
たとえゴーストになっても君を守る。
不朽のラブストーリーに酔いしれる良作です。
基本情報
| 原題名 | Ghost |
| 制作国 | アメリカ |
| 制作年度 | 1990年 |
| 上映時間 | 2時間6分 |
| 監督 | ジェリー・ザッカー |
あらすじ
銀行員のサムと恋人のモリーは、ニューヨークで同棲生活を送っていた。
しかしある夜、サムは強盗に襲われ命を落としてしまう。
だが、これが単なる強盗事件ではなく、モリーにも危険が迫っていると気づく。
サムは霊媒師オダ・メイの力を借りて、モリーを守ろうとするのだった。
登場人物とキャスト
| サム・ウィート [銀行員] 演:パトリック・スウェイジ 生年月日 1952年8月18日 |
| モリー・ジャンセン [陶芸家/サムの恋人] 演:デミー・ムーア 生年月日 1962年11月11日 |
| オダ・メイ・ブラウン [インチキ霊媒師] 演:ウーピー・ゴールドバーグ 生年月日 1955年11月13日 |
| カール・ブルーナー [銀行員/サムの友人] 演:トニー・ゴールドウィン 生年月日 1960年5月20日 |
感想(ネタバレなし)
「ゴースト」は、主人公のサムが幽霊となって愛する女性モリーを守るという、90年代を代表する恋愛映画です。
恋愛映画は苦手・・・という、そこのあなた!
サスペンスやファンタジーの要素もあるので、ロマンチックな映画が苦手な人も楽しめます。
サムとモリーがろくろを回すシーンは、映画史に残る名シーン。
パロディやオマージュで何度も使われているので、初見の人も「ああ、これが例の・・・」と楽しめること間違いなし。
たまには90年代のベタな恋愛映画を見てみませんか?
感想(ネタバレあり)
面白すぎるウーピー・ゴールドバーグ
オダ・メイを演じるウーピー・ゴールドバーグが面白いです。
ウーピー(Whoopi)という名前は、Whoopee Cushion ブーブークッション(座るとブーと音がする)が由来。
友人に「ブーブークッションみたいだ」と言われたことがきっかけで、Whoopiという芸名にしたそうな。
本名は「カリン・エレイン・ジョンソン」といたって真面目。
そのウーピーが演じているオダ・メイが、まさしくブーブー言っているのが最高なんですよね。
特に面白かったのが銀行でのシーン。
サムから「上品な服を」と言われたのに、ショッキングピンクのド派手な服装で現れます。
完全に目立ちまくっているではないか。
銀行でお金を引き出すことに成功するのですが、その額が何と400万ドル!
それを寄付するよう迫るサムに対して、オダ・メイの苦悶の表情といったら!
いわくつきのお金を失敬したら、寝覚めが悪いではないか。
ブーブー文句をたれるオダ・メイが最高に面白い。
コメディ映画なのかと勘違いしてしまうくらい、存在感は抜群。
アカデミー賞助演女優賞を獲得したのも納得の演技です。
地獄へ落ちるにふさわしい男カール
サムの友人で同僚のカールは、マネーロンダリングに関わっていました。
しかし、サムが不自然な資金の流れに気づき、パスワードを変更。
カールはパスワードが書かれてあるサムの手帳を盗むため、チンピラを使ってサムを襲わせる計画を立てます。
けれど、サムが抵抗したため、チンピラは彼を殺害してしまいます。
カールにとって、サムの死は想定外。
罪悪感に苦しむのかと思いきや、なぜかモリーに下心を抱きます。
わざとコーヒーをこぼし、シャツを脱ぐカール。(オイオイ)
上半身裸をモリーに見せつけるカール。(コラコラ)
完全にコント。
地獄に落ちてくれてホッとしましたよ。
しかも、地獄への落ち方が、実に斬新。
黒い影が現れて、カールの魂を地獄へ引きずり込むのです。(善人の場合は、光が降り注ぎ、魂を包んで天国へ)
断末魔の叫び声を上げながら地獄に送られるカールの姿の、何と痛快なことか。
死んだら終わりじゃないのがよかった!
ちょっと怖い
サムはモリーを守るため、幽霊となって彼女のそばにいます。
怖い・・・。
ちょっと怖い・・・。
だってモリーはサムがそばにいるってことを知りませんよね?
「家にいるのは私1人だけさ」と思うと、人は油断します。(油断の仕方は人それぞれということで)
愛する人を守ろうとする姿は素敵なのですが、ちょっと嫌かも。
家で1人でも気を抜けませんね。
モリーの涙
モリーの涙がね・・・実にあざとい。
涙が美しすぎるんですよ。
まぁ、鼻水をダラダラ流されても興ざめしますけどね。
サムが自分の存在を信じてもらうため、1セントコインを宙に浮かせてモリーの手に渡すシーン。
まず片目から涙がポロリ。
そして、もう片目からポロリ。
かわいい・・・。
何と高度なテクニック。
あざとすぎて胸を撃ち抜かれてしまいました。
これが90年代?
気になったシーンが1つ。
ラストシーン近くで、サムはオダ・メイの体に乗り移ります。
そして、モリーと抱き合うのです。
観客の目にはサムとモリーが抱き合っていますが、実際はオダ・メイとモリーが抱き合っているんですよ。
BGMには「アンチェインド・メロディー」が流れて感動的なシーンなのですが、冷静に考えるとオダ・メイとモリーが・・・。
2人がキスするんじゃないかと内心ハラハラしましたよ。
これが90年代?
細かいことを気にしてはだめってこと?
総評
いかにもザ・90年代という部分はあるものの、ラブストーリーあり、スリルあり、笑いありと楽しめた作品でした。

