シャーロック シーズン1 感想 ネタバレなし&あり

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現代版シャーロック・ホームズが面白い!
ワトソンとのブロマンスは最高です

原題名Sherlock
制作国イギリス
製作年度2010年
エピソード数3エピソード

21世紀のイギリスを舞台に、コンサルタント探偵のシャーロック・ホームズと、元軍医のジョン・ワトソンが、難事件を解決する。

シャーロック・ホームズ

演:ベネディクト・カンバーバッチ(1976年7月19日生まれ)

コンサルタント探偵

「高機能社会不適合者」って、シャーロックが言うと、かっこよく聞こえるのだから不思議。

シャーロックを演じるベネディクト・カンバーバッチは、原作者アーサー・コナン・ドイルの遠い親戚だそうです。

もはや運命だった?

ジョン・ワトソン

演:マーティン・フリーマン(1971年9月8日生まれ)

シャーロック・ホームズの相棒で元軍医

シャーロックに小馬鹿にされた時のトホホ顔がかわいすぎる。

ちなみに、ワトソンを演じるマーティン・フリーマンがはいているジーンズはユニクロ!

日本製品を使ってくれているなんてうれしい。

マイクロフト・ホームズ

演:マーク・ゲイティス(1966年10月17日生まれ)

シャーロック・ホームズの兄で政府の役人

シャーロックより7歳年上という設定ですが、父子にしか見えない。

老けて・・・貫禄がすごいです。

マイクロフトを演じるマーク・ゲイティスは、このドラマの脚本も担当。

すごいね。

モリー・フーパー

演:ルイーズ・ブレーリー(1979年3月27日生まれ)

検視官

シャーロックに片思いしているのに、相手にされないのがちょっとかわいそう。

元々、原作にはいなかったキャラクターで、当初は1回限りの出演だったそうです。

けれど、モリーを演じるルイーズ・ブレーリーがあまりにも良かったので、レギュラーになったという経緯が。

モリーのいないシャーロックは考えられません。。

ハドソン夫人

演:ユーナ・スタッブス(1937年5月1日生まれ)

シャーロックとワトソンの大家

家主なのに、シャーロックからは家政婦扱いされています。

害のない優しいおばあさんかと思いきや、結構訳ありの過去が・・・。

ハドソン夫人を演じるユーナ・スタッブスは、ベネディクト・カンバーバッチの母ワンダ・ヴェンサムと共演経験あり。

近所に住んでいたこともあるので、子供の頃のベネディクトと面識があるというのだからびっくり。

グレッグ・レストレード

演:ルパート・グレイヴス (1963年6月30日生まれ)

ロンドン警視庁の警部

警察内では唯一、シャーロックの実力を認めている人物。

シャーロックのせいで無能っぽく見えますけど、本当は優秀な警部・・・だと思う。

レストレードを演じるルパート・グレイヴスは、80年代に英国美青年スターとして、ちょっと人気がありました。

今じゃすっかりロマンスグレーのおじさんとして、いい年の重ね方をしています。

ジム・モリアーティ

演:アンドリュー・スコット(1976年10月21日生まれ)

シャーロックの宿敵で、コンサルタント犯罪者

原作では元大学教授の老人ですが、このドラマでは相手をいたぶるのが大好きなサイコパスの青年です。

モリアーティを演じるアンドリュー・スコットは、影響を受けたくないという理由で、原作を読まずに役作りしたんだそう。

実は当時、このドラマには、一抹の不安を抱いていたんです。

あの名探偵シャーロック・ホームズの現代版なんて失敗するに決まっている。

邪道でしょう。

スマートフォンやインターネットを駆使して、難事件を解決だなんて笑わせてくれる。

しかも、シャーロック・ホームズと相棒のジョン・ワトソンの配役・・・。

誰なの?

無名なんですけど。

てなわけで、あまり期待せずに見たこのドラマ。

ごめんなさい!前言撤回です。

ものすごく面白いじゃありませんか!

しかも主演のこの2人、確かに当時は無名でしたが、その後は飛ぶ鳥を落とす勢いの売れっ子に。

変人のシャーロックとトホホ顔のワトソンが最高すぎます。

1話が1時間半と映画並みなんですけど、長さを感じさせません。

まだ見ていない人がいたら、ぜひおすすめしたいドラマです。

シャーロック・ホームズとジョン・ワトソン

2人の出会いのシーンが強烈!

ルームメイトを探していたワトソンが、友人からシャーロックを紹介されます。

死体安置所で、遺体にむち打っているシャーロックの姿を見てしまうワトソン。

普通の人ならそのまま引き返します。

けれど、ワトソンは普通ではなかったらしく同居することに。

変人扱いされているシャーロックよりさらに変人なのかもしれない。

我らがモリー

変人といえば検視官のモリーもですよね。

あのシャーロックに片思いしているんですから。

けれど、当の本人からは、けんもほろろの扱い。

「その口紅の色、似合っていない」とばっさり。

大抵の女性ならそこで目が覚めるんでしょうけど、我らがモリーはそんなことぐらいではめげません。

まぁ、両思いになるなんて奇跡は起こらないでしょうけど、個人的には応援したいキャラクターです。

究極の敵登場

ワトソンの前に現れたスーツの男。

「究極の敵」と名乗ったので、最初はモリアーティじゃないのかと思ってしまいました。

モリアーティといえば、原作を読んだことのある人ならご存じの通り、シャーロックの最大の敵となる人物です。

けれど、これは完全にミスリードでした。

実は、兄のマイクロフト・ホームズだったんですねぇ。

ここらへんの演出が憎いじゃありませんか。

この2人の兄弟げんかは今後も楽しみ。

事件の真相

3人の被害者が同じ毒を服用して自殺。

4人目はダイイングメッセージを残して服毒自殺したため、シャーロックが事件の解決に乗り出します。

犯人はタクシー運転手の男でした。

どうやって自殺させたのか?

目的は?

男はタクシーに乗った客を標的にし、瓶を2つ出して、どちらか選ぶよう脅迫していたんです。

片方の瓶には毒が入っていました。

ちょ・・・ちょっと待って!

1/2の確率ってことですよね?

被害者は全員、毒の方を選んでしまったということですか?

運が悪すぎやしません?

しかも、犯行理由にあぜん。

病気で死期が近いので、離婚して離れ離れになった子供にお金を渡したい。

1人殺すごとにスポンサーからお金が入るので、犯行を重ねたというかなり自分勝手な男でした。

しかも、そのスポンサーが「モリアーティ」であることが判明。

これは今後が楽しみな展開です。

それにしても、ワトソンの射撃の腕がすごい。

シャーロックを救おうと、隣の建物から男を射殺するなんて、プロのスナイパーも真っ青。

今までの天然キャラは何だったんでしょう。

ギャップがありすぎです。

かわいそうなモリー

遺体を見せてほしいとモリーに頼むシャーロック。

部外者に見せるわけにはいかないと渋る(きっぱり断らないところがいじらしい)モリー。

すると、シャーロックが「横分けにした髪型、似合うね」な~んてことを。

見え透いた嘘に喜ぶモリーが何だかかわいそうでした。

もうシャーロックはあきらめちゃいなよ~。

事件の真相

香港担当の銀行員と、中国専門のジャーナリストが殺される事件が発生。

2人は中国に拠点を置く犯罪組織の手先として、美術品を輸入していました。

しかし、2人のうちのどちらかが宝を盗んでしまい、殺し屋は両方殺すことに。

実は、銀行員が秘書にプレゼントしようと、900万ポンドの翡翠ひすいの髪留めをくすねたのでした。

これ、ばれないと思ったのでしょうか?

900万ポンドって、1ポンド180円だとすると、約10億円ですよ!

殺されるのも当然です。

前半は、シャーロックとジョンが2人を殺害した黒幕を追う展開に。

後半は、犯罪組織が隠れ蓑にしているサーカス団に乗り込むという展開でした。

犯罪組織の将軍を操っていたのが、またまたモリアーティ。

前作同様、モリアーティの影がちらつきますね。

どんな男なのか興味津々です。

直接対決の日も近い?

ブロマンス炸裂

シャーロックの住む向かいの建物が爆発。

現場に、箱に入ったシャーロック宛ての携帯が入っていて、時報が5回鳴ります。

5つの事件を解決せよってことです。

とうとう、シャーロックとモリアーティのゲームが始まりました。

1つの事件を時間をかけて描くのではなく、テンポよく進むので飽きないです。

そしてラストは、爆弾を巻きつけられたワトソンの姿が!

その時のシャーロックの顔!

今までの2人の関係って、シャーロックはワトソンを軽んじているんじゃないかと思うシーンが多々ありましたよね。

けれど、ここにきてワトソンは大切な人(変な意味はないです)だということが分かっていいシーンでした。

2人のブロマンスに今後も注目です。

男運が悪すぎるモリー

モリーは病院のIT部門で働いているジムと付き合っていました。

実は、この男の正体はモリアーティで、シャーロックに近づくためにモリーを利用しただけでした。

男運が悪いのか、趣味が悪いのか、完全にやらかしています。

いくらシャーロックに相手にされないからって、うさんくさい男と付き合っちゃいけません。

今後のモリーがすごく心配・・・。

モリアーティ登場

ようやくモリアーティが登場。

想像していた人物とはかなり違いました。

ネチネチした初老の男なのかと思っていたんですけど、軽いノリのお兄ちゃんって感じ。

サイコパス感はだだ漏れでしたけどね。

ラストシーンは、2人共、銃口を向けられて絶体絶命。

こんなクリフハンガーってあります?

次回が楽しみです。

劇中でシャーロックが使用していた携帯用ルーペです。

小説「シャーロック・ホームズ」シリーズを読むならこちら

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