
ハンサムなボディーガードが活躍するドラマが面白い!
悪目立ちする3人のおばさんにも注目です。
「ボディーガードー守るべきものー」はNETFLIXで視聴できます。
配信が終了する場合もございますので、最新の情報はNETFLIXにてご確認下さい。
基本情報
| 原題名 | Bodyguard |
| 制作国 | イギリス |
| 製作年度 | 2018年 |
| エピソード数 | 6エピソード |
あらすじ
退役軍人のデイビッド・バッド巡査部長は、偶然乗り合わせた列車で自爆テロを防ぐ。
その功績により、内務大臣ジュリア・モンタギューの警護を任される。
モンタギューはテロ対策のために国民のプライバシーを侵害する法案を推進しており、暗殺の危機に直面。
デイビッドはモンタギューを守るために奮闘する。
登場人物とキャスト
| デイビッド・バッド [元退役軍人/ロンドン警視庁の巡査部長] 演:リチャード・マッデン 生年月日 1986年6月18日 |
| ジュリア・モンタギュー [内務大臣] 演:キーリー・ホーズ 生年月日 1976年2月10日 |
感想(ネタバレなし)
「ボディーガード」といえば、1992年制作の映画を思い浮かべる人も多いでしょう。
ケヴィン・コスナーとホイットニー・ヒューストン出演で、作品も主題歌も大ヒットしました。
さて、こちらのネットフリックスドラマ「ボディーガード」も面白いです。
とにかく主人公がハンサム!
しかし、そんな彼が苦境に立たされるので、ハラハラドキドキの連続です。
登場人物が多いので、名前を覚えておかないと、あれ?誰だっけ?とういうことになるのが少々難点。
けれど、それさえクリアすれば、ノンストップで楽しめることのできる作品です。
感想(ネタバレあり)
踏んだり蹴ったりの主人公
このドラマで一番かわいそうなのが、主人公のデイビッドです。
非番中に列車で自爆テロ犯に遭遇してしまったのが運の尽き。
そこから散々な目に遭います。
自爆テロ犯を逮捕した功績を認められて、内務大臣ジュリア・モンタギューのボディーガードになるデイビッド。
それなのに、モンタギューにセクハラされます。
(女性視聴者はそう思い込んでいる。だって相手は冴えないおばさんよ)
その後はモンタギュー暗殺の犯人に仕立てられ、最終話では爆弾チョッキを着せられるというトホホな展開に。
しかも、デイビッドが捕らえた自爆テロ犯の女性、ナディアにだまされていたことが明らかになります。
彼女は夫に強要されて自爆チョッキを着せられたと語っていました。
デイビッドも、視聴者も、かわいそうなイスラム教徒の女性だと思っていましたよ。
それなのに、な・・・なんと爆弾を製造していたのがナディアだったなんて!
夫に虐げられているなんて大嘘で、正体はジハードの戦士でした。
女の嘘泣きに、すっかりだまされてしまったデイビッド。
彼女に出会わなければモンタギューに関わることもなかったので、運が悪いとしか言いようがないです。
けれど、デイビッドが追い詰められれば追い詰められるほど手に汗握る展開で楽しめました。
3人の権力者のおばさん
まず1人目は内務大臣のジュリア・モンタギュー。
デイビッドが警護を担当するおばさんです。
モンタギューは調査権限法案(RIPA18)を可決しようと先頭に立っていました。
これは司法の監督なしに、通話や通信を監視できるという法案です。
これによってテロを未然に防ぐことができますが、反発を招くことに。
そりゃそうでしょう。
プライバシーをのぞき見されるなんて嫌ですもの。
それだけでなくモンタギューは、首相の後釜に座ろうと画策します。
権力を持ったおばさんのがっつき具合がすごいです。
それに、いい年をしてデイビッドに科を作るんですからタチが悪い。
すっかり飼いならされたデイビッドが気の毒。
けれど、モンタギューは3話であっけなく暗殺されてしまいます。
まさかこんなに早く退場するとは・・・。
そして2人目はロンドン警視庁テロ対策組織SO15のトップ、アン・サンプソンです。
最初はこのおばさんが、モンタギューの暗殺に関わっているのではないかと思いました。
テロリストの尋問を保安部に任せようとするモンタギューに対して、不信感をあらわにしていましたからね。
しかし、単なる仕事熱心なおばさんでした。
3人目はデイビッドの上司、警視正のロレイン・クラドックです。
モンタギューの行動がテロリストに筒抜けだったことから、内部の人間のリークが疑われました。
クラドックが裏切り者でした。
けれど、なぜ彼女が裏切ったのか詳しい説明がなかったのが残念。
お金なのか、それとも弱みを握られていたのか、はっきりしてほしかったです。
それにしても、3人のおばさんに囲まれると、デイビッドのハンサムさが際立つじゃありませんか。
モンタギュー暗殺の黒幕と動機は?
モンタギュー暗殺の黒幕は、犯罪組織の幹部、ルーク・エイキンズでした。
調査権限法案は犯罪組織にとって脅威になるため、可決しようと先頭に立っているモンタギューを亡き者にしたのでした。
けれど、この犯人は唐突で意外でした。
それまでに怪しい人物が何人も浮上していたので、急に犯人として出てきた感が否めません。
まさかあの人が!という驚きがほしかったです。
総評
真犯人が捕まり、ようやく無実を証明できたデイビッド。
デイビッドは今後、警官を続けるのか否か?
シーズン2が制作されれば見たい!


