
永遠の妖精オードリー・ヘプバーン主演の名作。
ラストが切ない・・・。
基本情報
原題名 | Roman Holiday |
制作国 | アメリカ |
製作年度 | 1953年 |
上映時間 | 1時間58分 |
監督 | ウィリアム・ワイラー |
あらすじ
アン王女は欧州の各国を親善旅行している最中、ローマでの多忙なスケジュールに疲れ果て、大使館を抜け出す。
そこで偶然出会った新聞記者ジョーと共に、特別な1日を過ごす。
登場人物とキャスト
画像は全てパブリック・ドメインです。
(著作物などで、その知的財産権が存在せず、あるいは消滅して、公的なものとして誰でも使用可能な状態)

アン王女
演:オードリー・ヘプバーン
生年月日 1929年5月4日
没年月日 1993年1月20日(享年63歳)

ジョー・ブラッドレー
演:グレゴリー・ペック
生年月日 1916年4月5日
没年月日 2003年6月12日(享年87歳)
感想(ネタバレなし)
かわいい・・・。
かわいすぎる。
一体どうなっているのでしょう?
長い髪をバッサリ切るシーンも、ジェラートをほおばるシーンも、スクーターを暴走させるシーンも何もかもがかわいい。
これはもはや、オードリー・ヘプバーンのプロモーション映画ではありませんか。
オードリー以外の俳優がアン王女を演じていたら、これほど大ヒットしなかったかもしれません。
当初は、エリザベス・テイラーの名前も候補に挙がっていました。
ただ、エリザベスはゴージャスな美女すぎて親近感はないかも。
オードリー・ヘプバーンという名前と顔は知っているけれど、映画はまだ見たことがない人!
「ローマの休日」は、オードリーを堪能するのに一番ふさわしい作品です。
感想(ネタバレあり)
「ローマの休日」を見てふと思ったこと
過密な公務に疲れ果てたアン王女は、主治医から鎮静剤を注射されますが、薬が効き始める前に大使館を抜け出します。
けれど、鎮静剤の影響でベンチで眠り込んでしまいます。
たまたま通りかかった新聞記者のジョーは、彼女を自宅に連れて帰ることに・・・。
中年独身男性が見知らぬ若い女性を自宅に・・・。
ジョーがいい人オーラ全開なので、見ている間は何の違和感も感じませんでしたよ。
後でよくよく考えるとおかしい。
50年代は平和な時代だったんですね。
今、この映画を作ったらちょっと問題になるかも。
「ローマの休日」好きなシーン ベスト5

1位 ラストの記者会見
アン王女の記者会見のシーン。
2人は今後2度と会うことはないかと思うと、非常に切なくなるシーンでした。


2位 真実の口のシーン
ジョーがアン王女を驚かせようとして、手がなくなるフリをするシーン。
これはグレゴリー・ペックのアドリブなのですが、本気で驚くオードリーがかわいい。


3位 髪を切るシーン
床屋でアン王女が長い髪をショートにするシーン。
チョビひげ理容師がナンパするのが面白い。
さすがはイタリア男。
この「ヘプバーンカット」は当時日本でも大流行したそう。
あの髪型、日本人には似合わないと思うけど・・・。


4位 スペイン階段でジェラートをほおばるシーン
階段でジェラートをほおばっているだけなのに絵になる!
昔、ローマを訪れたことがありますが、スペイン階段は意味もなく座っている人だらけだった!
私も意味もなく座りましたよ。
気分はオードリー・ヘップバーンってことで。
飲食禁止なのでジェラートはほおばれず。
(2019年からは座るのも禁止になりました)


5位 側近とのやり取りのシーン
ジョーとの別れを決意し、戻って来たアン王女。
「王女様には任務があるのですよ」と苦言を呈する側近に対して「わが国と国家に対する任務を自覚していなければ今夜、戻らなかった」と言い放つアン王女。
アン王女の覚悟に胸を打たれたシーンでした。
総評
アン王女は王室への義務を果たすために、ジョーと別れる決意をします。
最後の記者会見で「最も気に入った訪問地はどこですか?」と質問されるアン王女。
ジョーを見つめながら「ローマです。ローマの思い出は一生忘れられないでしょう」と答える姿がとても切なかったです。
当時は、王女が貴族ではない男性と結婚することが難しかった時代。
「ローマの休日」は、エリザベス女王の妹マーガレット王女(1930~2002年)をモデルにしていたとも言われています。
マーガレット王女は、ピーター・タウンゼント大佐と交際していました。
しかし、王室のために生きると決意し、彼との結婚をあきらめたという経緯が。
アン王女もジョーと結ばれることはありませんでしたが、だからこそ名作として後世の残る作品になったのではないでしょうか。
オードリー・ヘプバーンの作品を視聴するならどこ?

U-NEXTならオードリー・ヘプバーンの作品を11作視聴することができます。
新規登録の人のみ31日間無料トライアルできます。
U-NEXTの特徴
● 34万本以上の映画、ドラマ、アニメが見放題。
● 書籍は110万(漫画71万、書籍32万、ライトノベル7万、雑誌200誌以上)
● 毎月もらえる1200ポイントを、最新映画のレンタルに使える。
※本ページの情報は2025年5月時点のものです。
最新の情報はU-NEXTにてご確認下さい。