
おしゃべり好きな赤毛のそばかすの女の子。
アンの魅力にどっぷりはまること間違いなしの名作映画です。
基本情報
| 原題名 | Anne of Green Gables |
| 制作国 | カナダ/アメリカ/西ドイツ |
| 製作年度 | 1985年 |
| 上映時間 | 1時間40分 |
| 監督 | ケヴィン・サリヴァン |
あらすじ
孤児の少女アン・シャーリーは、手違いでプリンス・エドワード島の老兄妹マリラとマシューに引き取られる。
アンは最初は戸惑いながらも、新しい家族や友人との絆を深め、健やかに成長していく。
登場人物とキャスト
| アン・シャーリー [孤児] 演:ミーガン・フォローズ 生年月日 1968年3月14日 |
| マリラ・カスバート [アンの養母] 演:コリーン・デューハースト 生年月日 1924年6月3日 |
| マシュー・カスバート [アンの養父] 演:リチャード・ファーンズワース 生年月日 1920年9月1日 |
| レイチェル・リンド [マリラの旧友] 演:パトリシア・ハミルトン 生年月日 1937年4月27日 |
| ギルバート・ブライス [アンの同級生] 演:ジョナサン・クロンビー 生年月日 1966年10月12日 |
| ダイアナ・バリー [アンの親友] 演:スカイラー・グラント 生年月日 1971年4月29日 |
感想(ネタバレなし)
カナダの小説家L・M・モンゴメリー(1874~1924年)が1908年に出版した小説の映画化です。
カナダではTVドラマとして放送されました。
それが日本では劇場公開されたのですから、赤毛のアンの人気の高さがうかがえます。
なぜ赤毛のアンは人気があるのか?
それは想像力豊かな女の子アン・シャーリーに尽きるのではないでしょうか。
失敗や挫折を経て成長していくアンの姿に、共感を覚える人も少なくないはず。
厳格だけれども、内心は温かさを持つマリラ。
アンの個性を丸ごと受け入れてくれる心優しいマシュー。
マリラの旧友で、口やかましいリンド夫人。
アンと仲違いをしてしまう同級生のギルバート。
アンの心の友ダイアナ。
アンを取り囲む人たちも魅力にあふれています。
美しいプリンス・エドワード島を舞台に繰り広げらる珠玉のエピソードに心躍ること間違いなしの作品です。
感想(ネタバレあり)
お気に入りのシーン10選

お気に入りのシーンを紹介します。
1 アンVSリンド夫人
「器量も良くないし、やせっぽちで、さえない子。ニンジンみたいな髪ね」と言ったリンド夫人に対し、かんしゃくを起こすアン。
「デブで、醜くて、小うるさいお節介女」と言い返します。
よくぞ言ってくれた!
いやぁ~、いいですね。
普通はこんなこと、なかなか言えません。
心の中で思っていることを口に出すアンが素敵。
結局謝罪しに行くのですが、あの芝居がかった謝り方がまた素敵。
私も真似したいけれど、余計に相手を怒らせてしまいそう。
リンド夫人だから許してくれたのよね。(彼女は根は悪い人ではないので)
2 ニンジン!
ギルバートに「ニンジン!」とからかわれ、石板で頭をたたいてしまうアン。
(今思うと、リンド夫人に手を出さなくてよかった・・・)
これはさすがにやりすぎ。
現代だったら「暴力事件」で退学です。
3 酔っ払うダイアナ
ダイアナにスグリ酒を飲ませてしまうアン。
バリー夫人は激怒し、アンを侮蔑します。
その時マリラがアンをかばって、ダイアナの行儀の悪さを指摘するんですよね。
すっかりアンのことが好きになっているじゃない。
4 髪が緑に!
ダイアナのような黒髪になりたくて、行商人から髪染めを買うアン。
けれど、緑色になってしまい、赤毛より悲惨な状態に。
思春期の女の子にとってこれはつらい。
5 プディングソースの中で溺れるネズミ
ステイシー先生が突然グリーン・ゲイブルズにやって来ます。
プディングを食べようとしたステイシー先生を、大声で制止するアン。
実はふきんをかけ忘れたせいで、プディングソースの中にネズミの死骸が・・・。
怒るどころか、大爆笑するステイシー先生。
つられてマリラとマシューも大爆笑。
マリラがあんな風に笑うなんて、後にも先にもこのエピソードだけ。
6 あこがれのパフスリーブ
あのマシューがアンのために、パフスリーブのドレスを買いにお店へ。
けれど、恥ずかしくてなかなか言い出せない。
パフスリーブにたどり着くまで、熊手、黒砂糖と次々と余計な物を買ってしまうマシューがかわいい。
肝心のパフスリーブは・・・膨らみすぎではありませんか?
(ダイアナのパフスリーブは、それほど膨らんでいなかった)
やせっぽちのアンが着ると、ドレスが歩いているように見えてしまいました。
7 ギルバートを振り向かせろ!
クリスマスパーティーに出かけるアンとダイアナ。
2人はギルバートがアンをダンスに誘うかどうか賭けをします。
しかし、ギルバートはアンを無視して、ダイアナをほめるんですよね。
作戦がバレバレです。
けれど、アンとダイアナが踊っている姿を見つめるギルバートの顔!
アンのことが好きって顔よ。
8 アンの旅立ち
アンはグリーン・ゲイブルズを離れて、シャーロットタウンにあるクイーン学園へ。
駅でアンを見送るマリラとマシュー。
「アンは神のおぼし召しよ。私たちへの贈り物ね」
まさかマリラの口からこんな言葉が聞けるとは・・・。
巣立つアンを誇りに思いつつも、寂しそうな2人の表情が切ないです。
9 マシューとの別れ
マシューは発作で突然倒れてしまいます。
「私が男の子なら仕事を手伝えたのに」と嘆くアン。
「男の子は要らん。お前がいれば十分だよ。変わらないでおくれ。私のかわいいアンは自慢の娘だ」
このマシューの言葉は、何度見ても目頭が熱くなります。
優しいマシューをなぜ死なせるんだよっ!
マシューにはもっと長生きして、アンが大人になるのを見届けてほしかったのに・・・。
10 ギルバートの優しさ
マリラは農場を手放し、家を売ろうとします。
アンは断固として反対。
大学進学をあきらめ、隣町のカーモディで教師として働くことを決意します。
ギルバートはアボンリーで教師をすることが決まっていましたが、アンがアボンリーで働けるよう理事会に掛け合います。
優しい。
惚れてしまうやないか。
けれど、アンはギルバートと仲直りはしたものの、恋愛感情は全くなし。
鈍感女のアン。
ギルバートのことが好きだってことに気づくのは、まだまだ先のようです。
おすすめの「赤毛のアン」関連作品
●「アンという名の少女」(2017~2019年/3シーズン/全27エピソード)
NETFLIXのオリジナルドラマ「アンという名の少女」が面白い!
現代風にアレンジされていますが、アンがイメージ通りなので許容範囲。
全27話なので気軽に見ることができます。
詳しくはこちら→ドラマ「アンという名の少女」シーズン1 感想 ネタバレなし&あり
● アニメ「赤毛のアン」(1979年)
「火垂るの墓」で知られる高畑勲監督によるTVアニメです。
「どうせ子供向きなんでしょう」とバカにしてはいけません。
意外と大人も楽しめる。
純粋になれる作品です。
● ドラマ「アボンリーへの道」(1990~1996年/7シーズン/全93エピソード)
映画「赤毛のアン」のスピンオフドラマになります。
プリンス・エドワード島を舞台に、主人公セーラ・スタンリーと彼女を取り巻く人々との交流を描いていて面白い!
アンは登場しませんが、レイチェル・リンド夫人が時々登場します。
総評
映画「赤毛のアン」には続編があります。
「続・赤毛のアン/アンの青春」(1987年)で、主演は引き続きミーガン・フォローズです。
アンの教師生活が描かれ、ギルバートとの関係に進展も。
こちらも面白いのでおすすめです。

