ドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」シーズン3 感想 ネタバレあり

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まさか「あの人」が退場するなんて・・・。
トミーに次から次へと災難が降りかかる!

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原題名Peaky Blinders
制作国イギリス
製作年度2016年
エピソード数6エピソード

1924年、トミーとグレースは結婚。

2人の間に誕生した息子チャールズと共に、幸せな生活を送っていた。

しかし、危険な陰謀に巻き込まれ、トミーの人生は次第に闇へと飲み込まれていく。

シーズン3の登場人物

ジョン・ヒューズ [神父]

演:パディ・コンシダイン(1973年9月5日生まれ)

リンダ・シェルビー [アーサーの妻]

演:ケイト・フィリップス(1989年5月21日生まれ)

タチアナ・ペトロヴナ [ロマノフ大公の姪]

演:ハイテ・ヤンセン(1991年12月25日生まれ)

つかの間の幸福

トミーとグレースはめでたく結婚。

シーズン2でちらっとだけ登場したグレースの夫はどうなったのかと思ったら、自殺していました。

本当に自殺?

額面通りに受け取っていいの?

怖いんだけど・・・。

想像すると怖いので、もうやめておきます。

とにかく、2人の結婚式が面白かったです。

新郎側の招待客と、新婦側の招待客との落差がすごい。

ギャングだらけの下品な新郎側と、上流階級の匂いがプンプンする上品な新婦側。

トミーが家族や部下たちに、騒ぎを起こさないようくぎを刺すシーンは最高でした。

それにしても、シーズン1では掃きだめに住んでいたのに、今や大豪邸に住んでいるトミー。

いやぁ~、出世したものです。

美しい妻、かわいい息子、ビジネスは順調と幸せの絶頂ではありませんか。

それなのに、突然のグレースの死・・・。

え~!!

シャングレッタファミリー(イタリア系ギャング)との抗争に巻き込まれて、トミーの代わりにグレースが撃たれてしまいます。

打ちのめされたトミーの姿を見るのはつらい。

報復としてシャングレッタファミリーのボスを殺しますが、その妻は見逃すことに。

いいんですか?見逃しちゃって。

報復の連鎖が続くような気がする・・・。

絶体絶命のトミー

トミーはチャーチルの命令で、ロシア革命で亡命した貴族ロマノフ公の仕事を引き受ける羽目になります。

断れば因縁をつけられて逮捕されるので、引き受けざるを得ません。

今シーズンは、ロシアとイギリスの歴史についてある程度知っておかないと、置いてけぼりを食らうストーリー展開でした。

てなわけで、まず白系ロシア人と赤系ロシア人について。

白系ロシア人とは、ロシア革命に反対して国外に亡命した反共産主義の人たちのこと。

赤系ロシア人とは、ロシア革命後のソビエト政権、共産主義支持者のこと。

ロマノフ大公は白系ロシア人で、ソビエトに対抗するために、戦車の輸送をトミーに依頼します。

しかし、真の狙いは、列車に乗せた戦車を爆破して、それをソビエトの仕業にして、英国政府がソビエトとの国交を断つのが狙いでした。

今シーズンは、シーズン1、2に登場したキャンベルに負けず劣らずのヒューズ神父が登場します。

ヒューズ神父は大悪党で、オッドフェローズ、セクションDとつながっていました。

オッドフェローズ?

セクションD?

聞いたことのない固有名詞が出てきて何のこっちゃです。

調べてみるとオッドフェローズとは、フリーメーソンと並ぶ友愛結社のこと。

(フリーメーソンなら知っている人も多いはず。要するに得体の知れない結社ってことです)

セクションDとは、秘密諜報機関のこと。

どちらかというと、ロマノフ大公よりもこのヒューズ神父が仕切っていて、偉そうにトミーに指示するわけですよ。

トミーが少しでも違う行動を取ろうとすると瀕死の重傷を負わせたり、列車の爆破を実行させるためにトミーの息子を誘拐するという鬼畜っぷり。

しかも、ヒューズは小児性愛者で、マイケルが施設にいた頃、彼の犠牲になった過去が明らかになります。

キャンベルもクズだったけれど、ヒューズ神父はそれ以上じゃないですか?

だから、マイケルがヒューズ神父を殺してくれた時は、すっきりしました。

キャンベルのようにシーズンをまたいで暗躍してくれなくてよかったです。

マイケルは無事トミーの息子を保護しますが、連絡が間に合わず、列車爆破を実行してしまうシェルビー兄弟。

もちろんフィクションですが、シェルビー家が国家の一大事に関わっているというのが面白いです。

あいかわらずのアルフィー

ロマノフ大公が報酬を渡すことはないと察したトミーは、貯蔵室にある彼の宝石を強奪する計画を立てます。

けれど、トンネルを掘っていたことが敵に筒抜け。

情報を漏らしたのはやはりアルフィーでした。

シーズン2で、アルフィーは信用できないと学んだはず。

それなのに、アルフィーに対しては甘いトミー。

「ごめんね。息子を誘拐されたなんて知らなかった」とつぶらな瞳で言われると、許してしまうのよね。

ポリーのロマンス

トミーが結婚したので色恋ざたはもう見れなくなるのかと思ったら、グレースが帰らぬ人に。

フリーになったトミーの前に現れたのが、ロマノフ大公の姪タチアナです。

けれど、お互い火遊びだったので、ロマンスはなし。

タチアナは貴族でありながら、元娼婦のリジーより娼婦っぽいです。

(最近のリジーは、すっかりキャリアウーマンになりましたから)

ロマノフ大公が実は妻の尻に敷かれていたことからも分かるように、没落しても女は強し。

その代わり・・・といっては何ですが、今シーズンはポリーのロマンスを見る羽目・・・じゃなくて見せていただくことができます。

肖像画家のオリヴァー・ルーベンと出会って、あのポリーが恋する乙女状態に。

ドレスを着て(これが全く似合っていない)肖像画を描いてもらうウキウキのポリー。

けれど、例のトンネルのことが敵に筒抜けになったことで、トミーはルーベンを疑います。

「ルーベンの方から近寄ってきたんだろう。ポリーみたいな女に」と、ポリーを年増の不細工女呼ばわり。

確かにポリーは美人ではないけれど、その言い方はいくらなんでもひどすぎます。

ポリーもポリーで、ルーベンを疑ってしまって、完成した絵を切り裂くんですよね。

犯人はご存じのようにアルフィーで、ルーベンはとんだとばっちりでした。

ポリーは謝罪したけれど、この2人はこれで終わりだと思う。

やはり、ポリーのロマンスはどうでもいい。

トミーがフリーになった今、次シーズンはどんな女性が現れるのか興味津々。

ヒューズ神父を始末したものの、彼の仲間がアーサー、ジョン、マイケル、ポリーを逮捕。

トミーは敵よりももっと強い相手と取引したから大丈夫だと言ったけれど、家族は大激怒。

妻のグレースを失い、家族を失ってしまったトミーの今後の行く末が気になるところです。

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