映画「風と共に去りぬ」感想 ネタバレなし&あり

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スカーレット・オハラに翻弄される観客続出の名作映画。
世界は私を中心に回っている!

原題名Gone with the wind
制作国アメリカ
製作年度1939年
上映時間3時間58分
監督ヴィクター・フレミング

南北戦争時代。

アメリカ南部ジョージア州の大農園主の娘スカーレット・オハラは、幼なじみのアシュリーに恋をしていた。

アシュリーに想いを告げるが、彼はいとこのメアリーと結婚。

スカーレットは当てつけにメラニーの弟チャールズと結婚するが、彼は戦場に赴き病死する。

未亡人となったスカーレットは、レット・バトラーという魅力的な男性と出会うのだが・・・。

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スカーレット・オハラ

演:ヴィヴィアン・リー

生年月日 1913年11月5日

没年月日 1967年7月8日(享年53歳)

レット・バトラー

演:クラーク・ゲーブル

生年月日 1901年2月1日

没年月日 1960年11月16日(享年59歳)

アシュリー・ウィルクス

演:レスリー・ハワード

生年月日 1893年4月3日

没年月日 1943年6月1日(享年50歳)

メラニー・ハミルトン

演:オリヴィア・デ・ハヴィランド

生年月日 1916年7月1日

没年月日 2020年7月26日(享年104歳!)

「風と共に去りぬ」は、勝ち気で情熱的な主人公スカーレット・オハラの波乱万丈の半生を描いた不朽の名作です。

今作はアメリカで1939年に公開されました。

1939年といえば、第二次世界大戦開戦の年ですよ。

あまりにも昔すぎて訳が分からない。

昔の映画って、テンポが遅かったり、迫力に欠けていたりするものです。

けれど、今作に限っては今の映画と遜色がありません。

こんな映画を80年以上も前に作っていたなんて恐ろしい。

4時間近くありますが、中だるみすることなく見ることができます。

スカーレット・オハラの大暴走劇場

今作の一番の見どころは、何といっても主人公のスカーレット・オハラでしょう。

世界は私を中心に回っている。

男は皆、私にひれ伏す。

・・・と思っているかなりの暴走キャラです。

こう書くと、ものすごく嫌な女なのかと思うかもしれませんが、完全に振り切っているのでむしろ微笑ましい。

何がすごいかって、とにかくアシュリーに対する執着心がすさまじい。

既婚者であるアシュリーに猛アタックする姿は笑うしかありません。

けれど、このアシュリーって男のどこがいいのかさっぱり分からないんですよね。

ハンサムじゃないし、男らしさもない。

原作ではアシュリーは20代の青年ですが、映画では40代半ばの中年男のレスリー・ハワードが演じています。

その時点でアレレですよね。

なぜ若手俳優を起用しなかった?

スカーレットの前に現れるチョイ悪イケオジのレット・バトラーの方がずっと魅力的。

手に入らないおもちゃほど欲しいってことですかね。

スカーレットは16歳から28歳の間にバツ3になります。

最初の夫チャールズは、アシュリーの妻メラニーの弟。

アシュリーに振られた腹いせに結婚します。

けれど、チャールズは病死し、スカーレットは若くして未亡人に。

2番目の夫フランクは、彼がお金持ちだと知って結婚することに。

妹の婚約者だったフランクを略奪するなんてやんちゃです。

しかし、フランクも命を落としてしまいます。

そして3番目の夫レット・バトラー。

彼の強引さに負けて結婚することに。

(いい加減な動機で3回も結婚していますね)

娘ボニーが誕生して順風満帆・・・とはなかなかいきません。

似た者同士のレットとの仲は徐々に険悪になり、娘の死で完全に亀裂が生じてしまいます。

そんな時メラニーが亡くなり、アシュリーを手に入れる絶好のチャンスが訪れます。

ちょ・・・ちょっと待って!

娘が亡くなって間もないのに?

どういう神経をしているの?

けれど、アシュリーが愛しているのはメラニーだけだと知ったスカーレットはショックを受けます。

(やっと気づいたのかよ)

アシュリーも今まで煮え切らない態度を取りすぎです。

悪者にはなりたくないという一番腹の立つタイプの男ではありませんか。

とにもかくにも、ようやくスカーレットはレットを愛していたと気づくわけです。

けれど、時すでに遅し。

レットはスカーレットの前から去っていくんですよね。

ここでスカーレットが取った行動がすごかった!

「明日は明日の風が吹く」とまさかの開き直り。

タラに帰って彼を取り戻す方法を考えようって・・・このへこたれない精神力がうらやましいです。

気性が激しくて、プライドが高くて、自己中心的で、うぬぼれ屋のスカーレット。

けれど、見終わった後はスカーレットのとりこに。

観客を翻弄するなんて悪い女です。

「風と共に去りぬ」のラストは、気になるところで終わっています。

その後、スカーレットはレットを取り戻すことができたのでしょうか?

原作者マーガレット・ミッチェルが続編を執筆することはありませんでした。

しかし、1991年に続編「スカーレット」(アレクサンドラ・リプリー著)が出版され、1994年にTVドラマ化。

スカーレット・オハラ役にはジョアンヌ・ウォーリー、レット・バトラー役にはティモシー・ダルトンが起用されました。

しかし、残念ながらこのTVドラマは、配信サービス、レンタルで見ることのできない幻の作品です。

続きが気になる人は、原作を読むしか方法がなさそうです。