映画「セキュリティ・チェック」感想 ネタバレなし&あり

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空港内に殺人兵器が!
よりにもよってクリスマス・イブにテロを起こさないでいただきたい。

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原題名Carry-on
制作国アメリカ
製作年度2024年
上映時間1時間59分
監督ジャウマ・コレット=セラ

クリスマス・イブの夜、イーサン・コーペックはロサンゼルス国際空港で、手荷物検査を担当することになる。

しかし、謎の男から手荷物を見逃すよう指示され、言う通りにしなければ恋人のノラを殺すと脅迫されるのだった。

イーサン・コーペック [アメリカ運輸保安局(TSA)の職員]

演:タロン・エガートン
生年月日 1989年11月10日
旅行者/トラベラー

演:ジェイソン・ベイトマン
生年月日 1969年1月14日
ノラ・パリシ [イーサンの恋人/ノースウィンド航空のオペレーション管理者]

演:ソフィア・カーソン
生年月日 1993年4月10日

空港を舞台にしたクリスマスアクション映画といって思いつくのが「ダイ・ハード2」(1990年)でしょう。

ブルース・ウィリス扮する刑事ジョン・マクレーンが、テロリストと戦う痛快アクション映画でした。

「セキュリティ・チェック」は、空港で働く職員が主役の映画です。

手荷物検査を担当していたイーサンは、荷物の中に入っている化学兵器を見逃すよう悪党から指示されます。

指示に従わなければ、恋人ノラを殺すと脅されるのです。

この絶体絶命の状況に、イーサンはどう立ち向かうのか?

単なる空港職員であるイーサンが、孤軍奮闘する単純明快なストーリーで楽しめます。

ミスキャスト

イーサン役のタロン・エガートンはいいんですよ。

あいかわらず「永遠の弟」なので。

問題はノラ役のソフィア・カーソンでしょう。

あの派手なメイクは一体何なの?

クレオパトラメイクではありませんか。

それに、唇にグロスをこってり塗り付けて、エビフライを食べたのか?と突っ込みたくなりました。

コールガールの役なら構わないんですよ。

でもね、アンタ、空港職員でしょう?

プロの俳優として、完全に役作りに失敗しています。

そもそも、ソフィア・カーソンって誰ですか?

歌手兼俳優ということですが、日本では知名度ゼロです。

インスタのフォロワーが2000万人!

ということは、海外では割と人気があるんですかね。

しかし、彼女と同じ系統であるセレーナ・ゴメスのフォロワー数が4億2000万人。

アリアナ・グランテが3億8千万人。

2000万人が少なく感じる・・・。

セリーナとアリアナは、日本でも人気が高いので仕方がない。

それと、旅行者役のジェイソン・ベイトマン・・・。

地味・・・ですね。

とっても地味。

どうせならジャウマ・コレット=セラ監督の作品に多く出演しているリーアム・ニーソンなんかどうですか?

(オイオイ、アンタ、何様のつもり?突然キャスティングに口を挟んできたぞっ!)

R・ニーソンは「アンノウン」(2011年)「フライト・ゲーム」(2014年)「ラン・オールナイト」(2015年)「トレイン・ミッション」(2018年)と4作品も出演しています。

ヒーロー役を演じることが多かったR・ニーソンが、悪役を演じたら面白いと思うんですけどね。

そうすれば、もっとスリリングな作品になったのに。

犯人の目的

とにかくずっとイーサンが「旅行者」のいいなりになっているので、イライラしました。

クレオパトラ(ノラのこと。メイクが濃いので)の命を優先するあまり身動きが取れません。

手荷物の中には、ロシアの神経毒「ノヴィチョク」が!

「旅行者」の目的は、グレース・ターナー下院議員。

ターナー議員が搭乗する飛行機に「ノヴィチョク」を持ち込んで、彼女を殺害しようとしたのです。(乗客は完全な巻き添え)

ターナー議員はDTD法案(軍事費の拡大)を推進していました。

ロシアの毒を使用すれば、ロシア人が彼女を殺したと思い、法案が可決されます。

ターナー議員の暗殺は、お金儲けを目的とする民間請負業者の仕業だったのです。

「旅行者」は本人いわく計画遂行のための進行役でした。

もうね、はっきりいってクレオパトラの命なんてどうでもいい。(好感度が全くないキャラクターなので冷たい。キャスティングは大事)

クレオパトラより大勢の乗客の命の方が大事です!

イーサンは後半になってようやく反撃を始めます。

「ノヴィチョク」が入った手荷物を、サイズが少し大きい別の手荷物にすり替えた時はなぜ?と思いました。

これは機内持ち込みではなく、貨物室に入れるよう仕向けて「ノヴィチョク」を取り出そうとしたのです。

イーサンは貨物室に乗り込みますが、そこに「旅行者」が現れ、取っ組み合いになります。

激闘の末、冷凍室に「旅行者」を閉じ込め「ノヴィチョク」を放り込むイーサン。

貨物室にあんな冷凍室があるとは・・・。

「ノヴィチョク」が漏れたりしないのでしょうか?

ちょっと細かいことが気になってしまいました。

細かいことといえばもう1つ。

カスハラ(カスタマー・ハラスメント)が多い。

クリスマス・イブで空港が混雑しているせいか、文句タラタラの客が多すぎます。

1年後、空港に現れたイーサンとクレオパトラは、生まれたばかりの赤ん坊と共にタヒチ旅行へ。

空港職員ではなく、警官になっていたイーサン。

夢がかなって何よりです。

テンポが良く、頭を空っぽにして楽しめる作品でした。

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