小説「ナイルに死す」ネタバレなしの感想

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ナイル川クルーズで起こった密室殺人事件。
美貌の資産家リネットを殺害した犯人の目的は?

著者アガサク・リスティ
原題Death on the Nile
訳者黒原敏行
発行所早川書房
発行年2020年
Audibleあり

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ポアロはエジプトで休暇を楽しんでいる際、資産家の美しい娘リネットと出会う。

リネットは新婚旅行中で、夫サイモンと共にナイル川をクルーズする計画を立てる。

しかし、サイモンの元婚約者であるジャクリーヌがしつこくつきまとい、リネットの新婚生活に影を落とす。

クルーズ中、リネットが殺害される事件が発生。

ポアロは事件の真相を解明するために捜査を開始する。

アガサ・クリスティは、1890年にイギリスのデヴォン州で生まれた世界的に有名な推理作家です。

「ミステリーの女王」として知られ、1920年に「スタイルズ荘の怪事件」で作家デビューを果たしました。

クリスティは生涯で100冊以上の長編、短編、戯曲を執筆し、エルキュール・ポアロやミスマープルといった名探偵を生み出しました。

クリスティの作品は多くの言語に翻訳され、世界中で愛されています。

「ナイルに死す」は1937年に発表された<名探偵ポアロ>シリーズの15番目の長編推理小説です。

「ナイルに死す」について

本作は犯人が誰なのか予想がつきやすい作品だと思います。

「犯人は〇〇に違いない!」と自信たっぷりに読み進めていたら、見当違いだったというのはよくあります。

「ナイルに死す」に関しては「予想通りだったぜ!」と心の中でガッツポーズできる作品なんですよ。

アガサ・クリスティ作品は、読めば読むほど作家の「クセ」というものが分かってくるんですよね。

きっとアガサはこの人物を犯人にしたいに違いない・・・と。

美貌の資産家リネットが死んで得をするのは誰か・・・。

もうこれ以上は言うまい。

ぜひ、心の中でガッツポーズしていただきたい作品です。

犯人を外した人!

まだまだアガサのことを分かっていません。

映画版について

「ナイルに死す」は「ナイル殺人事件」というタイトルで、1978年と2022年に映画化されています。

両方とも出来に関してはう~ん・・・。(察して下さい)

映画の方がより犯人が分かりやすいです。

そしてポアロについて。

1978年版はピーター・ユスティノフ、2022年版はケネス・ブラナーが演じています。

はっきり言って2人とも誰やねん!と思わず突っ込みを入れたくなる風貌です。

原作のポアロは、卵形の顔と、黒い大きな口ひげが特徴の小男なので。

キャスティングに関してはまず1978年版。

リネットをロイス・チャイルズ。

サイモンをサイモン・マッコーキンデル。

ジャクリーンをミア・フォローが演じています。

ロイス・チャイルズとサイモン・マッコーキンデルって・・・どちら様?

調べてみると、あまり有名な俳優ではないんですよね。

そして2022年版。

リネットをガル・ガドット。

サイモンをアーミー・ハマー。

ジャクリーンをエマ・マッキーが演じています。

美男美女のガル・ガドットとアーミー・ハマー。

いいじゃないですか~。

ぴったりの配役です。

2022年版の方が華やかなので、どうしても見たいという人は、こちらをおすすめします。

アガサ・クリスティのクローズド・サークル・ミステリー作品は、どれも傑作ぞろいです。

● 孤島を舞台にした「そして誰もいなくなった」→小説「そして誰もいなくなった」ネタバレなしの感想

いなくなった

● 豪華寝台列車を舞台にした「オリエント急行の殺人」→小説「オリエント急行の殺人」ネタバレなしの感想

海外を舞台にした自らの作品の中でもベストの出来だと自賛した本作。

犯人の目星がつきやすくても十分に楽しむことができます。

そろそろ読んでみませんか?