
主人公ジョナサン・パインの正体がいつばれるのか、ハラハラしっぱなしのスパイドラマが面白い。
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基本情報
原題名 | The Night Manager |
制作国 | イギリス/アメリカ |
製作年度 | 2016年 |
エピソード数 | 8エピソード |
あらすじ
元イギリス軍兵士であり、ホテルの夜間支配人であるジョナサン・パインは、武器ディーラーであるリチャード・ローパーの組織に潜入する。
復讐心に燃えるジョナサンは、危険な状況に身を置きながらも正義を貫くため奮闘する。
登場人物とキャスト
ジョナサン・パイン [ホテルのナイト・マネジャー/スパイ]
演:トム・ヒドルストン (1981年2月9日生まれ)
トム・ヒドルストンは、3K(高身長・小顔・かっこいい)の3拍子そろった英国紳士。
あの長い手足はもはや宇宙人。
たまにトホホ顔になるのがかわいい。
映画「アベンジャーズ」シリーズのロキ様役でノックアウトされた女子も少なくないはず。
もちろん今作でも、女子たちを狂喜乱舞させています。
リチャード・ローパー [武器商人]
演:ヒュー・ローリー (1959年6月11日生まれ)
ヒュー・ローリーは、同作でトム・ヒドルストンと共に製作総指揮を担当。
元々は主人公のジョナサン・パインを演じたかったそう。
けれど、やらなくて正解でした。
ジェド・マーシャル [ローパーの愛人]
演:エリザベス・デビッキ (1990年8月24日生まれ)
エリザベス・デビッキは、身長190cm!の美人。
トム・ヒドルストンが187cm、ヒュー・ローリーが189cmなので、一番背が高い。
(このドラマの平均身長がおかしい)
一昔前なら長身女優に仕事はありませんでしたが、もうそんな時代ではありません。
今後の活躍に期待です。
アンジェラ・バー [国際執行機関(IEA)の職員]
演:オリヴィア・コールマン (1974年1月30日生まれ)
オリヴィア・コールマンは、実際に撮影時、妊娠中でした。
妊婦設定がラストで役に立ちます。
感想(ネタバレなし)
イギリス人作家ジョン・ル・カレの小説「ナイト・マネジャー」のドラマ化です。
このドラマの見どころは、
男のフェロモンだだ漏れのトム・ヒドルストン?
世界一の悪党が板についているヒュー・ローリー?
スタイルが抜群すぎるエリザベス・デビッキ?
いえいえ、普通のおばさんのオリヴィア・コールマンです!
正確に言うと普通のおばさんではなく、国際執行機関(IEA)で働いている切れ者なんですけどね。
しかし、パートで働くそこらへんのおばさんにしか見えない。
けれど、とても魅力的。
演技派女優の本領が発揮されていて、がっちりと脇でトム・ヒドルストンを支えています。
まさか美男美女のトムやエリザベスより、おばさんのオリヴィアに注目する日が来るなんてねぇ~。
彼女の演技を堪能できるドラマでもあります。
もちろんストーリーも面白い。
主人公ジョナサン・パインの正体がいつばれるのかハラハラしっぱなし。
最後まで息つく暇も与えません。
感想(ネタバレあり)
ジョナサン・パイン
エジプトでホテルのナイト・マネジャーとして働いていたジョナサン・パイン。
有力者の愛人が自分のせいで殺されてしまったことから、武器商人リチャード・ローパーへの復讐を誓います。
ローパーの子供を悪人から救ったふりをして内部に潜入するのですが、これがもうスリリング。
どう見てもスパイにしか見えない。
けれど、なぜかローパーの信用を勝ち得てしまいます。
ローパーって・・・頭が悪いの?
突然現れた新参者を組織に入れるなんて絶対にだめでしょう。
ジョナサンもジョナサンで、ローパーの愛人ジェドと恋愛関係になってしまいます。
完全に目的を忘れているわよね。
ローパーに疑念を持たれるようなことをしちゃだめでしょう。
色男はこれだから困ります。
最後はローパーに正義の鉄ついを下すことができたので、終わり良ければ全て良しなんですけどね。
リチャード・ローパー
いかにも悪人!といったオーラを発している武器商人のローパー。
けれど、かなりマヌケな男なんですよね。
ジョナサンをあっさり信用するなんてツメが甘すぎます。
それに、愛人のジェドをジョナサンに紹介しちゃだめでしょう。
美男と美女が出会ってしまったらどうなるか、想像力を働かせてくれないと。
アンタはお金を持っているだけのおじさんなんだから。
しかも、2人の関係になかなか気づかない愚鈍っぷり。
それから、顧客の悪口を面と向かって言ってはいけません。
客が買った武器(3億ドル!)がローパーの目の前で爆破されます。
頭に血がのぼったローパーは、客をドブネズミ呼ばわり。
その後逮捕されますが、現地に有力者がいるのですぐに釈放されるだろうと高をくくります。
しかし、ドブネズミ呼ばわりされた客が護送車に乗り込んできて、ローパーを連れ去ります。
きっとこれは処刑されますよ。
イヒヒ。
最高に小気味良いラストシーンですよね。
最初から最後までマヌケなローパーでした。
ジェド・マーシャル
本当に同じ生き物なのかと疑うくらいスタイルが抜群すぎます。
ローパーの愛人にならなくても、あれほどの美貌と高身長なら、スーパーモデルとして稼げたのでは?
それにしても、ローパーの本業を知らなかったなんて鈍感すぎませんか?
普通は、あれ?この人、怪しい・・・ってなりますよ。
ジョナサンに協力していたことがばれて、水責めの拷問を受けるシーンは直視できなかったです。
事件解決後、故郷に残した子供に会いに行くジェド。
ジョナサンとはどうなるのか気になる・・・。
アンジェラ・バー
裏の主役なんじゃないかと思うくらい存在感たっぷりの国際執行機関職員アンジェラ・バー。
見た目が普通のおばさん、しかも妊婦なので、誰も彼女を疑いません。
アンジェラとローパーが対峙した時のシーンが面白いです。
「誰?このおばさん?」と目が点になっているローパー。
おばさんをなめてもらっちゃ困ります。
無茶をするジョナサンを時にはなだめ、時には尻ぬぐいをするオカン的存在。
年齢はそれほど離れていないのですが、しっかり者のオカンとやんちゃな息子みたいな関係で面白かったです。
トリビア
● 原作者がカメオ出演
原作者ジョン・ル・カレ氏が、カメオ出演しています。
レストランのシーンで、ジョナサンたちの隣のテーブルの席に座っている紳士です。
ル・カレ氏は出たがり(言い方!)らしく、映画「裏切りのサーカス」にもカメオ出演。
原作者が作品に出演するのはあるあるみたいですね。
撮影現場を見学している時に、プロデューサーから「出演して見ませんか?」なんて言われるんでしょうね。
● ブラッド・ピットがジョナサン役?
「ナイト・マネジャー」は、ブラッド・ピット主演で映画化の話もありました。
しかし、約2時間でストーリーを完結させるのは無理だと判断。
(確かに駆け足になってしまいますよね)
結局、実現することはありませんでした。
● 原作では性別が違う
オリヴィア・コールマン演じるアンジェラ・バーは、原作では男性という設定です。
けれど、妊婦の女性にしたことで、スリリングな展開になりました。
総評
美男美女が登場し、脇を固める俳優陣も魅力的。
世界一の悪党リチャード・ローパーの末路は、実に壮快でした。
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