映画「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」感想 ネタバレなし&あり

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ならず者たちの熱き戦いに目が離せない。
ラスト3分は鳥肌ものです!

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原題名Rogue One
制作国アメリカ
製作年度2016年
上映時間2時間13分
監督ギャレス・エドワーズ

帝国軍が開発した究極兵器デス・スターの設計図を奪取するために、反乱軍が危険な任務に挑む。

● スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年)
● スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃  (2002年)
● スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐    (2005年)

● ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年)

● スター・ウォーズ エピソード4/新たなる野望 (1977年)
● スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲  (1980年)
● スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年)

● スター・ウォーズ フォースの覚醒      (2015年)
● スター・ウォーズ 最後のジェダイ      (2017年)
● スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け (2019年)

ジン・アーソ

演:フェリシティ・ジョーンズ(1983年10月17日生まれ)

女戦士。

ジンを演じるフェリシティ・ジョーンズは、アンニュイな雰囲気が魅力の俳優です。

最初は、女戦士の役ってイメージ的にどうなんだろう・・・と思っていましたが、今作ではパワフルな演技を見せてくれます。

それにしても、SWは意志が強くて、たくましい女性キャラクターが多い。

キャシアン・アンドー

演:ディエゴ・ルナ(1979年12月29日生まれ)

反乱軍の情報将校。

キャシアンを演じるディエゴ・ルナは、ハリウッドで成功したメキシコ出身のスターです。

南米系の俳優というと、密売人といったステレオタイプの役が多いですよね。

そんな中、D・ルナはSWシリーズでヒーロー役を演じたわけですからたいしたものです。

今後も活躍が期待される俳優です。

オーソン・クレニック

演:ベン・メンデルソーン(1969年4月3日生まれ)

帝国軍の高階級将校。

クレニックを演じるベン・メンデルソーンは、今作以降、脇役から重要な役を演じることが多くなりました。

野心的で冷酷なクレニック役にぴったり。

真っ白な軍服に白の長いケープがよくお似合い。

おしゃれ番長すぎます。

チアルート・イムウェ

演:ドニー・イェン(1963年7月27日生まれ)

盲目の僧侶。

チアルートを演じるドニー・イェンは、ベイズ役のチアン・ウェン同様、アジア人として初めてSWシリーズの主要キャストに起用されました。

チアルートは元々、盲目のキャラクターではありませんでしたが、D・イェンの提案により変更されたという経緯が。

帝国軍相手にキレッキレのアクションを披露しています。

ゲイリン・アーソ

演:マッツ・ミケルセン(1965年11月22日生まれ)

ジン・アーソの父/科学者。

ゲイリンを演じるマッツ・ミケルセンといえば、親日家でジェントルマンで、ファン思い。

イケオジ界の帝王として、日本の女子たちをとりこにしています。

今作では、娘を愛する父親の役で「私のスター・ダスト」と呼ばれたい女子が増えそうな予感。

ベイズ・マルバス

演:チアン・ウェン(1963年1月5日生まれ)

チアルートの相棒。(というか世話焼き女房状態)

ベイズを演じるチアン・ウェンは、英語が不得意だったため、息子に脚本を読んでもらったとのこと。

ヒーローの役だから絶対に出るべきだと言われ出演することに。

D・イェンとJ・ウェン・・・中国人俳優が2人も出演するなんて、チャイナ・マネーのにおいがプンプンするような気がするのは私だけ?

ボーディー・ルック

演:リズ・アーメッド(1982年12月1日生まれ)

元帝国軍の貨物船のパイロット。

ボーディーを演じるリズ・アーメッドは、役を得るために監督に大量のメールを送って見事ゲット。

ストーカー行為で訴えられなくて良かったですね。

今作は「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」の直前を描いた作品です。

反乱軍はどうやってデス・スターの設計図を入手できたのか?

その答えを見ることができます。

「スター・ウォーズ」シリーズを全く見たことがない!という人は、まず先に見ることをおすすめします。

今作はラスト3分にものすごい展開が!

SWの熱烈なファンでなくてもこれには狂喜乱舞するはず。

まさか「あの人たち」が登場するなんて・・・。

これは見ないと損です。

ならず者たち

帝国の究極兵器デス・スターの設計図を入手するために、ローグ・ワン=ならず者たちが命がけで戦うという熱い展開が繰り広げられます。

このならず者たちが実に魅力的。

紅一点の強いヒロイン、ジン。

優秀なスパイ、キャシアン。

固い友情で結ばれたチアルートとベイズ。

帝国軍を裏切るというレアなキャラクターのボーディー。

思ったことをすぐ口にしてしまうキャシアンの相棒K-2SO。

2時間強の映画なので、人物の掘り下げがほとんどなかったのは仕方がないけれど、それでももっと彼らのことを知りたかった!

そしたら、キャシアンを主人公にしたドラマ「キャシアン・アンドー」が絶賛配信中ではありませんか。

キャシアンは好きなキャラクターだったのでうれしい。

「キャシアン・アンドー」の感想はこちら→ドラマ「キャシアン・アンドー」シーズン1 感想 ネタバレなし&あり

設計図の入手には成功したけれど、デス・スターがレーザーを発射したことによって、ローグ・ワンメンバーは全滅。

悲しい結末を迎えてしまいました。

せめてジンとキャシアンだけでも生きていてほしかったけれど、つじつまが合わなくなるので無理だったのかなと。

もし生きていたら、なぜSWシリーズに出てこないんだ?ということになりますものね。

最期、ジンとキャシアンが抱き合って終わりを迎えるシーンが最高に美しかった!

地平線から襲ってくる爆風を前に、使命を果たした2人の顔の何とすがすがしいことか。

ジンの父ゲイリンが娘のことを「スターダスト=星くず」と呼んでいましたよね。

最初は何で「星くず」なんてあだ名を付けるのかと思っていました。

もっと美しい星の名前を付けたらいいのに・・・と。

けれど、ジンは最期は「星くず」となってしまいました。

帝国軍を倒すために多くの人間が「星くず」になったのかと思うとすごく切ない気持ちになる映画でした。

ダースベイダー降臨!

ダースベイダーが悪党だってことは分かっていますよ。

分かってはいるけれど、敵ながらほれぼれするかっこよさ!

登場するだけで神々しさを感じるキャラクターなんて滅多にいません。

もうね、ラスト3分が狂喜乱舞よ。

盗まれた設計図のデータを取り戻すため、反乱軍の旗艦に乗り込むダースベイダー。

かっこよすぎる・・・。

けれど、反乱軍の兵士もデータを死守すべく次々と命を落とします。

もう、どっちもかっこいい!!

そしてデータはレイア姫の元へ。

レ・・・レイア姫~!!

受信したデータを受け取ったレイアに「それは何ですか?」と尋ねる兵士。

「希望です」と答え、エンドロールよ。

こんな心憎いラスト、なかなかありません。

レイア姫役のキャリー・フィッシャーと、ターキン総督役のピーター・カッシングはすでに亡くなっていたため、CGで合成されました。

代わりの俳優の顔に、実際のレイアやターキンの顔を重ねたというのだからすごい。

違和感が全然なかったです。

デス・スターのデータを入手したレイア姫は、オビ=ワン・ケノービに助けを求めるというのがその後の展開になります。

2016年制作「ローグ・ワン」から、1977年制作「スター・ウォーズ エピソード4」にバトンタッチするなんてすごいの一言。

矛盾する点が全くないのが奇跡です。

スター・ウォーズは永久に不滅です!(ドヤ顔)