ドラマ「ウェンズデー」シーズン1 感想 ネタバレなし&あり

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愛すべき陰キャラのウェンズデーが最高すぎる!
学園で起こる奇怪な事件の真相は?

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原題名Wednesday
制作国アメリカ
製作年度2022年
エピソード数8エピソード

アダムス・ファミリーの長女ウェンズデーは、弟をいじめた生徒に復讐したことで高校を退学になり、両親の母校であるネヴァーモア学園に転校する。

そこでウェンズデーは、町で起こる不審な殺人事件の謎を解き明かそうと奮闘する。

ウェンズデー・アダムス [アダムス家の長女/ネヴァーモア学園の生徒]

演:ジェナ・オルテガ
生年月日 2002年9月27日
モーティシア・アダムス [ウェンズデーの母親]

演:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
生年月日 1969年9月25日
ゴメズ・アダムス [ウェンズデーの父親]

演:ルイス・ガスマン
生年月日 1956年8月28日
マリリン・ソーンヒル [ネヴァーモア学園の教師]

演:クリスティナ・リッチ
生年月日 1980年2月12日
ラリッサ・ウィームス [ネヴァーモア学園の校長]

演:グウェンドリン・クリスティー
生年月日 1978年10月28日

映画「アダムス・ファミリー」でもおなじみのアダムス家の長女ウェンズデーが主役のドラマです。

鬼才ティム・バートンが、1話から4話まで監督しているだけあって、ダークな世界観がさく裂しています。

何といっても一番の魅力は、ウェンズデーでしょう。

変わり者で、社会のつまはじき者。

けれど、本人はどこ吹く風。

事件の謎解きがメインですが、ウェンズデーを見ているだけでも楽しい!

この愛すべきウェンズデーの活躍は、一見の価値があります。

ウェンズデーの魅力

ウェンズデーの魅力を10個挙げてみました。

1 毒舌

2 チェロの名手

3 運動神経が良い

4 幻視能力がある

5 反社会的

6 黒ずくめのファッションが似合っている

7 人に嫌われることを恐れていない

8 実は根は優しい

9 頭の回転が速い

10 かわいい

完璧すぎるキャラクターでしかないです。

弟が学校でいじめられていれば「弟をいじめていいのは私だけ」

スマホを持っていないのかと問われれば「テクノロジーの奴隷は嫌だから」と相手を見下すかっこよさ。

かと思えば、パーティーで披露した黒のドレスのかわいさと、独特のダンス。

次はどんな行動に出るのか楽しみで仕方がない愛すべきキャラクターです。

私としては、このまま陰キャラとして振り切ってほしかったのですが、友達ができて少し丸くなってしまったのが寂しい。

普通の人にはならないでおくれっ!

個性的なキャラクターたち

● アダムス・ファミリー

アダムス家の面々が皆、個性的で楽しいです。

まず両親のモーティシアとゴメズ。

この子にしてこの親あり。

強烈な存在感を放つ両親ですが、学園ドラマなので出番が少ないのが残念。

ゴージャスな美女のモーティシアと、お世辞にもハンサムとはいえないゴメズ。

なぜこの2人が結婚したのか不思議で仕方がなかったのですが、過去のエピソードを見て納得。

ゴメズが身代わりになって、モーティシアの罪を被ったことがあったんですね。

それともう1人(?)忘れてはならない存在が「ハンド」です。

ウェンズデーの手下になって(脅されてですが)大活躍します。

なぜ片方の手だけしかないのかは、アダムス家の謎らしい。

いつか解明してほしい。

ウェンズデーだけがいじめてもいい弟パグズリー。

フランケンシュタインにしか見えない執事のローチ。

ウェンズデーと似た者同士のフェスターおじさん。

あまりにも濃いキャラクターが多すぎ。

次シーズンはアダムス家にスポットライトを当ててほしいものです。

● 人狼のイーニッド

陽気で、優しくて、友達思いで、カラフルなファッションと髪がかわいいウェンズデーのルームメイトで人狼のイーニッド。

ウェンズデーと真反対の性格なのが面白い。

あまりにも真反対すぎると、一周回ってうまくいくものです。

ウェンズデーを助けるために狼に変身して、ハイドになったタイラーと対決するイーニッドの何と勇敢なことよ。

最終決戦後、ウェンズデーに駆け寄り、両腕を広げて抱きつくイーニッド。

ウェンズデーが硬直しながらも、それに応じていたのが素敵でした。

● ラリッサ・ウィームス校長

ラリッサ役のグウェンドリン・クリスティの身長は191cm。

ウェンズデー役のジェナ・オルテガは155cmなので、並ぶとデカさが際立ちます。

デカいけれど、かっこいい。

だって、大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のブライエニー役でブレイクしたグウェンドリンですもの。

男より男らしいブライエニーに胸キュンした人も少なくないはず。

それなのに、マリリン・ソーンヒルに殺されてあっけなく退場。

何でだよっ!

ネヴァーモア学園の校長は、彼女以外考えられないのに・・・。

復活してくれないかな。

● セイレーンのビアンカ

ネヴァーモア学園の「女王様」として君臨する人の心を操れる能力を持つセイレーンのビアンカ。

ウェンズデーと事あるごとに対立します。

たくさんの能力者が登場しますが、どの能力がいいかと問われれば、やっぱり人の心を操れる能力でしょう。

ウェンズデー→幻視能力(つらそう)

イーニッド→人狼(変身するのは嫌)

ゼイヴィア→絵に命を吹き込む能力(あまり役に立たない)

エイジャックス→石化能力(ずっと帽子をかぶっていなければいけないから嫌)

ユージーン→蜂を操る能力(何の役にも立たない)

タイラー→ハイド(絶対に嫌!)

ラリッサ→シェイプシフター(たまに役に立ちそう)

やっぱりビアンカが持つ能力が一番役に立ちそう。

ビアンカはウェンズデーのライバルとして突っ走るのかと思ったら、やはりそこは学園ドラマ。

ウェンズデーがピンチの時は助太刀します。

けれど、2人が仲の良い友達になれるのかどうかは次回に期待。

真犯人の正体は?

怪物による殺人事件が、学園内外で発生。

怪物の正体(ハイド)は、風見鶏カフェの店員で、ウェンズデーと親しくなったタイラー・ガルピンでした。

母親がハイドだったので、その血を受け継いだのです。

ウェンズデーの同級生ゼイヴィア・ソープが犯人なのではないかというミスリードがありましたよね。

これはわざとらしすぎて、逆に犯人ではないなと。

タイラーが犯人なのは想定内でした。

ハイドを操っていた人物は、やはり教師のマリリン・ソーンヒル、本名ローレル・ゲイツでした。

クリスティナ・リッチが単なるチョイ役の教師で終わるはずがありません。

これは事件に一枚かんでいるなと思っていたので、驚きはありませんでした。

マリリン(=ローレル)は家族を不幸にしたネヴァーモアへの復讐のため、ハイドを使って人を殺していたのです。

個人的には犯人探しよりも、ジョセフ・クラックストーンとウェンズデーの対決の方が面白かった!

クラックストーンはジェリコの町を作った宗教家です。

数百年前に、ウェンズデーの先祖グッディ・アダムスを魔女として火あぶりにしようとした人物でした。

命からがら逃げだしたグッディが、クラックストーンを倒したという過去が明らかになります。

マリリン(=ローレル)はクラックストーンの末えいで、彼をよみがえらせてウェンズデーと戦わせます。

今まで一匹狼だったウェンズデーが、仲間の協力でクラックストーンを倒す姿にはぐっときましたね。

真犯人は分かりやすく、意外性はなかったけれど、このラストシーンはなかなか見ごたえがありました。

ウェンズデーの名前の由来は、マザーグースの童謡がヒントになっています。

月曜生まれは面がいい

火曜生まれは品がいい

水曜生まれは悲しみいっぱい

木曜生まれは遠っぱしり

金曜生まれはかわいらしくて愛想がいい

土曜生まれはせっせと働いてパンを得る

安息日に生まれたものは陽気できれいで気だてがいい

【参考文献】「完訳マザーグース」W.S.ベアリングールド/C.ベアリングールド著 石川澄子訳 鳥影社

水曜日と土曜日に生まれた人はかわいそう・・・。

事件は無事解決。

テクノロジーの奴隷にはならないと誓っていたウェンズデーが、ゼイヴィアからスマホをプレゼントされて・・・あれ?

もしや恋に発展するの?

とにもかくにも、めでたし、めでたし・・・と思いきやウェンズデー宛てに「お前を見ている」という差出人不明のメッセージが・・・。

これは断然面白くなってきました。

次シーズンが楽しみです。

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