世代を超えて愛される永遠の妖精オードリー・ヘプバーンのおすすめ映画5作品を紹介します。
プロフィール
(写真はパブリック・ドメインを使用しています)
生年月日 | 1929年5月4日 |
没年月日 | 1993年1月20日(享年63歳) |
出生地 | ベルギーのブリュッセル生まれ |
身長 | 1.7m |
オードリー・ヘプバーンについて
映画に疎い人でも、オードリー・ヘプバーンなら知っている!という人は少なくないはず。
彼女ほど日本人に愛される俳優は見当たりません。
なぜ日本人はこれほどまでにA・ヘプバーンが好きなのか?
やはり「親しみやすさ」ではないでしょうか。
エリザベス・テーラーや、イングリッド・バーグマンはどこか近寄りがたい。
マリリン・モンローは別次元の存在。
A・ヘプバーンは、隣のお姉さん(実際にはこんなお姉さんは隣にいないけれど)的存在で、親近感があるんですよね。
それに、ファッションもかわいくておしゃれ。
古臭さを全く感じさせません。
もしかしたら真似できるんじゃないかという錯覚を抱かせてくれます。
(本当に錯覚だった・・・)
映画に関しても、少女漫画の王道のような作品が多く、日本人の好みに合ったのでしょう。
没後30年以上経っても衰えぬ人気を誇る唯一無二の俳優です。
おすすめ映画 5選
ローマの休日
原題名 | Roman Holiday |
制作国 | アメリカ |
製作年度 | 1953年 |
上映時間 | 1時間58分 |
監督 | ウィリアム・ワイラー |
出演 | オードリー・ヘプバーン グレゴリー・ペック |
ローマを訪問中の某小国の王女アンが、新聞記者のジョーと恋に落ちるというロマンチック・コメディです。
初めて見た時は、この世にこんなかわいい人がいるのかとびっくりしましたよ。
長い髪をばっさり切るシーンも、階段でジェラートを食べるシーンも何もかもがかわいい!
まさにオードリーによるオードリーのための映画です。
トリビア
アン王女役にはエリザベス・テーラーも候補に挙がっていました。
エリザベスだとゴージャスすぎて正体がすぐにばれるわよね・・・。
評価
9/10点
麗しのサブリナ
原題名 | Sabrina |
制作国 | アメリカ |
製作年度 | 1954年 |
上映時間 | 1時間53分 |
監督 | ビリー・ワイルダー |
出演 | オードリー・ヘプバーン ハンフリー・ボガード ウィリアム・ホールデン |
大富豪ララビー家のお抱え運転手の娘サブリナは、次男のデイヴィッドに片思いをするが、かなわぬ恋とあきらめパリへ。
2年後、帰国したサブリナは見違えるほど美しくなって、デイヴィッドの前に現れるというロマンチック・コメディです。
次男のデイヴィッドだけでなく、長男のライナスもサブリナを好きになってしまいます。
デイヴィッド役のウィリアム・ホールデンはまぁいいとして、ライナス役のハンフリー・ボガードは、オードリーと年の差30歳!
冷静に考えると、どういうことやねん、おっさん!ですが、不思議と違和感は一切なし。
オードリーのファッションにも注目の映画です。
トリビア
ぴったりとした7~8分丈のパンツのことをサブリナパンツと呼びますよね。
劇中でA・ヘプバーンが着用したことからそう呼ばれるようになりました。
評価
8/10点
昼下がりの情事
原題名 | Love in the Afternoon |
制作国 | アメリカ |
製作年度 | 1957年 |
上映時間 | 2時間10分 |
監督 | ビリー・ワイルダー |
出演 | オードリー・ヘプバーン ゲイリー・クーパー |
音楽学校の学生アリアーヌは、プレイボーイの大富豪フラナガンに恋をしてしまう。
恋愛に慣れたフリをして彼に近付くのだが・・・というロマンチック・コメディです。
純情な娘アリアーヌ役はオードリーにぴったり!
背伸びをして強がる姿がかわいい。
20代後半でこんな役を演じられるのは、オードリーだけでしょう。
ラストシーンは必見です。
トリビア
当初、フラナガン役はケイリー・グラントが候補に挙がっていました。
ケイリーのほうがプレイボーイ感はある。
評価
10/8点
ティファニーで朝食を
原題名 | Breakfast at Tiffany’s |
制作国 | アメリカ |
製作年度 | 1961年 |
上映時間 | 1時間55分 |
監督 | ブレイク・エドワーズ |
出演 | オードリー・ヘプバーン ジョージ・ペパード |
ニューヨークに住むコールガールのホリーのアパートに、作家志望のポールが引っ越してくる。
ポールは次第にホリーに惹かれていくが・・・というラブストーリーです。
オードリーがギターをつま弾きながら、名曲「ムーンリバー」を口ずさむシーンが下手うまでいい感じ。
見終わった後、同じように口ずさんでしまいます。
それはそうと、日本人の描き方がひどすぎる。
今なら大炎上間違いなしでしょう。
しかも演じているのが、東洋人メイクをしている白人のミッキー・ルーニーなんですよ。
日本人をバカにしてますよね?
どれほどひどいのかぜひ、その目で確かめていただきたい。
トリビア
原作者トルーマン・カーポティは、ホリー役をマリリン・モンローに演じてほしかったそう。
マリリンが演じていたら、全く別物の映画になっていたでしょうね。
評価
8/10点
シャレード
原題名 | Charade |
制作国 | アメリカ |
製作年度 | 1963年 |
上映時間 | 1時間53分 |
監督 | スタンリー・ドーネン |
出演 | オードリー・ヘプバーン ケイリー・グラント |
離婚を決意し、スキー旅行から戻ってきたレジーナは、夫が殺されたことを知る。
スキー旅行で出会ったピーターと共に事件の真相を暴くというサスペンスドラマです。
オードリーがサスペンスに出演するなんて珍しい。
新境地を開いた作品です。
ストーリーは二転三転。
主人公同様、観客も一杯食わされます。
トリビア
ケイリー・グラントは記者から「クリスマスプレゼントに欲しいものは?」と聞かれ、「オードリーとの次回作!」と返答。
粋だなぁ~。
評価
7.5/10点