐されて火あぶりに!

あともう少しで丸焦げになるところでした。

シャーロック絡みで狙われたんでしょうけど、犯人の目的が不明。

モリアーティは死んだので、彼が犯人ってことはないし。

新たな敵の登場でこれは面白くなりそうです。

雨にぬれた迷子のカワウソ

偏屈で、わがままで、神経質で、上から目線で、短気で、毒舌のシャーロック。

(ちょっと言いすぎ)

そんなシャーロックが、ワトソンの結婚式のスピーチに右往左往するなんて誰が想像したでしょう。

雨にぬれた迷子のカワウソのようじゃありませんか。

(顔がカワウソに似ていませんか?)

大好きなワトソンが結婚してしまうなんてショックでしょうよ。

かわいすぎる。

案の定、スピーチは大失敗。

その代わりに、2つの事件の話をしてしまいます。

けれど、その事件の犯人が出席者の中に!

転んでもただでは起きないシャーロックです。

「血まみれの衛兵」と「カゲロウ男」

シャーロックが捜査した2つの事件。

まずは「血まみれの衛兵」事件について。

近衛兵が、シャワールームで血まみれになって倒れているのが発見されます。

凶器はなく、シャワールームの内側には鍵が。

完全な密室殺人未遂事件です。

トリックは分かってしまうと拍子抜け。

ベルトに刃物が仕込んであり、外すと刺さるよう細工されていたんです。

なるほどねぇ~。

けれど、近衛兵がとても気の毒。

犯人に個人的な恨みは一切なく、単なるリハーサルとして利用されただけなのですから。

そして「カゲロウ男」事件。

犯人の真の狙いは、ワトソンの元上司の少佐でした。

少佐のスケジュールを手に入れるため、彼と接点のあった複数の女性と偽名を使ってデート。

めったに外出しない少佐が、ワトソンの結婚式に参列するという情報をつかみます。

そして、衛兵にやったように、ベルトに刃物を仕込み、殺そうとしたのです。

理由は、弟の戦死の原因が少佐にあると思ったからでした。

真犯人はカメラマン。

結婚式では誰もカメラマンに注目しません。

それを逆手に取ったわけです。

こんな手の込んだことをしなくても、自宅に押し入って殺した方が簡単なのでは?

2つの事件がワトソンの結婚式に絡んでくるなんて縁起が悪い。

2人の結婚生活を暗示している?

3人の圧力点

メディア王マグヌセンがつかんだシャーロック、ワトソン、ハドソン夫人の圧力点が面白いです。

まず、シャーロックの圧力点

● ジム・モリアーティ(やっぱり)

● 赤ひげ(まだ明かされていない秘密があるみたい)

● バスカヴィルの犬(よほどトラウマになったみたい)

● アヘン(いつの時代の話?)

● ジョン・ワトソン(当然)

● アイリーン・アドラー(なんだかんだ言いながらも、まだ気になる女性のよう。モリーの名前がないのは仕方がない)

● モルヒネ(薬に頼りすぎ)

結構多い。

ワトソンの圧力点

● ハリー・ワトソン(まだ登場していないうわさのお姉さん)

● アルコール依存症(飲んでいるシーンは、ほとんどないんですけど)

● メアリー・モースタン (当然)

結構少ない。

シャーロックとワトソンは予想通りですけど、問題はハドソン夫人ですよ!

圧力点が大麻(え~!!)

元セクシーダンサー(え~!!)

今の姿からは全然想像がつきません。

夫は麻薬カルテルのボスでしたし、一体どんな人生を送ってきたんでしょうか?

あのシャーロックと仲良くなれるんですから、ただ者ではないと思っていましたけどね。

メアリーの正体

メアリーが殺し屋だったとは!!

しかも、かなりのすご腕。

至近距離で、シャーロックが死なないように計算して撃つことができるなんてすごいです。

メアリーの過去が気になる。

あのシャーロックでさえ、彼女の本性に気付かなかった(もしくはあえて深追いしなかった?)んですから相当なつわものです。

単なるシャーロックとワトソンの邪魔をするだけの存在じゃなかったんだ・・・。

メディア王マグヌセン登場

相手の弱みを握り、脅迫してきたことで権力を得たマグヌセン。

シャーロックは依頼人の代理として、みだらな内容が書かれた手紙を取り返そうとします。

秘密のファイルが保管してある場所「アップルドア」に向かうシャーロック。

けれど、そこには何もなく、マグヌセンの頭の中にすべての情報が入っていたのでした。

全員の弱みを暗記しているってこと?

ハドソン夫人の元セクシーダンサーの過去まで?

すごいね。

紙やデータだと盗まれる可能性がありますからね。

頭の中なら安全・・・と思ったら、シャーロックがマグヌセンを射殺してしまいました。

とうとう一線を超えてしまった!

もっとマグヌセンが暴れてくれるのかなと思ったので、あっけない最期でしたね。

そして、ラストシーンでテレビ画面にモリアーティの姿が。

まさか復活?

確かに死んだはずですけど。

双子の兄弟がいたとか?

それと、シャーロックにもう1人家族がいることをマイクロフトがほのめかしていましたよね。

シーズン1、シーズン2同様、クリフハンガーで終わるというのが憎いじゃありませんか。

次シーズンを首を長くして待つことにします。

劇中でシャーロックが使用していた携帯用ルーペです。

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