ドラマ「ウェンズデー」シーズン1 感想 ネタバレなし&あり

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愛すべき陰キャラのウェンズデーが最高すぎる!
学園で起こる奇怪な事件の真相は?

原題名Wednesday
制作国アメリカ
製作年度2022年
エピソード数8エピソード

架空の町ジェリコ。

毒舌で一風変わった少女ウェンズデーは、両親の母校ネヴァーモア学園に入学することに。

しかし、そこで奇怪な出来事に巻き込まれてしまう。

ウェンズデー・アダムス

演:ジェナ・オルテガ(2002年9月27日生まれ)

アダムス家の長女/ネヴァーモア学園の生徒

ウェンズデーを演じるジェナ・オルテガは、今作でブレイク。

ティム・バートン監督の次回作「ビートル・ジュース」の続編のヒロインに抜てきされたりと、今後の活躍が大いに期待される俳優です。

モーティシア・アダムス

演:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

ウェンズデーの母親

モーティシアに怖いくらいぴったりのキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。

若い頃から色気たっぷりでしたが、年を重ねても美貌はあいかわらず。

黒ずくめの衣装が似合いすぎです。

ゴメズ・アダムス

演:ルイス・ガスマン(1956年8月28日生まれ)

ウェンズデーの父親

ゴメズを演じるルイス・ガスマンは、脇役として多数の映画に出演。

顔だけは知っているという人も多いのではないでしょうか。

コワモテだけれど、なぜかかわいい。

マリリン・ソーンヒル

演:クリスティナ・リッチ(1980年2月12日生まれ)

ネヴァーモア学園の教師

マリリンを演じるクリスティナ・リッチは、人気子役として数々の作品に出演。

映画「アダムス・ファミリー」(1991年)「アダムス・ファミリー2」(1993年)でウェンズデー役を演じました。

今作に別の役で登場してくれたのはうれしい驚き。

ラリッサ・ウィームス

演:グウェンドリン・クリスティー(1978年10月28日生まれ)

ネヴァーモア学園の校長

ラリッサを演じるグウェンドリン・クリスティーは、大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のブライエニー役で大ブレイク。

男より男らしいブライエニーに胸キュンした人も少なくないはず。

男優より上背があると(191cm!)役を得られないものですが、それは一昔前の話。

長身を生かしたダイナミックな演技が魅力です。

映画「アダムス・ファミリー」でもおなじみのアダムス家の長女ウェンズデーが主役のドラマです。

あの鬼才ティム・バートンが、1話から4話まで監督しているだけあって、ダークな世界観がさく裂しています。

何といっても一番の魅力はウェンズデーでしょう。

変わり者で、社会のつまはじき者。

けれど本人はどこ吹く風で、我が道を突き進む性格は、同調を重んじる日本人にとってはうらやましい限り。

事件の謎解きがメインですが、ウェンズデーを見ているだけでも楽しい!

この愛すべきウェンズデーの活躍を見るだけでも一見の価値があります。

ウェンズデーの魅力

ウェンズデーの魅力を10個あげてみると、

1 毒舌

2 チェロの名手

3 運動神経が良い

4 幻視能力がある

5 反社会的

6 黒ずくめのファッションが似合っている

7 人に嫌われることを恐れていない

8 実は根は優しい

9 頭の回転が速い

10 かわいい

と、完璧すぎるキャラクターでしかないです。

弟が学校でいじめられていれば、「弟をいじめていいのは私だけ」

スマホを持っていないのかと問われれば、「テクノロジーの奴隷は嫌だから」と相手を見下すかっこよさ。

かと思えば、パーティーで披露した黒のドレスのかわいさと、独特のダンス。

次はどんな行動に出るのか楽しみで仕方がない愛すべきキャラクターです。

私としては、このまま陰キャラとして振り切ってほしかったんですけど、友達ができて少し丸くなってしまったのが寂しい。

普通の人にはならないでおくれっ!

アダムス・ファミリー

アダムス家の面々が皆、個性的で楽しいです。

まず両親のモーティシアとゴメズ。

この子にしてこの親あり。

強烈な存在感を放つ両親ですが、学園ドラマなので出番が少ないのが残念。

ゴージャスな美女のモーティシアと、お世辞にもハンサムとはいえないゴメズ。

なぜこの2人が結婚したのか不思議で仕方がなかったのですが、過去のエピソードを見て納得。

ゴメズが身代わりになって、モーティシアの罪を被ったことがあったんですね。

そんなことをされたら惚れてしまう。

それともう1人(?)忘れてはならない存在が「ハンド」です。

ウェンズデーの手下になって(脅されてですが)大活躍します。

なぜ片方の手だけしかないのかは、アダムス家の謎らしい。

いつか解明してほしい。

ウェンズデーだけがいじめてもいい弟パグズリー。

もはやフランケンシュタインにしか見えない執事のローチ。

ウェンズデーと似た者同士のフェスターおじさん。

あまりにも濃いキャラクターが多すぎ。

次シーズンはもっとアダムス・ファミリーにスポットライトを当ててほしいものです。

真犯人の正体は?

怪物による殺人事件が学園内外で発生。

怪物の正体(ハイド)は、風見鶏カフェの店員で、ウェンズデーと親しくなったタイラー・ガルピンでした。

母親がハイドだったので、その血を受け継いだのです。

ウェンズデーの同級生ゼイヴィア・ソープが犯人なのではないかというミスリードがありましたよね。

これはわざとらしすぎて、逆に犯人ではないなと。

タイラーが犯人なのは想定内でした。

ハイドを操っていた人物は、やはり教師のマリリン・ソーンヒル、本名ローレル・ゲイツでしたね。

クリスティナ・リッチが単なるチョイ役の教師で終わるはずがありません。

これは事件に一枚かんでいるなと思っていたので、驚きはありませんでした。

マリリン(=ローレル)は家族を不幸にしたネヴァーモアへの復讐のため、ハイドを使って人を殺していたのです。

個人的には犯人探しよりも、ジョセフ・クラックストーンとウェンズデーの対決のほうが面白かった!

クラックストーンは、ジェリコの町を作った宗教家です。

数百年前に、ウェンズデーの先祖グッディ・アダムスを魔女として火あぶりにしようとした人物でした。

命からがら逃げだしたグッディが、クラックストーンを倒したという過去が明らかになります。

マリリン(=ローレル)は、クラックストーンの末えいで、彼を蘇らせウェンズデーと戦わせました。

今まで一匹狼だったウェンズデーが、仲間の協力でクラックストーンを倒す姿にはぐっときましたね。

真犯人は分かりやすく、意外性はなかったけれど、このラストシーンはなかなか見ごたえがありました。

ウェンズデーの名前の由来は、マザーグースの童謡がヒントになっています。

月曜生まれは面がいい

火曜生まれは品がいい

水曜生まれは悲しみいっぱい

木曜生まれは遠っぱしり1

金曜生まれはかわいらしくて愛想がいい

土曜生まれはせっせと働いてパンを得る

安息日に生まれたものは陽気できれいで気だてがいい

【参考文献】「完訳マザーグース」W.S.ベアリングールド/C.ベアリングールド著 石川澄子訳 鳥影社

水曜日、木曜日、土曜日に生まれた人はかわいそう・・・。

  1. 遠っ走り→遠くまで出かけること。 ↩︎

事件は無事解決。

テクノロジーの奴隷にはならなかったウェンズデーが、ゼイヴィアからスマホをプレゼントされて・・・あれ?

もしや恋に発展するの?

とにもかくにも、めでたし、めでたし・・・と思いきやウェンズデー宛てに「お前を見ている」という差出人不明のメッセージが・・・。

これは断然面白くなってきました。

次シーズンが楽しみです。

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