シャーロック シーズン2 感想 ネタバレあり

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モリアーティとの対決はどうなる?
シーズン2も目が離せない!

原題名Sherlock
制作国イギリス
製作年度2012年
エピソード数3エピソード

シーズン2の登場人物

アイリーン・アドラー

演:ララ・パルヴァー(1980年9月1日生まれ)

女王様(別の意味での女王様です)

女王様としてシャーロックを翻弄します。

いいですねぇ~。

実にお似合いじゃないですか。

アイリーンを演じるララ・パルヴァーのヌードシーンは賛否両論があったそう。

別にいやらしくはなかったですけどね。

ヘンリー・ナイト

演:ラッセル・トヴェイ(1981年11月14日生まれ)

シャーロック史上、最も奇妙きてれつな事件の依頼人。

シャーロックとモリアーティの対決は?

クリフハンガーで終わった前シーズン。

絶体絶命のピンチ!って時にモリアーティに電話が。

着信音が、ビージーズの「Stayin’ Alive」だというのが拍子抜け。

この曲を聴くと、映画「サタデー・ナイト・フィーバー」が頭に浮かんでしまいます。

70年代を代表するディスコ音楽をチョイスするなんて、センスはいいみたい。

とにもかくにも、モリアーティの興味は電話の主に。

(相手はアイリ-ン・アドラーだということが後に判明)

間一髪で難を逃れるシャーロックとワトソンでした。

高名な方って?

シャーロックとワトソンは、バッキンガム宮殿へ無理やり連れてこられます。

そしてそこで、マイクロフトからある事を頼まれます。

「依頼人はこの国で最も高い地位にある高名な方で、アイリーン・アドラーがまずい写真を持っているので取り返してほしい」。

その写真に写っているのが「雇い主の大切な方。年齢はいっていない。まだうら若き女性だ」と言います。

おやおや?

バッキンガム宮殿で高名な方といえば、エリザベス女王しかいないでしょう。

そして、うら若き女性で女王の大切な人となると、人数は絞られてきます。

こんな攻めた脚本を書いて、英王室からクレームはなかったんでしょうか?

「におわせ」レベルなら問題ないってことでしょうか?

イギリスって自由です。

アイリーン・アドラー登場

シャーロックが一目置くアイリーン・アドラーが遂に登場!

雇い主から、ある写真を取り戻してほしいという依頼を受け、いざアイリーン宅へ。

ドアを開けると、そこには全裸のアイリーンが!(といっても大事な部分はちゃんと隠れています)

ワトソンの動揺とシャーロックの真顔がかわいい~。

写真が入っているスマートフォンは金庫の中にあり、暗証番号がアイリーンのスリーサイズというのが面白いです。

それを完璧に当ててしまうシャーロック。

じっくり裸を見てたんかいっ!

スリーサイズは32、24、34。

インチだと日本人にはさっぱり分かりません。

というわけで調べてみました。

1インチ2、54cmなので「81、28」「60、96」「86、36」ということになります。

へぇ~。スタイルいいんだ。

シャーロックがアイリーンに翻弄されるシーンが多々あり、ヒヤヒヤしましたよ。

しかし、そこは我らが名探偵で一枚上手でした。

アイリーンはシャーロックに好意を抱いていたようです。

シャーロックは?

ラストで、テロ組織に追われる身となったアイリーンを助けるシャーロックが最高すぎる。

白馬の王子様参上じゃないの!

モリーには悪いんですけど、意外とこの2人、お似合いなんじゃないかと思います。

クリスマスエピソードが良い!!

クリスマスに、セクシーなドレスで登場したモリー。

シーズン1では、モリイアーティと付き合ってしまうという「やらかし」をしでかしましたが、またシャーロックに戻ったみたい。

しかし、シャーロックからはデカい口と小さな胸呼ばわり。

しかも、プレゼントを見て「片思いをしている男に渡すんだろう」と得意の推理をひけらかしてモリーを傷つけます。

けれど、そのプレゼントが実は自分にだと分かった時のシャーロックの顔!

そして、あのシャーロックが謝るんです。

謝るんですよ。

謝罪なんて単語、彼の辞書にはないと思っていました。

クリスマス最高!

シャーロックとワトソンの蜜月旅行

今までロンドン市内を中心に事件を解決していた2人ですが、初めての蜜月!?旅行へ。

(だからカップルじゃありませんってば。周りからは誤解されていますけど。男2人で旅行すると、そう思われるようです)

ロンドンから車で約5時間の距離にあるデヴォン州ダートムアに向かいます。

ここでおやおやと思ったのが、シャーロックが運転しているということ。

今までの2人の関係性を考えると、ワトソンが運転手でしょう。

違和感たっぷり。

どうやら当時、マーティン・フリーマンは運転免許を持っていなかったため、ベネディクト・カンバーバッチが運転することになったんですって。

そういう事情があったとはね・・・。

事件の真相

ある日、ヘンリー・ナイトという青年がシャーロックの元を訪れます。

子供の頃、父親が怪物に殺されたこと。

昨晩、同じ場所に立った時に、巨大なハウンドの足跡を見つけたので調べてほしいとのことでした。

これ、完全にシャーロック好みの依頼じゃありませんか。

結論を言うと、地面に圧力パッドが仕込んであって、踏むと薬が噴霧され、幻覚を見たというオチでした。

からくりを知ってしまうとがっかり。

あのシャーロックを翻弄したのには成功しましたけどね。

シャーロック同様、幻覚なんじゃないかとは思っていましたけど、方法が最後まで分かりませんでした。

飲み物に幻覚剤というのはあまりにも単純すぎますし。

まさか圧力パッドとは・・・。

精神の宮殿

私が一番好きだったシーンが「精神の宮殿」

シャーロック流の記憶術です。

頭の中に架空の地図を作り、その中に記憶を落とし込みます。

地図をちゃんとたどれる限り、理論上は何かを忘れることはないという有象無象にはまねできない方法なんです。

それを「宮殿」と呼ぶのがいかにもシャーロックらしい。

エルキュール・ポアロの「灰色の脳細胞」1と双璧をなす迷?言じゃありませんか。

  1. ミステリー作家アガサ・クリスティが生み出した名探偵。
    なぜ脳細胞が灰色なのかさっぱり分かりません。
    天才の頭の中は、ややこしいことになっているようです。 ↩︎

名言に感涙

今エピソードは、モリーとワトソンのシャーロックに対する想いに胸を打たれた回でした。

悩んでいる様子のシャーロックに、モリーは亡くなった父と似ていると話します。

「父もあなたも誰も見ていない時に悲しい顔をする」

「私はあなたの数に入っていない。けれど、何か必要になったら言ってね」

このセリフは泣かせます。

そして、ジョンを遠ざけるために「孤独は僕を守ってくれる」と言い放ったシャーロック。

それに対してジョンは「人を守るのは友達だ」と言います。

こんな素晴らしい友人が2人もいるなんて!

正確には、ハドソン夫人とレストレード警部もいるので4人ですけど。

まさかこんなほろりとするシーンがあるなんて、やっぱりこのドラマは最高です。

モリアーティとの対決

何といっても最大の見どころが、病院の屋上で会うシャーロックとモリアーティでしょう。

飛び降りないと狙撃手が友達を殺すと脅すモリアーティ。

狙撃の中止命令を出させる方法があるはずだと言い放つシャーロックに対して、モリアーティは拳銃自殺します。

まさかここでのモリアーティの退場。

確かに死にましたよね?

からくりはない・・・ですよね?

モリアーティが死んだことによって、狙撃の中止命令を出せなくなりました。

シャーロックが飛び降りるのを狙撃手が見ているので、他に道がありません。

駆け付けたワトソンの前で飛び降りるシャーロック。

もちろん私は信じていませんよ。

直前にモリーに何やら頼み事をしていましたもんね。

それにワトソンの立っている場所からは、地面に落ちる姿が死角になって見えませんでしたもの。

ワトソンと自転車に乗った人物が衝突するのもわざとらしすぎる。

種明かしは次シーズンに持ち越しです。

これはとても楽しみ。

案の定、シャーロックの墓の前でたたずむワトソンを、木陰から見ている人物が!

シャーロック~!!

劇中でシャーロックが使用していた携帯用ルーペです。

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