ドラマ「アンという名の少女」シーズン2 感想 ネタバレあり

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オリジナルストーリーが炸裂!
もはや赤毛のアンではありません。

原題名Anne with an E
制作国カナダ
製作年度2018年
エピソード数10エピソード

カスバート家に下宿する2人の男が村に新たな期待をもたらす。

ギルバートは、船での仕事を通じて黒人青年バッシュと親しくなる。

シーズン2の登場人物

セバスチャン・”バッシュ”・ラクロワ

演:ダルマー・アブゼイド(1990年10月23日生まれ)

ギルバートの友人。

オリジナルキャラクター。

コール・マッケンジー

演:コリー・グルーター・アンドリュー

アンのクラスメイト。

オリジナルキャラクター。

ミュリエル・ステイシー

演:ジョアンナ・ダグラス(1983年4月11日生まれ)

教師。

原作と比較→ぴったり。理想の教師そのものです。  

悪党のその後

シーズン1でカスバート家に下宿することになった2人。

正体は詐欺師でした。

アヴォンリーの土地に金が出ると嘘をついて、村の人たちから調査料として年収の半分をだまし取ります。

しかも2人の内、1人には逃げられてお金は戻ってこず。

皆さん、人を信じすぎです。

マシューとマリラはお金を払わなかったけれど、2人を下宿させたという負い目もあり、肩身の狭い思いをする羽目に。

そうそう、マリラがハンサムなほうの悪党にポッとなっていたのが面白かった~。

マリラの年齢は分かりませんが、親子ほど年が離れていますよね。

髪型を変えたりして完全に恋する乙女。

マリラの姿を見たマシューは目が点になっていました。

あんなマリラとマシューの顔はもう二度と見れないでしょうよ。

ギルバートとバッシュ

船で働いていたギルバートは、黒人青年バッシュと意気投合。

アヴォンリーにあるギルバートが所有する農場で、一緒に働くことになります。

しかし、当時は人種差別が色濃く残る時代。

マリラとマシューは動揺しつつ大人の対応をしていましたけれど、村人の中にはあからさまに見下す人も。

アンはといえば「私、有色人種を見るのは初めて。あなた、とても美しい肌をしているのね」と絶賛。

こんなことを言われたらうれしいですよね。

ただ、ストーリーが原作から脱線しすぎていませんか?

シーズン1では、原作のエピソードが多かったんですよ。

けれど、シーズン2では、アンの髪が緑色になってしまうエピソードくらいしかありません。

ギルバートが船旅をしたり、黒人青年バッシュが登場するなんてもはや別物の作品になってしまいました。

また同性愛ネタ

シーズン1では、ジョセフィン大伯母さんの同性愛が判明しましたが、シーズン2でも新顔が。

アンのクラスメイトの美少年のコールです。

いじめっ子の標的になるだけでなく、あのチョビひげ野郎のフィリップスもコールにつらく当たるんですよ。

けれど、ここで衝撃の事実が発覚。

フィリップスも同類だったんですよ。

だからこそ、コールに対して過剰に反応して、冷酷な態度を取っていたんですね。

フィリップスは自分の本来の姿を隠すために、教え子と結婚しようとします。

(生徒に手を出していいんでしょうか・・・)

けれど、結婚式で花嫁に逃げられ学校を辞めることに。

自業自得です。

ジョセフィンとコールは自分らしく生きることを決意し、フィリップスはこれからも偽りの人生を送り続けるんでしょうね。

そうそう、ダイアナがとうとうジョセフィンの秘密を知ってしまいました。

ショックを受けるダイアナ。

そりゃそうでしょう。

これが当時の人の普通の反応です。

アンが変わり者すぎるんです。

ただ同性愛ネタはもうしつこいです。

これ以上同性愛者を増やすのはやめていただきたい。

自立している女性のお手本

フィリップスの後任として、女性教師ステイシーが赴任してきます。

もうね・・・落差がすごい。

フィリップスとは180度違って、生徒思いで進歩的な自立した女性なんですよ。

アンはすっかり夢中になります。

進歩的すぎて村の人たちからは顔をしかめられることもあるけれど、本人はどこ吹く風。

学生の時って、担任が誰になるのかは死活問題。

へんてこりんな先生に当たってしまった時は地獄です。

アンにとってステイシー先生は、お手本であり、教師を目指すきっかけになった大いなる存在であるのは間違いありません。

「赤毛のアン」のドラマ化です!と胸を張って言えなくなった本作。

シーズン3は軌道修正するのか、それとも暴走するのか、ある意味楽しみです。