
隣の芝生は青いのか?
もしあの時、別の選択をしていたら・・・。
「ダーク・マター」はApple TVで視聴できます。
配信が終了する場合もございますので、最新の情報はApple TVにてご確認下さい。
基本情報
| 原題名 | Dark Matter |
| 制作国 | アメリカ |
| 製作年度 | 2024年 |
| エピソード数 | 9エピソード |
あらすじ
ジェイソン・デスセンは将来を有望されていた物理学者だったが、家庭を優先。
現在は物理学の教授として働いていた。
ある晩、ジェイソンは仮面をかぶった男に襲われ、薬を打たれて意識を失う。
目を覚ますと、別の世界にいた。
登場人物とキャスト
| ジェイソン・デスセン1 [物理学者の教授] ジェイソン・デスセン2 [物理学者] 演:ジョエル・エドガートン 生年月日 1974年6月23日 |
| ダニエラ・デスセン1 [ギャラリーの従業員] ダニエラ・デスセン2 [アーティスト] 演:ジェニファー・コネリー 生年月日 1970年12月12日 |
感想(ネタバレなし)
主人公のジェイソン・デスセンは、美しい妻ダニエラと高校生の息子チャーリーに囲まれ、平凡ながらも幸せな日々を送っていました。
しかし、家庭を優先したため、物理学者としてのキャリアを断念した過去が。
一方、別の世界のジェイソンは、名高い物理学者として成功を収めていました。
しかし、ダニエラとは結婚しておらず、チャーリーも存在していない。
幸せな家庭か?
成功したキャリアか?
普遍的なテーマですが、壮大なSFドラマが展開されるので面白いです。
果たして隣の芝生は青かったのかどうか、見る価値ありです。
感想(ネタバレあり)
シュレーディンガーの猫

第1話でジェイソンが学生たちに「シュレーディンガーの猫」について説明するシーン。
学生同様、完全にちくわ耳。(ごめんね、ジェイソン。文系なもので)
というわけで、調べてみました。
「シュレーディンガーの猫」とは?
1匹の猫が、毒ガスが入ったフラスコと一緒に箱に入れられる。
フラスコは割られる可能性が50%、割れない可能性が50%。
箱の中を見るまで、生きているか死んでいるか分からない。
つまり、箱が閉じている間は猫は生きているし、同時に死んでいる、ともいえる。
箱を開けた時に、猫が生きているか死んでいるか分かる。
開けて猫を見た時、猫が生きても死んでもいるってことはありえない。
「見る」という行動によって、猫がどんな状態にあるか決まる。
※参考文献<「はじめまして量子力学:ふしぎがいっぱいミクロの世界」著者ジェダード・カイド=サラーフ・フェロン/エドゥアール・アルタリーバ/監訳 はしもとこうじ/訳 すずきまなみ/出版社 化学同人>
これがドラマの伏線になっているところが面白いです。
ジェイソンが元の世界に戻れたのかどうか、ドアを開けるまで分かりませんから。
エルヴィン・シュレーディンガー(1887~1961年)
オーストリアの物理学者。
1934年、ノーベル物理学賞受賞。
「シュレーディンガーの猫」は、1935年に発表。
ジェイソン
ある晩、ジェイソンは仮面をかぶった男に襲われます。
目を覚ますと、別の世界に。
そこでジェイソンは、自分を襲ったのが別の世界から来たもう1人のジェイソン(混乱するので今後はジェイソン2と呼びます)だと知ります。
ジェイソン2はマルチバースを行き来できる装置「ボックス」を使って、ジェイソンの世界へ来たことが判明。
ジェイソンはジェイソン2の恋人だったアマンダと共に、マルチバースを移動して自分の家に戻ろうとします。
ボックスの中は、無数のドアが存在していました。
ドアを開けても開けても、元の世界に戻れない。
思考と存在意識を連動させないと帰れないのです。
これってかなり心が折れます。
そこで気になったのは、ジェイソン2の恋人だったアマンダの存在です。
もしかしてアマンダとくっつくような展開になったらどうしよう・・・と内心ハラハラしました。
ジェイソン2の恋人だったということは、ジェイソンの好みのタイプでもある。
ジェイソンを踏みとどませたのは、やはり美人妻のダニエラでしょう。
あんな美人妻なら頑張れます。
妻が不細工だったら、アマンダと一緒に別の世界で暮らす道を選んだかも。
ジェイソン2
ジェイソン2がジェイソンの世界にやって来た理由。
それはジェイソンのことが、ねたましくて仕方がなかったから。
勝手に人生を交換したのは、ジェイソンがジェイソン2の人生を気に入ると思ったからって・・・そんな訳がないだろうがっ!
このジェイソン2が、実に虫ずの走る男なんですよね。
同じ顔なのに、全然違った人に見えてしまう。
美人妻ダニエラと息子チャーリーを手に入れて、ざぞかし満足かと思いきや、え?何か思っていたのと違うって?
はぁ?
ジェイソンを別の世界に置き去りにしておいて、何言ってるのよ。
家を出て行こう・・・って、いや、だったら元の世界に帰れよ!と言いたくなりました。
ジェイソンだけでなく、アンタと関わったせいで人生を狂わされた人がいるんですよ。
人生を狂わされた人 その1 アマンダ
アマンダにしてみれば、私との生活に不満だったのかと思ってしまいますよね。
私よりダニエラとチャーリーを選んだんだ・・・と。
女のプライド、ズタズタです。
それならと、もう一人のジェイソンと一緒になることを望みますが、断られてしまいます。
アマンダは自分が見つけた別の世界に住むことに。
かわいそうすぎる。
人生を狂わされた人 その2 ライアン
ジェイソンの友人ライアンもかわいそう。
ダニエラから頼まれて、ジェイソン2が持っていた薬を調べることに。
けれど、真相に近づきすぎたせいで、ジェイソン2によって別の世界に閉じ込められてしまいます。
しかも、ジェイソン2はライアンの失踪をごまかすために、別の世界のライアンを連れてくることに。
別の世界のライアンは、パニック状態。
そりゃそうだろう。
あまりにもひどすぎます。
人生を狂わされた人 その3 レイトン
ヴェロシティ研究所のオーナーのレイトン2は、逃げたジェイソンとアマンダを追ってボックスの中へ。
その後の彼の行方は分からず。
投資家として成功したレイトン1は、ジェイソン2の口車に乗って、マルチバースを移動することに。(今の人生に飽きてしまったので、冒険したかったらしい)
でも、そのうちマルチバースごっこにも飽きると思う。
その時はどうするの?
ジェソンがうじゃうじゃ
ようやく、ようやく、ジェイソンが帰還を果たしました。
この日をどれだけ待ちわびたことか。(見ているこちらまで途中でくじけそうになった!)
しかし、帰って見ると数百人のジェイソンがうじゃうじゃ。
どうやらボックスの中で、違う次元のジェイソンたちが生まれたらしい。
この数百人のジェイソンが、ダニエラとチャーリーを手に入れるために壮絶な戦いを繰り広げます。
元の世界にいることができくなったジェイソンたちは、マルチバースを移動することに。
今後、ジェイソン2と数百人のジェイソンは、どうするつもりですかね?
同じ顔の人が数百人もいるんですよ。
街はパニックになりませんか?
総評
ラストシーンで、ライアンがアマンダの前に現れます。
アマンダ「前に会った?」
ライアン「いや、でも探してた」
置き去りにされた世界で薬を作ったライアンが、マルチバースを移動してアマンダの世界に行ったことが判明します。
ライアンの目的は何なのか?
これはシーズン2が楽しみではありませんか。
ジェイソンたちがどの世界にたどり着くかも興味津々。
ジェイソンたち、アマンダ、ライアンがタッグを組むなんて展開になったら面白いかも。

