トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン シーズン1 感想 ネタバレなし&あり

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CIA分析官ジャック・ライアンが活躍するアクションドラマが面白い!

原題名Jack Ryan
制作国アメリカ
製作年度2018年
エピソード数8エピソード

CIA分析官ジャック・ライアンは、テロリストの攻撃を阻止するため奔走する。

ジャック・ライアン

演:ジョン・クラシンスキー(1979年10月20日生まれ)

CIA分析官

分析官であるにも関わらず、なぜか現場に駆り出されてしまう。

CIAはよほど人手が足りないらしい。

上背があり、鍛え上げられた体格の上に、愛きょうのある顔が乗っかっていてかわいい。

ジェームズ・グリーア

演:ウェンデル・ピアース(1963年12月8日生まれ)

前カラチ支局長/テロ資金・武器対策課の主任

ジャックと違ってこわもて。

本当はいい人。

顔で損しているタイプ。

キャシー・ミュラー

演:アビー・コーニッシュ(1982年8月7日生まれ)

感染症を専門とする医師

ジャックの恋人

単なるライアンガールかと思ったら・・・そうだったのか!

ムーサ・ビン・スレイマン

演:アリ・スリマン(1977年10月10日生まれ)

テロリスト

テロリストにありがちな粗野な雰囲気は全くない。

一見、エリートビジネスマンに見える。

ハニン

演:ディナ・シハビ(1989年9月22日生まれ)

スレイマンの妻

典型的な中東女性かと思いきや・・・。

ベストセラー作家トム・クランシーの「ジャック・ライアン」シリーズは、5度映画化されました。

「レッドオクトーバーを追え!」(1990年)アレック・ボールドウィン主演

「パトリオット・ゲーム」(1992年)ハリソン・フォード主演

「今そこにある危機」(1994年)ハリソン・フォード主演

「トータル・フィアーズ」(2002年)ベン・アフレック主演

「エージェント・ライアン」(2014年)クリス・パイン主演

映画の場合は約2時間で完結しなければならないので、どうしても駆け足になってしまいます。

その点、ドラマはじっくり描いてくれるのでいいですよね。

デスクワークが主な仕事であるはずのCIA分析官ジャック・ライアンが、世界中を飛び回ってテロリストと戦います。

アクションあり、人間ドラマありで非常に見ごたえのある作品なのでおすすめです。

CIA分析官ジャック・ライアン

CIA分析官のジャックがなぜかテロリストとの戦う羽目になります。

銃の扱いも慣れているし、もうスパイになったほうがいいんじゃないかと・・・。

元海兵隊員で、背中の負傷により激しい運動ができないという設定なのですが、それにしては暴れまくっています。

まぁ、ジャックが動き回らないとストーリーが面白くならないので良しとしましょう。

CIA勤務のエリートで正義感が強く真面目。

顔はハンサムすぎないところがちょうどいいじゃありませんか。

「いい人」全開のジャックですが、新しくボスになったグリーアとの相性は最初は悪いです。

けれど、人となりが分かれば、ジャックほど信頼できる人物は他にいません。

徐々にグリーアとバディの関係になっていくのが面白いです。

最終話で、アメリカ本土を攻撃することが判明したスレイマンを追うジャックがかっこよかった~。

地下鉄の群衆の中で発砲するジャック。

射撃の腕がすごすぎ。

一般市民に当たらなかったのがもはや奇跡です。

公衆の面前でスレイマンを射殺したので、今夜のトップニュースはジャックで間違いないでしょう。

(といっても某CIA職員がテロリストを射殺!といった報道でしょうけど)

テロリストのスレイマン

スレイマンがテロリストになってしまった過程が丁寧に描かれていました。

レバノンでの幼少時代、アメリカの空爆によって弟以外の家族は全員死亡。

フランスに移住後、就職活動をするものの、人種差別が原因で不採用。

悪いことは続くもので、警官に目を付けられた弟をかばって逮捕されてしまいます。

これで悪の道に走らない人がいるのなら教えてほしい。

すごく気になることがあったのが、スレイマンの幼い息子です。

スレイマンの死後、息子はアメリカに亡命していた母親と再会。

けれど、父親の影響を受けて育った彼が今後どうなるのか、不安を感じさせるラストでした。

復讐の連鎖が続いてしまわなければいいのですが・・・。

命がけの逃亡

スレイマンの妻ハニンが夫の正体を知って娘2人と逃亡するんですけど、これがスリリングでした。

もちらんスレイマンは追っ手を放ちます。

まさに命がけの逃亡です。

印象的だったのはトイレのシーン。

そっちかよ!なんて言わないで下さい。

たかがトイレ。

されどトイレ。

板に穴を空けただけの不衛生極まりないトイレで、結構衝撃的でした。

そこで、追っ手に見つかってしまうハニン母娘。

ハニンが、追っ手の男を肥だめに突き落としたのは壮快でした。

けれど、この肥だめ男は執拗しつように追いかけてきてハニンを殺そうとします。

(汚れを落としている暇なんてなかったでしょうから、悪臭を放ちまくっていたに違いない)

しかし、グリーアに脳天を撃ち抜かれあっけなく死亡。

肥だめに落ちたあげく殺されるって、マヌケとしかいいようがない。

緊迫感のあるシーンで手に汗握ったけれど、肥だめ男の末路は失笑でした。

何はともあれ、無事ジャックたちがハニン母娘を保護してくれてひと安心でした。

ドローンパイロットのビクター

ドローンパイロットのビクターって何だったんでしょう?

ストーリーに大きく関わってくるに違いないと思っていたらアレレの展開に。

主人公のジャックと絡むことは一切ありません。

ビクターの苦悩に重点が置かれすぎてやしませんか?

ハニン母娘を助けたことはほめてあげましょう。

けれど、誤爆した男の家族に会いに遠路はるばるシリアに行くのはどうかと。

何とか見つけ出すものの、男の高齢の父親は英語が話せません。

そりゃそうでしょう。

アメリカ人は誰でも皆、英語が話せると思い込みすぎです。

父親に大金を渡して謝罪してって・・・完全に自己満足じゃないですか。

父親にしてみれば、外国人が突然やって来て何やらしゃべっている。

どうやら息子の死に関係があるらしい。

大金を渡される。

どういうこっちゃです。

このエピソードは、かなり消化不良でした。

テロ攻撃を防いだことで大出世間違いなし!と思いきや、テロ資金・武器対策課の主任という微妙な役職に。

CIAって年功序列なんでしょうか?

何はともあれ、次シーズンも楽しみです。

ムームードメイン