
モリアーティとの対決はどうなる?
シーズン2も目が離せない!
基本情報
原題名 | Sherlock |
制作国 | イギリス |
製作年度 | 2012年 |
エピソード数 | 3エピソード |
登場人物とキャスト
シーズン2の登場人物
アイリーン・アドラー [女王様]
演:ララ・パルヴァー(1980年9月1日生まれ)
女王様としてシャーロックを翻弄します。
いいですねぇ~。
実にお似合いじゃないですか。
ララ・パルヴァーのヌードシーンは、賛否両論があったそう。
別にいやらしくはなかったんですけどね。
感想(ネタバレあり) 2-1 ベルグレービアの醜聞
シャーロックとモリアーティの対決は?
クリフハンガーで終わった前シーズン。
絶体絶命のピンチ!って時にモリアーティに電話が。
着信音がビージーズの「Stayin’ Alive」だというのが拍子抜け。
この曲を聴くと、映画「サタデー・ナイト・フィーバー」が頭に浮かんでしまいます。
70年代に大ヒットしたディスコ音楽をチョイスするなんて、センスはいいみたい。
とにもかくにも、モリアーティの興味は電話の主に。
間一髪で難を逃れるシャーロックとワトソンでした。
高名な方って?
シャーロックとワトソンは、バッキンガム宮殿へ無理やり連れてこられます。
そしてそこで、マイクロフトからある事を頼まれます。
「依頼人はこの国で最も高い地位にある高名な方で、アイリーン・アドラーがまずい写真を持っているので取り返してほしい」
その写真に写っているのが「雇い主の大切な方。年齢はいっていない。まだうら若き女性だ」と言います。
おやおや?
バッキンガム宮殿で高名な方といえば、エリザベス女王しかいないでしょう。
そして、うら若き女性で女王の大切な人となると、人数は絞られてきます。
こんな攻めた脚本を書いて、英王室からクレームはなかったんでしょうか?
「におわせ」レベルなら問題ないってことでしょうか?
イギリスって自由です。
アイリーン・アドラー登場
シャーロックが一目置くアイリーン・アドラーが遂に登場!
シャーロックは雇い主からある写真を取り戻してほしいという依頼を受け、いざアイリーン宅へ。
ドアを開けると、そこには全裸のアイリーンが!(といっても大事な部分はちゃんと隠れています)
ワトソンの動揺と、シャーロックの真顔がかわいい。
写真が入っているスマートフォンは金庫の中にあり、暗証番号がアイリーンのスリーサイズというのが面白いです。
それを完璧に当ててしまうシャーロック。
じっくり裸を見てたんかいっ!
スリーサイズは32、24、34。
インチだと日本人にはさっぱり分かりません。
というわけで調べてみました。
1インチ2、54cmなので「81、28」「60、96」「86、36」ということになります。
へぇ~、スタイルいいんだ。
シャーロックがアイリーンに翻弄されるシーンが多々あり、ヒヤヒヤしましたよ。
しかし、そこは我らが名探偵で、一枚上手でした。
アイリーンはシャーロックに好意を抱いていたようです。
シャーロックは?
ラストでテロ組織に追われる身となったアイリーンを助けるシャーロックが最高すぎる。
白馬の王子様参上じゃないの!
モリーには申し訳ないのですが、意外とこの2人、お似合いなんじゃないかと思います。
クリスマスエピソードが良い!
クリスマスに、セクシーなドレスで登場したモリー。
シーズン1ではモリイアーティと付き合ってしまうという「やらかし」をしでかしましたが、またシャーロックに戻ったみたい。
しかし、シャーロックからはデカい口と小さな胸呼ばわり。
しかも、プレゼントを見て「片思いをしている男に渡すんだろう」と得意の推理をひけらかしてモリーを傷つけます。
けれど、そのプレゼントが実は自分にだと分かった時のシャーロックの顔!
あのシャーロックが謝るんです。
謝るんですよ。
謝罪なんて単語、彼の辞書にはないと思っていました。
クリスマス最高!
感想 (ネタバレあり) 2-2 バスカヴィルの犬
シャーロックとワトソンの蜜月旅行
今までロンドン市内を中心に事件を解決していた2人ですが、初めての蜜月!?旅行へ。
(だから、カップルじゃありませんってば。周りからは誤解されていますけど。男2人で旅行すると、そう思われるようです)
ロンドンから車で約5時間の距離にあるデヴォン州ダートムアに向かいます。
ここでおやおやと思ったのが、シャーロックが運転しているということ。
今までの2人の関係性を考えると、ワトソンが運転手でしょう。
違和感たっぷり。
マーティン・フリーマンが運転免許を持っていなかったため、ベネディクト・カンバーバッチが運転することになったんですって。
そういう事情があったとはね・・・。
事件の真相
ある日、ヘンリー・ナイトという青年がシャーロックの元を訪れます。
子供の頃、父親が怪物に殺されたこと。
昨晩同じ場所に立った時に、巨大なハウンドの足跡を見つけたので、調べてほしいとのことでした。
これ、完全にシャーロック好みの依頼じゃありませんか。
結論を言うと、地面に圧力パッドが仕込んであって、踏むと薬が噴霧され、幻覚を見たというオチでした。
からくりを知ってしまうとがっかり。
あのシャーロックを翻弄したのには成功しましたけどね。
シャーロック同様、幻覚なんじゃないかとは思っていましたが、方法が最後まで分かりませんでした。
飲み物に幻覚剤というのはあまりにも単純すぎますし。
まさか圧力パッドとは・・・。
精神の宮殿
私が一番好きだったシーンが「精神の宮殿」
シャーロック流の記憶術です。
頭の中に架空の地図を作り、その中に記憶を落とし込みます。
地図をちゃんとたどれる限り、理論上は何かを忘れることはないという凡人には真似できない方法なんです。
それを「宮殿」と呼ぶのがいかにもシャーロックらしい。
エルキュール・ポアロの「灰色の脳細胞」1と双璧をなす迷?言じゃありませんか。
- ミステリー作家アガサ・クリスティが生み出した名探偵。
なぜ灰色の脳細胞なのか分かりません。
天才の頭の中は複雑なようです。 ↩︎
感想 (ネタバレあり) 2-3 ライヘンバッハ・ヒーロー
人を守るのは友達
今エピソードは、モリーとワトソンのシャーロックに対する想いに胸を打たれた回でした。
悩んでいる様子のシャーロックに、モリーは亡くなった父と似ていると話します。
「父もあなたも誰も見ていない時に悲しい顔をする」
「私はあなたの数に入っていない。けれど、何か必要になったら言ってね」
このセリフは泣かせます。
ジョンを守るために「孤独は僕を守ってくれる」と言い放ったシャーロック。
それに対してジョンは「人を守るのは友達だ」と言います。
こんな素晴らしい友人が2人もいるなんて!
正確にはハドソン夫人とレストレード警部もいるので4人ですけど。
まさかこんなに泣けるシーンがあるなんて。
やっぱりこのドラマは最高です。
モリアーティとの対決
最大の見どころは、病院の屋上で対決するシャーロックとモリアーティでしょう。
飛び降りないと狙撃手が友達を殺すと脅すモリアーティ。
狙撃の中止命令を出させる方法があるはずだとシャーロックが言うと、モリアーティは拳銃自殺します。
まさかのモリアーティの退場。
確かに死にましたよね?
からくりはない・・・ですよね?
モリアーティが死んだことによって、狙撃の中止命令を出せなくなりました。
シャーロックが飛び降りるのを狙撃手が見ているので、他に道がありません。
駆け付けたワトソンの前で飛び降りるシャーロック。
もちろん私は信じていませんよ。
直前にモリーに何やら頼み事をしていましたものね。
それに、ワトソンの立っている場所からは、地面に落ちる姿が死角になって見えませんでした。
ワトソンと自転車に乗った人物が衝突するのもわざとらしすぎる。
種明かしは次シーズンに持ち越しです。
これはとても楽しみ。
案の定、シャーロックの墓の前でたたずむワトソンを木陰から見ている人物が!
シャーロック~!!