映画「タイタニック」感想 ネタバレなし&あり

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壮大なスケールで描く不朽のラブストーリー。
なぜジャックを木のドアの上に乗せなかった?

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原題名Titanic
制作国アメリカ
製作年度1997年
上映時間3時間14分
監督ジェームズ・キャメロン

1912年4月10日、豪華客船タイタニック号は、サウサンプトンからニューヨークに向け出航。

三等客室の貧しい画家志望の青年ジャックは、上流階級の娘ローズと出会い恋に落ちる。

しかし、4月14日、タイタニック号は巨大な氷河に衝突。

船はゆっくりと沈没し始める。

ジャック・ドーソン [貧しい画家志望の青年]

演:レオナルド・ディカプリオ
生年月日 1974年11月11日
ローズ・デウィット・ブケーター [上流階級の娘]

演:ケイト・ウィンスレット
生年月日 1975年10月5日
キャル・ホックリー [鉄鋼王の御曹司/ローズの婚約者]

演:ビリー・ゼイン
生年月日 1966年2月24日

豪華客船タイタニック号の沈没事故を背景に、画家志望の青年ジャックと上流階級の娘ローズのラブストーリーを描いた不朽の名作です。

アカデミー賞では作品賞、監督賞など、計11部門を受賞しました。

見どころは何といっても沈没シーン。

沈没の描写は圧巻です。

我先に救命ボートに乗り込もうとする人、愛する人を守ろうとする人、静かに最期を迎える人。

乗員乗客の人間模様を丁寧に描き、見る者の心を揺さぶります。

実際に起きた出来事とラブストーリーを融合させたおすすめの作品です。

ジャックVSキャル

つまらない・・・。

つまらない・・・。

何がつまらないっかって?

そりゃ、ジャックのことですよ。

優しくて、誠実で、行動力があって、自分の命を犠牲にしてローズを助ける男。

完璧すぎてつまらない。

一方、キャルはいいですねぇ~。

自己中心的で、嫉妬心が強く、他人を見下すような態度を取り、金にモノを言わせるタイプの男。

クズ男っぷりが最高じゃありませんか。

単なるクズ男ならよかったのですが、本当はローズのことを愛しているというのが切ない。

婚約者であるローズが他の男によろめいているのを見たら、ブチギレたくもなりますってば。

けれど、寒さで震えているローズに対して「ひどい格好だな。震えているじゃないか」と言って、自分のコートを羽織らせるキャルが素敵。(女子が一番好きなシチュエーション)

「ジャックの席の分も確保したから」と嘘をついて、何とかローズを救命ボートに乗せるようとするなんて、メッチャ愛しているじゃありませんか。

タイタニック沈没後、ローズを探すキャルのつらそうな顔!

本当にローズの生還を望んでいる顔でしたよ。

(決して「碧洋のハート」を探していたわけではないでしょう)

性格が悪くなければ、ローズも心を開いてくれたかもしれない。

その後、キャルは財産を相続して結婚しましたが、1929年の大暴落で全てを失い、ピストル自殺します。

完全無欠のヒーローであるジャックより、不器用男のキャルの方がキャラクターとしては面白い。

ジャックとローズのラブストーリーだけではつまらなかったと思います。

なぜジャックを木の上のドアに乗せないの?

タイタニック沈没後、海に投げ出されたローズは、木のドアの上に乗ります。

しかし、ジャックは乗らず。

スペースは十分ありました。

そう思ったのはどうやら私だけではなかったらしく「自分だけ乗りやがって」とローズに対するバッシングが巻き起こったようです。

中には「ローズの体重のせいだ」なんて言う人も。

それだけジャックに生きていてほしかったという思いが強かったようです。

ローズ「あなたも乗って」

ジャック「2人乗ると沈んでしまう。僕なら大丈夫だ」

なーんてセリフがあればよかったのに。

ジェームズ・キャメロン監督もこの論争にはうんざりしたようで、自ら検証を行いました。

その結果、2人がドアに上がると下半身が水中に漬かり、低体温症で助からなかったことが判明したのです。

わざわざご苦労様です。

あの時ジャックが生き延びていたらどうなっていたのか?

2人はけんか別れをしていたかもしれません。(ローズはわがままお嬢様なので)

ジャックが亡くなったことによって、美しい思い出としてローズの心の中に残り続けたのですからいいじゃありませんか。

その後、ローズは好き勝手な人生を送り、100歳まで生きます。

愛するジャックのために生涯独身を貫くというようなこともなく、他の男とさっさと結婚。

たくましい女ローズ。

何が何でも生き延びて幸せになってやる感が・・・すごい。

ジャックもあの世でローズのたくましさにドン引き・・・じゃなくて、誇らしく思っているでしょうね。(そう思いたい)

気になったこと

● 女優になったローズ。バレなかったの?

ローズは1920年代、女優として活動していたことが明らかになりました。

そこで気になったのが、母親のルースや元婚約者のキャルにバレなかったのかということ。

「あれ?この女優、もしかしてローズじゃないの?」なんてことにはならなかったのかしら。

売れない女優で、舞台を中心に活動していた・・・ということにしておきましょう。

● 伝説のダイヤのネックレス「碧洋のハート」をなぜ海に投げ捨てたのか?

ローズは「碧洋のハート」を保管していました。

身元がバレてしまうので、売ることができない。

自分の死後、子供や孫によって発見されるのも避けたい。

死ぬ前にタイタニック号が眠る海に返した方がいいと判断したのではないでしょうか。

● ラストシーンは夢?死後の世界?

ラストシーンで白いドレスを身にまとったローズが、タイタニック船内の大階段を歩きます。

そこにはジャックや、他の亡くなった人たちの姿が。

これはローズの夢なのか?

それとも、死後の世界なのか?

これは見る人の判断に委ねるといったところでしょうか。

私は死後の世界だと思いました。

なぜなら、そこにいるのは全員亡くなった人たちだけだったからです。

生き延びた新興成金モリー・ブラウンの姿はありませんでした。

ローズも死んで、ジャックの元に戻ってきたのだと思います。

けれど、ローズと結婚した夫のカルバートさんが気の毒・・・。

印象に残ったキャラクター

特に印象に残ったキャラクターを書き連ねていきたいと思います。

モリー・ブラウン[新興成金](実在の人物)

成金なので他の上流階級の人たちからは見下されているけれど、本人はどこ吹く風。

息子のタキシードをジャックに貸したりする親切なおばさんです。

海に投げ出された人々の救助のために、ボートを引き返すよう主張する男前っぷりを見せます。(結局、却下されましたが)

名優のキャシー・ベイツが演じているので、演技力と貫禄はさすが。

ルース・デウィット・ブケーター[ローズの母親](架空の人物)

名家だけれど借金まみれだったため、ローズを富豪のキャルと結婚させようとします。

このルースがね・・・実に嫌な女。

救命ボートに乗るとき「座席は等級別になっているの?」なんて抜かした時は、嫌な女を通り越して笑っちゃいましたよ。

乗れるだけでもありがたいと思えよ。

その後、ルースはどうなったのか?

貧乏生活は絶対に嫌なはずなので、金持ちのおじいさんを捕まえて再婚してそう。

トーマス・アンドリューズ[タイタニック号の設計主任](実在の人物)

一等船室の喫煙室の前で、静かに最期を迎えるアンドリューズ。

置時計の針を直すシーンは、彼の几帳面な性格を現わしていて、実に設計士らしい最期でした。

(針を午前2時12分頃に直していましたね。8分後の2時20分にタイタニック号は沈没しました)

史実ではアンドリューズは多くの乗客を避難させた後、船内に残りました。

遺体は発見されませんでした。

エドワード・スミス[タイタニック号の船長](実在の人物)

操縦室に閉じこもり、海水に呑まれて最期を迎えるスミス船長。

船長たるもの、船と共に沈んで死ぬか、最後に救出されるもの。

船と運命を共にするのが船長だと思っていたけれど、一目散に逃げ出した船長もいました。

● 1939年 ドイツの軍艦「アドミラル・グラーフ・シュペー」

● 1965年 アメリカの客船「ヤーマス・キャッスル」

● 1991年 ギリシャの客船「オシアノス」

● 2012年 イタリアの客船「コスタ・コンコルディア」

● 2014年 韓国の客船「セウォル」

● 2915年 中国の客船「東方ノ星」

結構多い・・・。 

船長としても、男としても恥ずかしい。

家族も恥をかくではありませんか。

タイタニック号のスミス船長は、船長としての責務をまっとうしたわけです。

スパイサー・ラブジョイ[キャルの執事](架空の人物)

この主人にしてこの執事あり。

飼い犬は飼い主によく似るというけれど、主人以上にタチが悪い。

執事と言うよりはゴロツキ。

ラブジョイ(なぜか名字がかわいい)の生死は不明。

多分死んだと思う。

どうでもいいけど。

ウォレス・ハートリー[楽団のリーダー](実在の人物)

乗客の不安を和らげるため、沈みゆく船の中で演奏し続ける楽団員とリーダーのハートリー。

「君らと演奏したことを光栄に思う」そう言って、仲間に別れを告げるハートリー。

ハートリーのバイオリンは、婚約者マリアからの贈り物。

彼の遺体が引き上げられた時、身体にバイオリンを結んだ状態で発見されました。

バイオリンはマリアの元へ。

マリアは生涯独身を貫きました。

ジャックとローズより純愛じゃありませんか。

(さっさと他の男と結婚したローズとは大違い)

2013年、このバイオリンは90万ポンド(1億8千万円)で落札されました。

ベンジャミン・グッゲンハイム[富豪の紳士](実在の人物)

救命着をすすめられますが「私は紳士らしく正装して船と運命を共にする」と言い放ったグッゲンハイム。

史実でも紳士として最期を迎えました。

紳士って死ぬ瞬間までかっこつけなくちゃいけないから大変。

イジドー・ストラウス[百貨店メイシーズの経営者](実在の人物)
アイダー・ストラウス
[イジドーの妻](実在の人物)

ベッドの上で最期を迎える老夫婦。

妻の手をしっかり握り、頬に優しくキスする夫の姿が印象的でした。

ほんの数秒のシーンなのに、今でも目に焼きついて離れません。

史実では2人はベッドの上ではなく、大波に襲われ海に投げ出されて亡くなりました。

目撃者によると2人は、最後の瞬間まで抱き合っていたとのこと。

老夫婦の愛も素敵。

ウィリアム・マクマスター・マードック[1等航海士](実在の人物)

女性と子供を優先的に救命ボートに乗せようと指揮するマードック。

乗客の混乱を抑えるために拳銃を使って威嚇しますが、誤って乗客を射殺してしまいます。

こういう状況下では仕方がない。

しかし、マードックは自責の念にかられ、自ら拳銃で命を絶ちます。

とても切ないシーンでした。

このシーンは創作なので、実際にマードックがどういった最期だったのかは不明。

トーマス・バイルズ[神父](実在の人物)

沈没の瞬間まで人々に聖書を読むバイルズ神父。

神父にすがりつく人々の姿がとても印象的でした。

史実では神父は救命ボートに乗るのを拒否。

人々に聖書を読んで、最期の瞬間を迎えました。

ジャックとローズのベタすぎるラブストーリー。

憎まれっ子キャルの暴走。

タイタニック沈没時の乗員乗客の人間模様。

どれをとっても心に残るシーンばかりでした。

タイタニック号が沈没してから100年以上が経過しました。

しかし、引き上げは現時点では実現していません。

今も多くの魂が、海の中で眠り続けています。

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